「Windyの波のマーク、色がきれいなのは分かるけど、結局どこを見ればいいの?」そんな疑問を持ったことはありませんか?Windy(ウィンディ)はサーファーの定番アプリですが、「波」「うねり」「うねり2」「風浪」とレイヤーが多く、最初は正直分かりにくいんです。
実は、見るべき項目はたった4つ。波高・波向き・風速・風向きです。そこに「周期」の読み方を足せば、無料アプリだけで波予測の精度は一気に上がります。
そして9月から10月は、Windyがいちばん活躍する台風シーズンです。「ウィンディで台風を見たい」「進路とうねりがいつ届くか知りたい」という人のために、台風の表示手順を最初にまとめました。
この記事では、Windyの台風の見方と波の見方を、サーフィン専用に解説します。3ステップの台風表示、気象庁や米軍予報との使い分け、うねりとうねり2の違い、周期の読み方、毎回の波チェックが速くなる神設定まで。読み終わる頃には、次の台風のうねりが今より鮮明に見えるようになりますよ。(2026年9月18日更新)
目次
- 【まず結論】Windyで台風を見る3ステップ
- Windy(ウィンディ)とは?サーファー定番の無料波・風予報アプリ
- 波を読むために見るべき4つの要素
- Windyの波の見方|「波」「うねり」「うねり2」「風浪」の違い
- 波の高さの見方と体感サイズ換算表
- 実践!Windyで波を予測する4ステップ
- サーフィンが変わるWindyの神設定5つ
- Windyの台風の見方|進路確認とうねりの追い方【2026年秋の実践編】
- Windyの精度と限界|他サービスとの併用術
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
【まず結論】Windyで台風を見る3ステップ
台風が発生したら、Windyで見る手順はこれだけです。スマホアプリでもブラウザ版でも操作は同じで、無料で使えます。
- Windy.comを開く。アプリは赤いアイコンの「Windy.com」です。名前が似た「Windy.app」は別会社の別アプリなので注意してください。
- 地図上の渦マーク(台風アイコン)をタップ。台風が発生していれば自動で表示されます。出てこないときは、メニューから「ハリケーントラッカー」を開くと一覧から選べます。
- 画面下の時間バーを右へ送る(または再生ボタン)。予想進路の線と、うねりが広がる様子を最大10日先まで動かして見られます。
進路の線が見えたら、次はレイヤーを「波」→「うねり2」に切り替えてください。台風のうねりがいつホームポイントに届くかは、ここで分かります。詳しい読み方は「Windyの台風の見方」の章で解説します。
| 知りたいこと | 最初に開く画面 | 見るポイント |
| 台風の進路 | 台風アイコン/ハリケーントラッカー | 複数モデルの線がそろっているか |
| うねりがいつ届くか | 波 → うねり2 | 周期14秒以上の帯がホームに届く日 |
| 入れる風かどうか | 風(+突風) | 5m/s以下・オフショアの時間帯 |
| 雨と雷 | 雨、雷 | 入水予定の時間に雷マークがないか |
Windy(ウィンディ)とは?サーファー定番の無料波・風予報アプリ
Windy(ウィンディ)とは、風・波・雨・気温などの気象情報を、地図の上にアニメーションで可視化してくれる無料アプリです。チェコ発のサービスで、正式名称はWindy.com。「ウインディ」「ウェンディ」と呼ぶ人もいますが、すべて同じアプリを指しています。

アプリだけでなくブラウザからもアクセスでき、基本機能はすべて無料。世界中の海をカバーしているので、湘南や千葉の日常チェックからサーフトリップまで、これひとつで対応できます。
Windy(Windytyとも)は、天気予報を視覚的にとらえる優れたツールです。スピーディで直感的、詳細かつ最も正確なこの気象アプリは、プロのパイロットやパラグライダー飛行者、スカイダイバー、カイトサーファー、サーファー、ボート競技者、漁師、ストームチェイサー、ウェザーギークの信頼を集め、さらには各国政府や軍関係者、救護チームなどでも利用されています。
熱帯性暴風雨や潜在的な悪天候を追跡している、旅行を計画している、好きなアウトドアスポーツを追求している、またはただ週末に雨が降るか知る必要があるとき、Windyは周辺の最新の天気予報を提供します。
予報の元データは、ヨーロッパ中期予報センターの「ECMWF」とアメリカ海洋大気庁の「GFS」という、世界トップクラスの気象予測モデル。つまり、無料アプリでありながら中身はプロ仕様なんです。だからこそ世界中のサーファーが、波チェックの入り口としてWindyを開いています。
波を読むために見るべき4つの要素
Windyには膨大なデータが入っていますが、サーフィンの波予測で見るべきは次の4つだけです。
- 波の強さ≒うねりの強さ(波高)
- 波の向き≒うねりの向き(波向き)
- 風の強さ(風速)
- 風の向き(風向き)
波の強さ(波高)とは?
