「1月って、結局どこに入ればいいの?」毎年この時期になると、仲間内で同じ話になりませんか。日本海は冬型で荒れ、千葉は西風で削られ、湘南は小波。そんな印象で1月を捨ててしまう人は多いんです。でも実は、1月は年間で最もうねりの供給源が多い月。冬型、南岸低気圧、アリューシャンの長周期うねり。3つの供給源が同時に動く月は、1月しかありません。
しかも2027年1月は「普通の1月」にはなりそうにありません。気象庁が10月9日に発表したエルニーニョ監視速報で、9月の海面水温偏差は+4.0℃。1949年以降で過去最大です。冬型が続かず、南岸低気圧が通りやすい。そんな構図が1月まで持ち越される可能性が高いんです。
この記事は2026年12月の波予想に続く、1月特化版です。冬型の周期がどう回るのか、エリア別にどの風向きで入れるのか、水温の底は何℃で何を着るのか。そして初売りで何を買うべきか。気象庁と日本気象協会の一次データをもとに、1月の1か月分だけに絞って整理しました。読み終えるころには、1月のカレンダーに「狙う日」の印が付けられるはずです。
目次
- 2027年1月の波の全体見通し|3行サマリーと根拠データ
- 冬型はどう回るか|上旬・中旬・下旬の見通し
- エリア別:どの風向きで入れるか|湘南・千葉・茨城・日本海・西日本
- 1月の水温の底と必要なウェットの厚み|エリア別早見表
- 1月に狙える低気圧うねりのパターン|狙う日と避ける日
- 2027年1月のカレンダー|連休・大潮・日の出から逆算する
- 初売り・冬セールで買うべきもの|1月の買い方の順番
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:1月は「冬型が緩んだ翌日」と「南岸低気圧の翌朝」で組む
2027年1月の波の全体見通し|3行サマリーと根拠データ
まず結論を3行で。2027年1月の見通しはこうです。
- 冬型は「来ても2〜3日で緩む」。日本海は冬型の翌日に単発で狙う月になる。平年のような1週間続く冬型は少ない。
- 太平洋側は南岸低気圧の通過が多い。千葉・茨城・湘南は平年の1月より波数が増える。ただし低気圧の後ろの寒気で、一時的に真冬の海になる日もある。
- 水温は平年よりやや高め。それでも1月下旬には各エリアで底に近づく。気温と風は別問題なので、装備は「水温プラス風」で決める。
この3行の根拠になっているのが、次の一次データです。発表日と取得日をあわせて載せておきます。
| データ | 発表元・発表日 | 1月に関係するポイント |
|---|---|---|
| エルニーニョ監視速報 | 気象庁・2026年10月9日 | 9月の監視海域の海面水温偏差は+4.0℃で1949年以降の最高(従来は1997年12月の+3.6℃)。ピークは11〜12月、冬の間はエルニーニョが続く見込み(100%) |
| 寒候期予報(12〜2月) | 気象庁・2026年9月18日 | 東・西日本の冬の気温は「高い」確率60%。全国的に暖冬傾向 |
| 冬の天候見通し | 日本気象協会・2026年9月30日/10月8日 | 12月・1月は全国的に気温が高く、本格的な冬の到来は遅れる。冬型は続きにくく、南岸低気圧が通過しやすい。2月は寒暖差が大きく強い寒気が南下する可能性 |
| 2016年1月の天候まとめ | 気象庁 | 前回の大型エルニーニョの1月。前半は記録的高温、18日に南岸低気圧で関東大雪、24日に記録的寒波(直近の類似年として参照) |
取得日はいずれも2026年10月13日です。気象庁は毎月10日前後にエルニーニョ監視速報を、25日前後に3か月予報を更新します。10月下旬の3か月予報で1月の見通しが初めて出ますし、11月・12月の発表で前提が変わる可能性もあります。年末にもう一度、この表と最新発表を見比べてください。
1月だけは「暖冬=波がない」にならない理由
