比較的リーズナブルな価格で購入でき、コスパに優れたモデルが多いソフトボード。
「キッズや初心者サーフィン用」というイメージが強いですが…
実は!
近年、初心者から上級者まで幅広い層から人気を集めています。
サーフィンが上達してもあえてソフトボードでのメローなサーフィンを楽しむ中級者、上級者も増えてきました。
そんな幅広い層に支持されているソフトボードは各メーカーから多種多様なモデルが販売されていますので、購入する際のポイントや、おすすめのソフトボードについてご紹介します。
まずは、ソフトボードの魅力や楽しさが詰まったこちらのYouTubeをどうぞ!
ソフトボードとは
ソフトボードの定義
・外側が柔らかいスポンジで包まれているサーフボード
・一般的にイメージするハードボードではないサーフボード
通常のサーフボード(ハードボード)と違い、外側がスポンジ素材で作られている安全なサーフボードのことを指します。
キッズや初心者でも、怪我なく安全に楽しめるサーフボードとしてサーフィンスクールでは必ず導入されています。
そして冒頭でも触れたように、初心者から上級者まで、板の長さや厚さなどによりさまざまで幅広い波乗りニーズに応えることができ、かつ、リーズナブルです。
ソフトボードのメリットデメリット
メリット
もうひとつのメリットは、やわらかな素材を採用しているのでケガなどのリスクを軽減できる点です。
脚にサーフボードをぶつけてアザができてしまうのは、初心者サーファーにありがちですよね。自分だけならまだしも、周りの人にケガを負わせてしまったり、板をクラッシュさせたことによる弁償問題も。そういったものもソフトボードならかなりリスク回避できます。
レディースサーファーにとって、波が取れる上にケガやアザのリスク軽減は嬉しい!
年々アザは消えにくくなるよね…
・・・(怒)!
デメリット
このデメリットは、ボードの安定性やメローなサーフィンを求めている方にはむしろメリットかと思います。ただ、ソフトボードの中でこのデメリットをできるだけ排除したい方は、ターン性能を持つ厚みを抑えたソフトボードを選択しましょう。
ソフトボードの選び方
自分の体格と目的に合ったモノを選ぶ
初心者にはバランスが取りやすい「ロング」がおすすめ
ソフトボードにもたくさんの種類がありますが、パドリングに自信がない方はもちろん、テイクオフの練習をしたい方でも、どんなボードが自分に合うのか分からずサイズ選びに困っていませんか?
その場合は7.5~8ft程度の「ロング」をおすすめします。
基本的に、長さが7ft以上のボードは浮力が高く安定したライディングが可能ですので、7.5~8ftに強くこだわらなくて大丈夫です。
初級者・中級者・上級者はさまざまなパフォーマンスが楽しめる「ミッド」や「ショート」
サーフィン(初心者ではなく)初級者・中級者・上級者は、波をキャッチしやすい「ミッド」や「ショート」のソフトボードがおすすめ。「ロング」同様に浮力や安定感があるのはもちろん、ターン性能に優れたモデルも販売されていて、波が巻いている状態のバレルでメイク!もできちゃいます。
「ミッド」や「ショート」になってくると、ドルフィンスルーができるから、ゲットに苦しまないのもまたいいね。
ノーズの形や板の長さでドルフィンスルーのしやすさが変わってきそうなので、じっくり選びたいです!
私、か弱いので…
(なにアピールだろうか…)
取付可能なフィンの数にも注目
ソフトボードは、製品ごとにつけられるフィンの数が異なります。
ボードのセンターにフィンを1つ取り付ける「シングルフィン」は、水面への抵抗が少ないタイプ。直進性に優れていて、小さい波や厚く割れにくい波に乗りやすいのが魅力です。
ボードの両サイドとセンターにフィンがある「トライフィン」は、水への抵抗が強いタイプ。機動性が高く、幅広いレベルのサーファーにマッチします。水の抵抗を使ってダイナミックな技を決めたい方にもおすすめです。
FCS、FCSⅡ、FuturesFinなど、ハードボードのフィンと兼用できるソフトボードがある中、格安ボードでは独自の専用フィンが採用され、ハードボードと兼用できないものがあります。色々なタイプのフィンで波乗りを楽しむためにも、ハード・ソフトボード双方でフィンが兼用できるソフトボードを選びたいですね。
ソフトボードおすすめ8選
ロングタイプ
◇おすすめ1 SOFTECH ソフテック ROLLER ローラー 7’0″
ソフトボードといえばこれ!