その名の通り、波がどれくらいの強さで向かってきているかを指します。この値が高いほど、ブレイクする波は大きくなります。ただし数値はあくまで沖合のうねりの高さ。岸でどう割れるかは、海底の地形と風で変わります。
波の向き(うねりの向き)とは?
意外と忘れがちなのがこの向きです。うねりはシンプルに言えば水のエネルギーの流れなので、ポイントの向きと合っていないと、サイズがあっても波は入ってきません。南向きのビーチには南うねり、東向きのビーチには東うねりが基本です。

風の強さ(風速)とは?
風がどれくらいの強さで吹いているかを示します。目安として、5m/sを超えると海面が乱れ始め、8m/sを超えるとかなりジャンクなコンディションになります。逆に3m/s以下なら、風の影響はほとんど気にしなくて大丈夫です。
風の向きとは?
実はサーフィンで一番大事なのが、この風の向き。うねりとの方向次第で、良い波にも悪い波にもなります。陸から海へ吹くオフショアなら波の面は整い、海から陸へ吹くオンショアなら波は崩れやすくなります。
オンショア・オフショアの違いや当日の見分け方をもっと知りたい方は、オンショア・オフショアとは?サーフィンの風向きの違いと30秒の見分け方をどうぞ。


この4つの要素を組み合わせて、波がどうなっていくかを予想していきます。
Windyの波の見方|「波」「うねり」「うねり2」「風浪」の違い
Windyで最初につまずくのが、波関連のレイヤーの多さです。メニューを開くと「波」「うねり」「うねり2」「うねり3」「風浪」と並んでいて、どれを見ればいいのか分かりませんよね。それぞれの意味はこうなっています。
| レイヤー名 | 意味 | サーフィンでの使い方 |
| 波 | うねりと風浪を合成した波高(有義波高) | まず全体像を見る基本レイヤー |
| うねり | 遠くの低気圧などから届く主成分のうねり | 波の質を読む本命。周期もここで確認 |
| うねり2・3 | 別方向から届く2番目・3番目のうねり | 台風スウェルが分離して現れることが多い |
| 風浪 | その場の風で立った波 | 数値が大きいほど海面はジャンク |
ざっくり言えば、「波」は合計値、「うねり」は波の質、「風浪」は海面の乱れです。サーフィンの実用では、「波」で全体を掴んでから「うねり」で質を確かめる、という順番で見るのがおすすめです。
色の見方|濃いほど波が大きい
波レイヤーの色は、青→水色→緑→黄→オレンジ→赤→紫の順に波高が上がっていきます。画面下の凡例バーに数値が出ているので、最初のうちは色と数字をセットで確認しましょう。だいたい青系は0.5m以下、緑は1m前後、黄〜オレンジは2m級、赤や紫はクローズアウト級のサインです。
周期の読み方|何秒あれば良い波?