暖冬の年は波が小さい。そう思われがちですが、1月に限っては逆のことが起きやすいんです。冬型が弱いということは、日本付近を低気圧が通りやすいということ。西高東低に固定されない分、南岸低気圧が頻繁に通り、太平洋側に東〜北東のうねりを運びます。平年の1月は「冬型で西風、千葉は小波」が定番ですが、2027年はこの定番が崩れる可能性が高い。日本海のサーファーには厳しく、太平洋側のサーファーには追い風の1月です。
2016年1月に起きたこと
前回の大型エルニーニョは2015〜16年の冬でした。気象庁のまとめによると、2016年1月は1〜7日が記録的な高温で、4日には全国43地点で1月の最高気温を更新。ところが18日に南岸低気圧が通って東京で6cm、前橋で20cmの雪。そして23〜25日には今度は強い寒波。鹿児島県名瀬で115年ぶりの雪、沖縄本島で観測史上初の降雪を記録しました。暖冬の1月でも、月の中に「南岸低気圧」と「一発の寒波」の両方が入る。これが1月のエルニーニョの型です。2027年1月もこの型を頭に入れておくと、予報の見方が変わります。
冬型はどう回るか|上旬・中旬・下旬の見通し

平年の1月は、冬型が月の半分以上を占めます。2027年は「冬型が来ても続かない」月になりそうです。上旬・中旬・下旬に分けて、平年の姿と今年の見通しを並べました。
| 時期 | 平年の姿 | 2027年の見通し | 主役になるうねり |
|---|---|---|---|
| 上旬(1〜10日) | 年末年始の寒波が残り、冬型が強い。日本海は本番、太平洋側は西風で小波 | 年末の冬型は短く緩む。正月は移動性高気圧で風が弱い日が多い。南岸低気圧が1〜2回 | 太平洋側:南岸低気圧の東うねり/日本海:冬型翌日の単発 |
| 中旬(11〜20日) | 冬型が最も安定する時期。日本海は連日、千葉北は北東うねりが入れば当たり | 冬型と低気圧が交互。南岸低気圧の後ろで寒気が入り、2〜3日だけ真冬の海 | 二つ玉→冬型の切替日(千葉南・伊豆)/アリューシャンの長周期北東うねり |
| 下旬(21〜31日) | 1年で最も寒い時期。水温が底に近づく。日本海は大荒れか無風かの両極端 | 暖冬でも一発の強い寒波が入る可能性。2016年1月24日型。寒波の前後に太平洋側が整う | 寒波前の南岸低気圧うねり/寒波明けの日本海 |
上旬|年末年始は「風が弱い正月」になりやすい
年末に冬型が入っても、2027年は2〜3日で緩む見通しです。すると正月三が日は移動性高気圧に覆われ、風が弱く面が整った小波になる確率が上がります。元旦サーフィンには好条件ですね。ただしサイズは期待しすぎないこと。腰前後の東うねりが残っていれば御の字です。年始の南岸低気圧が1回通れば、4〜7日あたりに太平洋側で胸〜肩のチャンスが一度来るでしょう。
中旬|冬型と低気圧が交互に来る「忙しい10日間」
中旬は平年なら冬型が固定される時期ですが、2027年は低気圧の通過と冬型が交互に来るリズムになりそうです。低気圧が通る、その後ろで寒気が入って2日ほど冬型、また緩んで次の低気圧。この繰り返しは、実はサーファーにとって一番おいしい周期です。低気圧でうねりが入り、冬型のオフショアで面が整い、緩んだ日に日本海が割れる。3〜4日のサイクルで全国どこかに波がある状態になります。
下旬|暖冬でも「一発の寒波」は想定しておく
日本気象協会は「2月は寒暖の差が大きく、強い寒気が南下する可能性」と書いています。2016年の例を見ると、その寒気は1月下旬に前倒しで来ることもあります。1月24日前後に強い寒波が来た場合、日本海は数日間クローズアウト、太平洋側は強い西〜北西風で千葉北が削られます。狙うのは「寒波が来る前日の南岸低気圧翌朝」と「寒波が抜けた翌日の日本海」。寒波の真っ最中に無理をしない。これだけ覚えておけば、下旬の計画は立てやすくなります。