ノーズエリアから圧倒的な幅広さがあり、パドリングの安定感と波をキャッチするスピードがとても速いのが特徴です。安心してサーフィンの基礎練習が出来るので上達が早く、比較的スタンドアップまでに要する期間も短いでしょう。
ソフトフレックスフィンが付属されており、初心者には安心です。またFCSと互換性があるのでお持ちのFCSフィンに付け替えて本格的な乗り味を楽しむことも可能(FCS2は×)です。中級者以上のセカンドボードとしても大活躍間違いなしです。
◇おすすめ2 DRAG SOFTBOARD DG COFFIN7’0″ THRUSTER
独創的なデザインが特徴のソフトボードです。デザインにこだわりたい方におすすめ。テールにはブランドロゴ、ワイドで波をキャッチしやすいノーズにはクールなイラストがデザインされています。
安定性の高いトライフィンを採用していて浮力も十分なので、初心者におすすめです。
◇おすすめ3 Beach Access ソフトボード8’0″ ミニロングワックスフリー
こちらの73Lモデルはビーチアクセス8’0″ シリーズの中でも最もボリュームが大きいモデルです。圧倒的なボリュームで波のキャッチがかなり速く、どんな小さな波でもキャッチしてくれます。ただ重量もあるので初心者よりは初級者以上の経験者におすすめのモデルです。
ボードの表面には特殊加工が施されており、ワックス不要なのもポイント。ワックスがけを手間に感じる場合はもちろん、ソフトボードをキレイに保ちたい場合にもおすすめです。
Beach Access ソフトボード サーフボード 8’0” 73L ミニロング スカッシュテール ベージュ (スポンジボード…
ミッド・ショートタイプ
◇おすすめ4 Beach Access ソフトボード6’4″ ミッドレングス ワックスフリー
安全性を重視したソフトなトライフィンを搭載したソフトボード。ケガのリスクを下げてサーフィンをしたい方におすすめです。
また、2本の木製ストリンガーを搭載しているのもポイント。ほどよい重さや優れたボードのしなりを実現しており、初心者だけでなく経験者も楽しめる性能を備えています。
ボードの表面には特殊加工が施されており、ワックス不要なのもポイント。ワックスがけを手間に感じる場合はもちろん、ソフトボードをキレイに保ちたい場合にもおすすめです。
Beach Access ソフトボード サーフボード 6’4” 42L ミッドレングス ワックスフリー ホワイト (サーフィン …
◇おすすめ5 Beach Access ソフトボード6’0″ ショートエッグ ワックスフリー
シンプルなデザインを採用したショートタイプのソフトボードです。サーフィン系インフルエンサーのヒガシーサー氏監修のもとに生まれた製品。基本の動作の練習ができるソフトボードとして設計されており、パドリング・テイクオフ・ドルフィンスルーなどの練習がしたい初心者にもおすすめです。
また、汎用性の高い3本のフィンを採用しているので、トライフィンでの使用に加えて、センターフィン1本でも使用できます。
さらに、テールエンドにVeeボトムを取り入れているのもメリット。ボードを傾けやすく、初級者・中級者・上級者がターンしやすいのも魅力です。
ボードの表面には特殊加工が施されており、ワックス不要なのもポイント。ワックスがけを手間に感じる場合はもちろん、ソフトボードをキレイに保ちたい場合にもおすすめです。
最近注目のBeach Accessは乗り心地、ワックスフリー、シンプルながらも目を引くデザイン。
欲しくなる要素がたくさんです!