波高と同じくらい重要なのが「周期」です。周期とは、うねりとうねりの間隔が何秒あるかという数値。同じ1mの波でも、周期次第で波の質はまったく別物になります。
| 周期 | 波の質 | 目安 |
| 〜6秒 | 風波。まとまりがなくヨレヨレ | 練習にはなるが波質は期待薄 |
| 7〜9秒 | 普通のうねり。日常的なコンディション | 初心者の練習に十分 |
| 10〜12秒 | 整った力のあるうねり | いわゆる「良い日」のサイン |
| 13秒〜 | 台風・遠方低気圧のパワフルなうねり | 上級者向け。サイズ急上昇に注意 |
Windyではポイントをタップすると、うねりの高さ・向きと一緒に周期(秒)が表示されます。「波高1m・周期12秒」なら見た目以上に力のある波、「波高1m・周期6秒」なら実際は物足りない、という読み方ができるようになります。周期の読み方をさらに深掘りしたい方は、うねりの周期の見方|秒数でわかる良い波の見極め方で詳しく解説しています。
波の高さの見方と体感サイズ換算表
Windyの波高はメートル表示ですが、サーファー同士の会話は「腰」「胸」「頭」などの体感サイズですよね。換算の目安は以下の通りです。
| 分類 | だいたいの目安(m) |
| フラット | 0m |
| スネ | 0.3m |
| 膝 | 0.5m |
| モモ | 0.7m |
| 腰 | 0.9m |
| 腹 | 1.1m |
| 胸 | 1.3m |
| 肩 | 1.5m |
| 頭 | 1.7m |
| 頭半 | 2.5m |
| ダブル | 3.4m |
| トリプル | 5.1m |
初心者なら0.5〜1.0m(膝〜腰)、中級者なら1.0〜1.5m(腹〜肩)あたりが楽しめるゾーン。2mを超える表示の日は、うねりの直撃するビーチは避けるのが無難です。なお、沖合の波高がそのまま岸のサイズになるわけではなく、地形や潮位で1ランク前後することは覚えておいてください。
実践!Windyで波を予測する4ステップ

ここからは実際の操作です。ステップは4つあります。
ステップ1:サーフィンしたい時間帯にセットする
画面下の時間バーをスワイプして、入りたい時間帯に合わせます。1週間以上先まで予測できるので、週末の計画やサーフトリップの行き先選びにも使えます。

ステップ2:うねりの高さでポイントを探す
波レイヤーに切り替えると、色の濃い場所ほどうねりが高いポイントです。先ほどの体感サイズ換算表を頭に入れて、自分が楽しめる波高のポイントにいくつか目星をつけておきましょう。
ステップ3:風向きが合っているポイントに絞る
風モードに切り替えると、風の流れが視覚的に見えます。ポイントに対してしっかりオフショアになっている場所を選びましょう。良い風の条件は、海に向かっていく風(オフショア)>海岸と並行の風(サイドショア)>陸地に向かって吹く風(オンショア)です。
風が弱ければ神経質になる必要はありませんが、夏は海水温と陸の温度差で日中に海風(オンショア)が吹きやすくなります。だからこそ、風が上がる前の朝イチが狙い目なんです。

ステップ4:ポイントをタップして詳細情報を見る
気になるポイントをタップすると、風の強さ・向き、うねりの高さ・向き・周期が一覧で表示されます。下の方には時間帯別の細かい推移も出るので、「何時に入るか」までここで決められます。

チェックのタイミングは「3日前→前夜→当日朝」
おすすめの運用リズムは3段階です。3日前にうねりの有無でエリアを絞り、前夜に波高・周期・風で時間帯を決め、当日朝に最新予報とライブカメラで最終確認。予報は直前ほど精度が上がるので、この3段階チェックだけで「行ったのに波がない」という空振りが激減します。
サーフィンが変わるWindyの神設定5つ
Windyは初期設定のままでも使えますが、次の5つを設定しておくと波チェックのスピードと精度が段違いになります。
1. ホームポイントをお気に入り登録する
よく行くポイントを検索して星マークで登録しておくと、アプリを開いてワンタップで予報にたどり着けます。毎回地図を拡大する手間がなくなり、チェック時間は半分以下になります。
2. 波レイヤーをすぐ出せるようにする
初期状態のWindyは風レイヤーが表示されます。メニューの並び替えで「波」「うねり」を上位に置いておくと、開いてすぐ波チェックモードに入れます。
3. 単位をメートル系に統一する
設定から、波高は「m」、風速は「m/s」に揃えておきましょう。海外仕様のノットやフィート表示のままだと、日本の波情報サイトとの比較で毎回換算が必要になってしまいます。ちなみに1ノットは約0.5m/sです。