エリア別:どの風向きで入れるか|湘南・千葉・茨城・日本海・西日本

1月は「どの気圧配置で、どの風が吹いたら、どこに行くか」の対応表が要ります。持っているかどうかで、入れる日数が倍近く変わります。2027年の見通しをふまえた、エリア別の早見表です。
| エリア | 入れる気圧配置 | ベストの風 | 2027年1月の期待度 | 狙い方 |
|---|---|---|---|---|
| 湘南 | 南岸低気圧の通過翌朝 | 北〜北西(弱いオフショア) | 平年より高い | 東うねりの残りを早朝に。相模湾は回り込みにくいので千葉より一段小さい |
| 千葉北(九十九里〜一宮) | 南岸低気圧・北東うねり | 北西〜西(弱め) | 高い | 低気圧の翌朝が勝負。北東風が残る日は朝一の1時間に賭ける |
| 千葉南(鴨川〜千倉) | 二つ玉低気圧→冬型への切替日 | 北〜北西 | 平年並〜やや高い | 南うねりが残ったまま北風に変わる日。切替の半日を狙う |
| 茨城・東北 | 北東うねり、アリューシャンの長周期うねり | 西〜南西 | 高い(ただし水温は本気の冬) | うねりは豊富。低体温と西風の強さが制約 |
| 伊豆・静岡 | 南岸低気圧 | 北〜北東 | 平年より高い | 黒潮で水温が高い。東〜南東うねりを拾える |
| 日本海(新潟〜鳥取) | 冬型が緩んだ翌日 | 南〜東(弱い) | 平年より低い | 冬型の持続が短いので「翌日の単発」を逃さない |
| 四国・九州(太平洋側) | 冬型(西風がオフショア)・南岸低気圧 | 北西 | 平年並 | 冬型で面が整うエリア。うねりの供給は低気圧待ち |
| 種子島・沖縄 | 冬型の北〜北東うねり | 北西〜西 | 平年並〜高い | 冬型が入るほど波数が増える。水温20℃超で1月の逃げ先 |
太平洋側は「低気圧の翌朝」で組む
湘南・千葉・茨城に共通するのは、南岸低気圧の通過翌朝が王道だということです。低気圧が通っている最中は東〜北東の風でジャンク。抜けた翌朝、北西のオフショアに変わって一気に整います。2027年はこの翌朝のチャンスが平年の1月より多く巡ってくる見通しです。千葉北のポイント別の向きは千葉北サーフィンガイドにまとめています。
日本海は「冬型が緩んだ翌日」だけに絞る
日本海のサーファーには正直に書きます。2027年1月は我慢の月です。冬型が1週間続く年なら、2日目以降に風が落ちて割れる日が増えますが、今年は2〜3日で緩んでしまう。狙えるのは「冬型が緩んで移動性高気圧に入った翌日」。うねりだけが残って風が止む、あの1日です。風向き別のポイントの選び方は冬の北西風はどこに入る?で解説しています。
1月の逃げ先は種子島・宮崎・沖縄
冬型が入ると、北〜北東のうねりが素直に届くのが種子島と宮崎、沖縄の北面です。しかも水温は20℃前後。1月の連休に「暖かい海で波数を稼ぐ」という選択肢は、今年は特に価値があります。行き方と宿の相場は種子島サーフィンガイドをどうぞ。
1月の水温の底と必要なウェットの厚み|エリア別早見表

1月の水温は、エリアによっては2月上旬に底を打ちます。つまり1月は「下がりきる直前」。2027年は気温が高い見通しなので、水温も平年よりやや高めで推移しそうです。それでも1月下旬には、各エリアで年間最低付近に入ります。平年の目安と2027年の見通し、推奨装備を一覧にしました。
| エリア | 1月の水温(平年の目安) | 2027年の見通し | 推奨ウェット | 小物 |
|---|---|---|---|---|
| 湘南 | 14〜15℃ | 15〜16℃ | セミドライ、または5/3mmフル | ブーツ3mm。朝の気温5℃以下はグローブ |
| 千葉北 | 13〜15℃ | 14〜15℃ | セミドライ | ブーツ3〜5mm、グローブ必須 |