このモデルを監修したヒガシーサー氏も、ライディングとドルフィンスルーのしやすさで、バランスがちょうど良い!と惚れ込んでいる様子だよ。
◇おすすめ6 SOFTECH フラッシュ 6’6″
オーストラリア発のオシャレで高機能なソフトボードブランド『SOFTECH(ソフテック)』の人気モデル「フラッシュ」。十分な浮力がありながらも、細いテールによってターンの操作性を保ち、ホレたセクションにも対応できるバランスが取れたハイブリットタイプ。
ちなみに、ショートに近い乗り心地が欲しい場合は、5’7″が良さそうです。
Softech SOFTBOARDS ソフテック Flash Eric Geiselman フラッシュ エリック・ガイゼルマン 6’6 ソフトボー…
◇おすすめ7 SOFTECH Lil Ripper 5’6″
表面はもちろんソフト素材ですが、ウッドストリンガーにコンケーブもしっかり入っていて芯材の硬さが感じられるタイプです。
ボード自体が軽めなので、浮力はあるにしても板の返りが早く、スピーディーなライディングを感じられます。
ソフトボードの中で、かなりハードボードに近いサーフィンができる1本です。
◇おすすめ8 MICK FANNING SOFTBOARDS LITTLE MARLEY5’4”
ワールドチャンプのミック・ファニングがプロデュースしたこの新たなソフトボードブランドは、EPSフォームを削り、カーボンを入れ、エポキシレジンでラミネートした上で、フロント部分をソフト加工した新しい構造のソフトボードです。従来のソフトボードに比べ、通常のサーフボードに近い性能と乗り味を実現しています。
ソフトボード特有の浮力がありながら、5.4ftというサイズにより上級者でも楽しめる操作性が確保され、ドルフィンスルーも容易です。小さなアールのアウトラインは、摩擦を減少してくれパワーのない波でも加速できます。FCS2フィンの装着も可能。
スペックやデザインがかなり豊富にあるんですね!
自分のサーフスタイルにベストなものをチョイスしようね。
ソフトボードにワックスやデッキパッドは必要?
ライディング中の足の滑りを予防するには、ハードボードと同じようにワックスを使います。
春夏用 Warm-Tropicl
Sticky bumps(スティッキー バンプス) サーフィンSOFTBOARD用WAX(ワックス) WARM/TROP(ワームトロピカル)
秋冬用Cool-Cold
Sticky bumps(スティッキー バンプス) サーフィンSOFTBOARD用WAX(ワックス) COOL/COLD(クールコールド)
ただし、やわらかな素材を採用しているソフトボードは、ハードボードと違ってワックスを取る際に手間がかかったり、なかなか取れなかったり…とはいえ、そのまま放置していると、だんだん汚れが気になってきます。そんな場合には、「デッキパッド」の使用がおすすめです。
Beach Accessのように、特殊な表面仕上げをしたワックス不要なソフトボードも販売されているよ。
ワックスを塗ったり、塗り替えるメンテナンスの時間を省けるのは嬉しいですね!
ソフトボードの寿命は?
一般的にソフトボードの寿命は約3年から5年と言われています。なるべく長期間使用するためには、普段からしっかりと手入れを行うように心掛けるのがポイントです。
格安のソフトボードを購入した場合、初期費用は抑えられますが板の寿命は約1年から2年と極端に短くなります。あっという間に買い替えが必要になってしまうので、素材のしっかりした信頼できるメーカーから購入するようにしましょう。
ソフトボード使用後は水抜きを行うことが重要です。真水で海水を洗い流したら、表面に残っている水分も拭き取っておきましょう。また、直射日光は避けて日陰などの壁に立てかけて水抜きするのがおすすめです。
ソフトボードは水を吸いやすい性質があるので、使用直後はしっかり水気を切ることを忘れずに!
信頼できるメーカーのボードをしっかり水抜きしたら、寿命より長く、長~く、何なら永遠に使えますか?
(極端な質問してくるなぁ…)
素材の良い信頼できるメーカーでも、5年くらい使用すると水を吸ってきて重くなってしまうから、パフォーマンスが出せなくなってくるよ。
ミッドやロングだったら、パフォーマンスを求めずに遊び用としてその後も使い道があるね。
なるほど。
結果、格安よりメーカー品のほうがコスパが良さそうですね。
私は信頼できるメーカー品を選びます!
コスパ命!
まとめ
ハードボードのショートだと厳しいコンディションを、ソフトボードなら難なく楽しむ事ができるという事、これが一番のメリットですね。
たとえヒザモモでも、メローすぎて波が割れにくい日でも、いつでもサーフィンしたいけど普段乗っているショートなどのハードボードでは正直厳しい…
そんな日にこそ、ソフトボードが大活躍間違いなし!
そして実際にソフトボードに乗ると、ボードクラッシュを気にしなくていいという事がこんなにもストレスレスになるんだと痛感します。
加えてインサイドのショアブレイク。
普段ならボードが壊れる事が気になって攻めきれないようなところまで攻めていって、スリリングなライディングを楽しむことだってできます。
今より更に、サーフィンを楽しむ幅・選択肢が広がりますね。
ソフトボードだとリスクやストレスが軽減されて、さらにサーフィンが楽しくなりそう!
サーフィンは波に乗れてなんぼ!
今年はみんなでファンサーフしちゃおう♪