4. アラート機能で「良い日」を通知させる
お気に入り登録したポイントには、条件付きの通知を設定できます。例えば「波高1m以上・周期10秒以上・風速5m/s以下」と設定しておけば、良い日が近づくと勝手に教えてくれます。忙しくて毎日チェックできない社会人サーファーほど恩恵が大きい機能です。
5. 気象モデルをECMWFとGFSで見比べる
画面右下から予測モデルを切り替えられます。基本は精度に定評のあるECMWFでOK。ただし台風など予報が揺れる局面では、GFSとの「答え合わせ」が有効です。2つのモデルが同じ予測なら信頼度が高く、割れていればまだ確定していないサイン、と読めます。
Windyの台風の見方|進路確認とうねりの追い方【2026年秋の実践編】

Windyが最も輝くのが、台風の追跡です。8月〜10月は、はるか南の台風が発生した瞬間から「いつ・どこに・どれくらいのうねりが届くか」をWindyで先読みできます。とくに9月以降の秋台風は移動が速く、うねりの立ち上がりも急です。ここでは台風の進路の見方から、サーファー目線でのうねりの追い方まで、順番に解説します。
台風の位置と進路をWindyで表示する方法
台風が発生すると、Windyの地図上には渦を巻いた台風アイコンが自動で表示されます。このアイコンをタップすると、予想進路が線で表示され、ECMWF・GFS・ICONなど複数の気象モデルによる進路予測を同時に見比べられます。メニューの「ハリケーントラッカー」からは、現在発生中の台風を一覧で確認することもできます。

気象庁の進路図は5日先まで(120時間)ですが、Windyなら時間バーを送って最大10日先までのシミュレーションを動かせます。ここで見るべきは「複数モデルの進路がそろっているか」。線がまとまっていれば予報の信頼度は高く、バラバラに割れていればまだ確定していないサインです。1週間以上先の進路はあくまでシナリオのひとつとして、毎日更新を追いかけましょう。
操作の場所はスマホとPCで少し違います。迷いやすいので、手順を分けて書いておきます。
| 操作 | スマホアプリ | PC(ブラウザ版) |
| 台風を表示 | 地図上の渦アイコンをタップ | 右上の風車アイコン(3Dボタンの下) |
| 台風の一覧 | 左上メニュー → ハリケーントラッカー | 左パネルに発生中の一覧 |
| 進路の提供元を切替 | 台風の詳細画面でタブを切替 | パネル上部のボタン(JMA・ECMWF等) |
| 時間を動かす | 画面下の時間バーを右へスワイプ | 画面下の再生ボタン |
| 等圧線を重ねる | レイヤー「気圧」または凡例の「気圧」オン | 凡例右の「気圧」チェック |
ハリケーントラッカーの進路は、気象庁(JMA)やECMWFなど提供元ごとに切り替えられます。提供元によって線の位置が違うのは普通のことです。差が大きいほど、まだ進路が定まっていないと読んでください。
もうひとつのコツが「気圧」レイヤーです。等圧線を重ねると、台風の中心と周りの高気圧の位置関係が見えます。線の間隔が狭い海域ほど風が強く、うねりが育ちやすい場所です。天気図に慣れたサーファーなら、この表示がいちばん読みやすいはずです。
なお、ECMWFやGFSといったモデルごとの進路の違いは別記事にまとめています。台風進路予想の見方|サーファーの予報モデル活用術をどうぞ。アプリの操作はこの記事、予報の解釈はあちらの記事、という使い分けです。
台風のたまご(熱帯低気圧)を先に見つける方法

台風アイコンが出るのは、気象庁が「台風」と認定してからです。でもサーファーが本当に知りたいのは、その前の段階ですよね。Windyなら、台風になる前の熱帯低気圧、いわゆる「台風のたまご」を自分で見つけられます。
やり方は簡単です。レイヤーを「風」にして、地図をフィリピンの東からグアム、マリアナ諸島あたりまで引いて表示します。時間バーを5日先、7日先と送っていくと、風の粒子がぐるっと丸く巻く場所が出てきます。それがたまごです。
次に、その渦をタップして予報モデルをECMWFとGFSで切り替えてみてください。両方が同じ場所に渦を出していれば、台風になる可能性が高いサイン。片方だけなら、まだ半信半疑で眺めるくらいでちょうどいいです。
この先読みができると、週末の予定の立て方が変わります。金曜の夜に「来週の木曜あたりからうねりが入りそう」と分かれば、有給の申請も早めに出せますよね。実際、秋の良い波は、この段階で気づいた人から順番に乗っています。