| 千葉南 | 15〜16℃ | 16℃前後 | セミドライ、または5/3mmフル | ブーツ3mm。北風が強い日はキャップ |
| 茨城・仙台 | 10〜12℃/8〜10℃ | +1℃程度 | セミドライ(フードあり) | ブーツ5mm、グローブ3〜5mm、キャップ必須 |
| 伊豆・静岡 | 16〜17℃ | 17℃前後 | 5/3mmフル | ブーツは体感次第。1月下旬はグローブ |
| 日本海(新潟・鳥取) | 10〜13℃ | 11〜13℃ | セミドライ(フードあり)、人によりドライ | ブーツ5mm、グローブ、キャップは全部 |
| 四国・九州 | 17〜19℃ | 18〜19℃ | 5/3mmフル、または3mmフル+起毛インナー | ブーツは任意。風の強い日はキャップ |
| 種子島・沖縄 | 20〜22℃ | 21〜22℃ | 3mmフル〜シーガル | 基本不要。長時間入るなら起毛インナー |
水温の数字は、気象庁の海面水温の概況と各エリアのサーファーの実測から組んだ目安です。同じ湘南でも江の島の西と東で1℃違いますし、河口の近くは雨の翌日に2℃落ちます。あくまで「切り替えの判断に使う物差し」として見てください。
切り替えの目安は「16℃」と「14℃」
12月の記事でも書いた基準をもう一度。水温16℃を切ったら5/3mmフルからセミドライへの切替を考える。14℃を切ったらブーツとグローブを「迷わず付ける」。1月は多くのエリアでこの2本の線をまたぐ月です。セミドライと5mmフルのどちらを買うべきか迷っているなら、セミドライと5mmフルスーツの違いで判断表を作っています。
装備は「水温」ではなく「水温+風」で決める
1月に体を冷やす最大の要因は、水温ではなく風です。水温15℃で無風の日と、水温15℃で北西10mの日では、体感温度が5℃以上違います。海から上がった瞬間、濡れたウェットに風が当たる。あの数分で体温が奪われるんです。気圧配置の表で「冬型初日」「寒波初日」を避けるのは、波が悪いからだけではありません。風が最も強い日だからです。ヘッドキャップとグローブは「水温が何℃になったら」ではなく「朝の気温が5℃を切ったら」で付ける。これが1月のルールです。
1月下旬は「上がる判断」を先に決めておく
水温が底に近づく1月下旬は、入る前に「何分で上がるか」を決めておくほうが安全です。震えが止まらない、手がかじかんでリーシュが外せない。そこまで行くと車に戻るまでの時間がつらくなります。線引きの目安はサーフィンの低体温症|上がる基準と冬サーフィンで体調を崩さない線引きにまとめました。
1月に狙える低気圧うねりのパターン|狙う日と避ける日

1月のうねりは「どの低気圧が、どこを通って、何時間吹いたか」でほぼ決まります。2027年に出番が多くなりそうな順に、狙い目のパターンを4つ、避けるべき日を3つ挙げます。
狙い目1|南岸低気圧の通過翌朝(太平洋側の王道)
本州の南岸を低気圧が東に進むと、通過中は東〜北東の風でジャンク。抜けた翌朝、北西に風が変わって東うねりが残ります。千葉北が最も素直に反応し、湘南は一段小さく、伊豆は東〜南東の成分を拾います。2027年はこのパターンが月に3〜4回来てもおかしくありません。前日夕方の予報で「翌朝は北西の風、気圧の谷は東海上へ」と出たら、翌朝は迷わず海へ。
狙い目2|冬型が緩んだ翌日の日本海
冬型が2〜3日続いて緩み、移動性高気圧に入る日。日本海のうねりだけが残って風が止む、年に数回しかない上質な日です。2027年は冬型自体が短いので、この「緩んだ翌日」のチャンスは平年より多く、1回あたりの規模は小さめになります。新潟・石川・鳥取のどこに行くかは、うねりの向きと残り方で変わります。
狙い目3|アリューシャン低気圧の長周期北東うねり
日本のはるか北東、アリューシャン付近で低気圧が発達すると、周期12〜15秒の北東うねりが2〜3日遅れて届きます。茨城・千葉北で「風は弱いのに、セットだけ頭を超える」日があったら、たいていこれ。エルニーニョの冬はアリューシャン低気圧が強まりやすいと言われています。2027年1月は、この長周期うねりの出番が平年より増えるかもしれません。遠くの低気圧なので、72時間先の天気図で「北太平洋に960hPa台の低気圧」を見つけたら印を付けておきましょう。
狙い目4|二つ玉低気圧から冬型に切り替わる半日(千葉南・伊豆)
日本海と太平洋に二つの低気圧が並んで通る二つ玉のあと、冬型に切り替わる瞬間があります。南うねりが残ったまま風が北に変わるこの半日は、千葉南と伊豆の南向きポイントが整います。チャンスは午前中だけ。午後には冬型が強まって北風が吹き上がるので、判断は前夜に済ませてください。
避ける日1|寒波初日・冬型初日の早朝
等圧線が縦に密に並んだ冬型の初日は、太平洋側では強い西〜北西風、日本海側はクローズアウト。しかも気温が一番低い日です。波も風も体温も、すべてが悪いほうに揃います。2027年1月で最も警戒すべきは、下旬に来るかもしれない「一発の寒波」の初日。駐車場の凍結も重なるので、無理に出ないのが正解です。
避ける日2|二つ玉低気圧の通過中
二つ玉が通っている最中は、風向きが数時間単位で変わり、うねりの向きも定まりません。波情報で「切替待ち」と出る日ですね。狙い目4で書いたとおり、価値があるのは抜けた後の半日だけです。
避ける日3|南岸低気圧の通過中(雪になる日)
1月の南岸低気圧は、関東で雪になることがあります。2016年1月18日のように、海沿いでも道路が凍る日です。波はジャンクで、帰り道が危ない。翌朝に備えて車の準備をしておく日と割り切りましょう。
予報の見方|1月は「3日先」と「低気圧の後ろの寒気」
1月の予報で見るべきは、3日先の天気図と「低気圧の後ろに寒気が入るか」の2点です。低気圧が抜けても寒気が入らなければ、翌朝は無風で面がきれい。寒気が入れば北西が強まって千葉北は削られ、代わりに日本海の次のチャンスが近づきます。この分岐を前日夕方に判断できれば、1月の失敗はかなり減ります。
2027年1月のカレンダー|連休・大潮・日の出から逆算する

気圧配置は当日まで分かりませんが、暦は今から分かります。2027年1月の連休、潮回り、日の出時刻を一覧にしました。混雑と潮と明るさを先に押さえておくと、天気図を見たときの判断が速くなります。
| 日付 | 暦・潮 | 東京の日の出/日の入 | サーファー目線のメモ |
|---|---|---|---|
| 1月1日(金)〜3日(日) | 三が日。1月1日は月齢23前後の小潮 | 6:51/16:39 | 初日の出サーフは混む。風が弱い正月になりやすい年。サイズより面重視 |
| 1月4日(月)〜8日(金) | 8日(金)新月。7〜10日が大潮 | 6:51/16:43 | 仕事始め。平日の朝一は空く。年始の南岸低気圧があればこのあたり |
| 1月9日(土)〜11日(月・祝) | 成人の日の3連休。大潮〜中潮 | 6:51/16:47 | 1月で最も混む3日間。大潮で潮の動きが大きく、朝の干満を要確認 |
| 1月12日(火)〜20日(水) | 16日(土)上弦、中潮〜小潮 | 6:50〜6:48/16:49〜16:56 | 冬型と低気圧が交互に来る時期。平日休みが取れるならここ |
| 1月21日(木)〜24日(日) | 22日(金)満月。21〜24日が大潮 | 6:47/16:57〜17:00 | 寒波が来るならこのあたり。前後の太平洋側と寒波明けの日本海を狙う |
| 1月25日(月)〜31日(日) | 29日(金)下弦、小潮 | 6:46〜6:42/17:01〜17:08 | 日の入が17時を回り、仕事後の夕方は無理でも朝の時間が伸びる |
成人の日の3連休は「大潮の朝」に注意