Windyの台風予想は当たる?気象庁・米軍(JTWC)との違いと使い分け
「ウィンディの台風予想は当たるの?」という質問をよく受けます。答えは「進路の傾向をつかむには十分当たる。ただし、警報や避難の判断には気象庁を使う」です。
Windyの元データはECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)とGFS(アメリカ)です。ECMWFは台風の進路予報でも、世界トップクラスの精度と評価されています。気象庁も自前の数値予報に加えて各国のモデルを参考にしているので、5日先までなら両者の進路は大きくは違いません。
サーファーの間で定番の「米軍」は、アメリカ海軍と空軍の合同台風警報センター(JTWC)のことです。見やすい進路図が人気ですが、こちらも予報期間は5日先まで。Windyの強みは、10日先までのシナリオを複数モデルで動かせる点にあります。
| サービス | 予報期間 | 更新頻度 | 得意なこと | サーファーの使い方 |
| Windy(ECMWF/GFS) | 最大10日先 | ECMWF 1日2回・GFS 1日4回 | 複数モデル比較・うねりの可視化 | 発生前からの先読みとうねり到達日の見積もり |
| 気象庁 台風情報 | 5日先 | 3〜6時間ごと | 予報円・警報・暴風域 | 接近時の安全判断と警報の確認 |
| 米軍 JTWC | 5日先 | 6時間ごと | 進路図がシンプル | 気象庁との答え合わせ |
| 波情報サイト(有料含む) | 7〜10日 | 1日1〜数回 | ポイント別の岸のサイズ予想 | 入るポイントと時間の最終判断 |
使い分けの結論はこうです。まずWindyで台風の発生とうねりの到達日をつかむ。3日前からは気象庁の予報円で接近の度合いを確認する。当日はライブカメラと現地の目で決める。この3段階なら、遠い台風の「ごちそう」だけを安全にいただけます。
ちなみに「windy 台風 当たる」と検索する人が多いのは、10日先の進路が数日ごとに変わるからです。これは外れているのではなく、まだ確定していない未来を毎日更新しているだけ。有料の波情報サービスと併用すると、岸のサイズ予想まで一気に精度が上がります。
台風スウェルを先読みする手順
手順はシンプルです。まず波レイヤーで日本の南海上を表示し、時間バーを未来に送っていきます。台風の周りに赤や紫の波高エリアが見え、そこから同心円状にうねりが広がっていくのが分かるはずです。自分のホームポイントに色が届き始めるタイミングが、スウェルヒットの目安になります。
「うねり2」レイヤーが台風スウェル検出のカギ
このとき役立つのが「うねり2」レイヤーです。台風のうねりは、普段の南うねりとは別の成分として「うねり2」に分離して表示されることが多いんです。周期14〜16秒の長い周期がうねり2に現れたら、台風スウェル到達のサイン。見た目の波高以上にパワーがあるので、実力に見合ったポイント選びを心がけてください。
うねりはいつ届く?台風の位置別・到達目安
「台風が発生したけど、いつから波が上がるの?」という疑問には、台風の位置がヒントになります。うねりは周期が長い成分ほど速く進むため、まず長周期のうねりが先行して届き、その後サイズが上がっていくのが基本パターンです。
| 台風の位置 | うねり到達の目安 | 周期とコンディション |
| フィリピン東〜グアム近海(2,000km超) | 約3〜4日後 | 周期14〜18秒がうねり2に先行。晴天+整った波の「ごちそう」パターン |
| 沖縄・小笠原近海(約1,000km) | 約1〜2日後 | 周期12〜16秒。サイズ急上昇に注意 |
| 本州南岸に接近(500km以内) | 半日〜1日 | 周期10〜14秒+強風でジャンク。クローズアウトも |
サーファーにとってのベストは、台風が遠くにいるうち。天気は晴れ、風は穏やか、それでいて力のあるうねりだけが届く、という贅沢なコンディションになりやすいんです。逆に台風が接近すると風浪が混ざって海面は荒れ、多くのポイントはクローズします。「追いかけるのは遠くのうち、近づいたら入らない」が鉄則です。
台風の進路とうねりの向き|関東で波が上がる3パターン
台風が「どこを通るか」で、うねりの向きとサイズは大きく変わります。関東・湘南・千葉を例に、Windyの進路線を見たときの読み方を3パターンにまとめました。
| 台風の進路 | うねりの向き | 波が上がりやすいエリア | Windyで見る点 |