1月9〜11日の3連休は、新月翌日からの大潮と重なります。朝の干潮が深いポイントでは、6時台に割れないことがある。前夜に干満の時刻を見て、満ちてくる時間に合わせて入るのが正解です。混雑の避け方は冬サーフィンの混雑|混む3条件と避け方にまとめました。
日の出は月末に向けて9分早くなる
東京の日の出は1月1日の6:51から、31日には6:42まで早まります。日の入は16:39から17:08へ。1月は「朝が少しずつ楽になる月」です。暗い時間の準備や安全確認は元旦サーフィンの装備【2027】のチェックリストが1月いっぱい使えます。駐車場の凍結や冬季閉鎖の確認はサーフィン駐車場の冬対策をどうぞ。
初売り・冬セールで買うべきもの|1月の買い方の順番

1月の買い物は、「今季の残り2か月を乗り切るもの」と「来冬のためのもの」を分けて考えると失敗しません。初売りでは福袋とウェットの値下げが目立ちますが、サーファーにとって本当に価値があるのはどちらなのか。1月の買い方を順番に整理します。
| 買う順番 | 品目 | 1月に買う理由 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 1 | グローブ・ブーツ・ヘッドキャップ | 水温の底は2月。今買えば今季の残り8週間フルに使える。定価でも元が取れる | セール待ちで1月を素手で耐えるのが一番損 |
| 2 | 起毛インナー・フード付きインナー | セミドライを買い替えずに体感を2℃上げられる。価格は1万円前後 | ウェットの下に着るとサイズ感が変わる。試着を |
| 3 | セミドライ(型落ち・セール品) | 1月中旬以降、冬物の最終値下げが始まる。2〜3割引が狙える | サイズが欠けている。自分のサイズがあったら迷わない |
| 4 | 福袋 | 総額で見れば安いが、中身の半分が使えない年も多い | セミドライや小物が入る福袋以外は「お祭り」と割り切る |
| 5 | 来冬用のフルオーダー | 1〜2月は工場が空いていて納期が短い。来冬に向けた最良の時期 | 今季には間に合わない。急ぐ人はセール品で |
まず小物。1月に素手で入るのが一番の損失
セールを待つ人ほど、1月を薄手の装備で耐えがちです。でも1月下旬から2月は水温の底。グローブとブーツは今買えば残り8週間をフルに使えます。定価で買っても、1回の海で「指先が痛くて上がった」をなくせるなら元は取れる。切替時期の目安はサーフグローブはいつから?を参考にしてください。
セミドライは「サイズがあるうち」に決める
冬物のセールは1月中旬から2月にかけて深くなります。ただし、値下げが深くなるほど自分のサイズが消えるのも事実。1月上旬に欲しいモデルの在庫を見て、自分のサイズが残っていたら2割引で決める。残っていなければ、セール品は諦めてフルオーダーに切り替える。この判断が1月の買い物で一番大事です。ブランドごとの特徴はウェットスーツのブランド比較【2026】で比べられます。
福袋は「中身が公開されているもの」だけ
初売りの福袋は、中身が事前公開されているブランドと、完全に非公開のブランドがあります。セミドライやブーツが入る公開型は、総額を計算して買う価値があるケースも多い。非公開型はTシャツや小物が中心になりがちなので、楽しみとして買う。この線引きはサーフィン福袋2027|中身と買う価値で検証しました。年間のセールカレンダーはサーフィン用品のセール時期はいつ?をどうぞ。
よくある質問(FAQ)
2027年1月の日本海はいつが狙い目ですか?
2027年1月は冬型が続きにくい見通しなので、「冬型が2〜3日続いて緩んだ翌日」が狙い目です。移動性高気圧に入ってうねりだけが残り、風が止む日です。平年のように冬型の2日目以降に連日入れる展開は少なく、単発のチャンスを逃さないことが大切になります。1月下旬に強い寒波が来た場合は、寒波が抜けた翌日が1月で最も良い日になる可能性があります。
1月の千葉・湘南に波はありますか?
あります。特に2027年1月は南岸低気圧の通過が多い見通しで、太平洋側は平年の1月より波数が増えそうです。王道は低気圧の通過翌朝。北西のオフショアに変わって東うねりが残る日です。千葉北が最も素直に反応し、湘南は相模湾の回り込みで一段小さくなります。アリューシャン低気圧の長周期北東うねりが届く日は、風が弱くてもセットが頭を超えることがあります。
1月の水温は何℃で、ウェットスーツは何mmが必要ですか?
平年の目安で湘南14〜15℃、千葉北13〜15℃、茨城10〜12℃、日本海10〜13℃、四国・九州17〜19℃、沖縄20〜22℃です。2027年は気温が高い見通しで、水温も平年よりやや高めで推移する可能性があります。装備の目安は、16℃を切ったらセミドライ、14℃を切ったらブーツとグローブ。ただし体感は風で大きく変わるので、朝の気温が5℃を切る日はヘッドキャップを足してください。
暖冬の1月でも寒波は来ますか?
来る可能性があります。前回の大型エルニーニョだった2016年1月は、前半が記録的な高温でした。それでも18日には南岸低気圧で関東に大雪。24日には鹿児島県名瀬で115年ぶりの雪を記録する強い寒波が来ました。日本気象協会も2027年の冬について「暖冬でも一時的に強い寒気が流れ込む可能性」を指摘しています。寒波の初日は波も風も気温も悪いので、前後の日を狙うのが現実的です。
1月の初売りでサーフィン用品は何を買うべきですか?
優先順位は、グローブ・ブーツ・ヘッドキャップなどの小物、次に起毛インナー、そしてセミドライのセール品です。水温の底は2月なので、小物は今買えば残り8週間フルに使えます。セミドライは1月中旬以降に2〜3割引が出ますが、サイズが欠けやすいので、自分のサイズがあるうちに決めるのがコツです。福袋は中身が事前公開されているものだけ、総額を計算して判断してください。
1月のサーフィンは初心者でも大丈夫ですか?
装備と日の選び方を守れば大丈夫です。おすすめは、冬型が緩んで風が弱い日の太平洋側か、水温が高い伊豆・四国・九州・沖縄方面です。避けるべきは寒波初日と冬型初日の早朝。セミドライとブーツ、グローブを揃えて、入る前に「何分で上がるか」を決めておくと安心です。震えが止まらなくなったら上がる。1月はこの線引きを守ることが上達より大事です。
まとめ:1月は「冬型が緩んだ翌日」と「南岸低気圧の翌朝」で組む
2027年1月の波予想を、要点だけ並べます。
- エルニーニョは過去最大規模。冬型は来ても2〜3日で緩み、南岸低気圧が通りやすい1月になる。
- 太平洋側は「低気圧の通過翌朝」が王道。千葉北・茨城は平年より波数が増える見通し。
- 日本海は「冬型が緩んだ翌日」の単発勝負。寒波が来たらその翌日が最良日。
- 暖冬でも下旬に一発の寒波は想定する。寒波初日は波も風も気温も悪い。前後を狙う。
- 水温は平年よりやや高めでも、1月下旬は底に近い。16℃でセミドライ、14℃でブーツとグローブ、気温5℃以下でキャップ。
- 成人の日の3連休は大潮と重なる。朝の干満を前夜に確認。
- 初売りは小物から。セミドライは「サイズがあるうちに」。福袋は中身公開型だけ。
シーズン全体の流れは2026-27冬の波予想にまとめています。前月までの振り返りは2026年12月の波予想と2026年11月の波予想をどうぞ。10月下旬と11月下旬に気象庁の3か月予報が更新されたら、この記事の表と見比べてみてください。
1月は、寒さを理由に海から足が遠のく月です。でも冬型と低気圧とアリューシャンの3つが同時に動く月は、1月しかありません。2027年は特に、太平洋側に当たりの朝が多く巡ってくる見通しです。天気図を3日先まで見て、暦を押さえて、装備を1段上げる。それだけで、1月は年間で一番波に乗れる月になります。寒波が明けた朝の、誰もいない北西オフショアの海で会いましょう。


