| 南海上を東進(本州の南を通過) | 南〜南東うねり | 湘南・千葉南・伊豆 | 「うねり2」に長周期の南うねり。晴天で風は弱い |
| 沖縄〜九州へ北上 | 南西〜南うねり | 四国・宮崎・湘南西側 | 距離があるぶん到達は2〜3日後。周期は長め |
| 関東に接近・上陸 | 東〜南東うねり+強風 | 千葉北・茨城(通過後) | 接近中は風浪でクローズ。通過後の北風で回復 |
この3パターンをより細かく、コース別の関東各エリアの反応早見表にしたのが2026年9月の台風予想|10月までの波・スウェル展望です。うねりを外して入るポイントの選び方は台風スウェルはどこで入る?うねりを外すポイント選び、うねりの向きの基礎はうねりの向きとは?ポイント選びが変わる読み方ガイドにまとめています。
台風の日に入るかどうかの判断は慎重に
台風スウェルは普段の波とはパワーが別物で、うねりが強い日は離岸流(リップカレント)も強烈になります。台風の日に入っていいかどうかの判断基準は台風サーフィンの見極め方|入っていい日と危険な日で、夏に突然届く高波の正体は土用波とは?夏の突然の高波とサーファーの心得で詳しく解説しています。あわせてチェックしておくと、夏の海がもっと安全に楽しめます。
2026年秋の台風がどう当たるかは、台風コース別・関東エリアの波の反応早見表にまとめています。あわせて、台風スウェルの前に見直したいリーシュ・フィン・ウェットの準備リストも載せています。台風のたまごを見つけた時点で、一度目を通しておくと安心です。
台風スウェルは、リーシュが切れたときのリスクがいちばん上がる日です。付け根のコードが白っぽく毛羽立っていたり、レールセーバーが硬くなっていたら、サイズが上がる前に替えておいてください。
台風通過後の見方|うねりが残る日数と風の回り込み

秋の台風で本当においしいのは、通過した翌日から2日間です。台風が抜けると風は北寄りのオフショアに回り、海面が一気に整います。ところが、うねりはまだ残っている。この「風は落ちたのに、うねりだけ残る」時間帯を、Windyで狙い撃ちしましょう。
見方は2つです。まず「風」レイヤーで、風向きが北〜北西に変わる時刻を確認します。関東なら台風が東の海上へ抜けた半日後が目安です。次に「うねり」レイヤーで、周期が12秒を切るタイミングを見ます。周期が短くなるほどうねりの寿命は終わりに近づくので、ここが「ラストチャンス」の見極めになります。
| 通過後の経過 | 風 | うねり | コンディションの目安 |
| 0〜12時間 | 南〜西の強風が残る | 周期14秒前後で最大 | ジャンク。多くはクローズ |
| 12〜36時間 | 北寄りに回り弱まる | 周期12〜14秒 | 面が整い一番おいしい時間帯 |
| 36〜72時間 | オフショア安定 | 周期10〜12秒で減衰 | サイズは落ちるが遊びやすい |
| 72時間〜 | 通常の風向き | 周期10秒未満 | 通常コンディションへ |
ただし、通過直後は流れが強く、サイズもまだ頭オーバーが残ります。ゲッティングアウトの前にサイズアップ時に引き返す基準と入る・やめるの判断基準7項目を確認してください。秋の低気圧うねりの狙い方は秋のサーフィン ポイント選び、10月以降の見通しは2026年10月の波予想でまとめています。
Windyの精度と限界|他サービスとの併用術
Windyは強力ですが、万能ではありません。表示されるのはあくまで沖合の予測値で、岸でどう割れるかまでは教えてくれないからです。海底の地形、潮位、ローカルな風の回り込みで、実際のコンディションは予報から1ランクずれることがあります。
そこでおすすめなのが3点セットの併用です。Windyで大きな流れを掴み、無料で見れる波情報ライブカメラで実際の海面を目視確認し、慣れてきたら天気図から波を予測する方法で予報の「理由」まで理解する。この3段構えなら、無料でも有料波情報サービスに負けない精度が出せます。
そして最後は、海に着いてから自分の目で波を見極める力です。サーフィン波の読み方|初心者が乗れる波を見極めるコツもあわせて読んでおくと、予報と実際の海がつながってきますよ。
Windy以外の無料アプリとの使い分け(海天気.jp・FUN WAVES・Windfinder・タイドアプリ)は、波情報 無料アプリおすすめ7選【2026】波予報の見方と使い分けで7つまとめて比較しています。Windyで大枠を読み、他の無料アプリで詰めるのが基本形です。
よくある質問(FAQ)
Q1. Windyは無料でどこまで使えますか?
波・うねり・風・周期・気象モデル切替・お気に入り登録・アラートなど、サーフィンの波チェックに必要な機能はすべて無料で使えます。有料のPremium版は予報の更新頻度や時間刻みが細かくなるのが主な違いで、まずは無料版で十分です。物足りなくなったらアップグレードを検討しましょう。
Q2. 「波」と「うねり」と「うねり2」の違いは何ですか?
「波」はうねりと風浪をすべて合成した波高で、海面全体の目安です。「うねり」はそのうち主成分となる遠くから届く波、「うねり2」は別方向から届く2番目のうねりを指します。台風のうねりはうねり2に分離して現れることが多いので、夏は「うねり」と「うねり2」を両方チェックするのがおすすめです。
Q3. 周期は何秒あれば良い波になりますか?
目安は10秒以上です。7〜9秒なら普通に遊べるコンディション、10〜12秒なら整った力のある波、13秒を超えると台風や遠方低気圧由来のパワフルなうねりです。6秒以下は風波でまとまりに欠けます。同じ波高でも周期が長いほど波の力は強くなるので、波高と周期はセットで見てください。
Q4. ECMWFとGFSはどちらを見ればいいですか?
基本はECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)でOKです。世界的に予報精度の評価が高く、Windyのデフォルトモデルにもなっています。ただし台風接近時など予報が不安定な局面では、GFS(アメリカ)と見比べて、2つのモデルが一致しているかで信頼度を判断するのが上級者の使い方です。
Q5. 最大瞬間風速はどこで見られますか?
レイヤーメニューの「風」カテゴリにある「突風(最大瞬間風速)」を選ぶと表示されます。平均風速では穏やかに見えても、突風が強い日は海面が急に乱れたり、ボードが煽られたりします。強風注意報が出ているような日は、平均風速と最大瞬間風速の両方を確認しておくと安心です。
Q6. Windyだけで波予想は完璧にできますか?
Windyだけでは不十分です。表示されるのは沖合の予測値なので、岸のブレイクは地形や潮位で変わります。Windyで全体の流れを掴み、ライブカメラで実際の海面を確認し、現地で自分の目で判断する、という3段構えが確実です。予報と実際のズレを記録していくと、ホームポイントの癖が読めるようになります。
Q7. Windyで台風の進路予想は見られますか?
見られます。台風発生中は地図上に渦マークのアイコンが表示され、タップするとECMWF・GFS・ICONなど複数の気象モデルによる予想進路を同時に比較できます。気象庁の進路図が5日先までなのに対し、Windyは時間バーで最大10日先までのシミュレーションを確認できるのが強みです。ただし1週間以上先は参考程度にとどめ、複数モデルの進路がそろっているかで信頼度を判断しましょう。
Q8. 台風のうねりは何日前から届きますか?
台風の位置によりますが、フィリピン東〜グアム近海の遠い台風なら約3〜4日後、沖縄近海なら1〜2日後、本州南岸への接近時は半日〜1日が目安です。うねりは周期の長い成分ほど速く伝わるため、最初に周期14秒前後のうねりが「うねり2」レイヤーに現れ、その後サイズが上がっていきます。狙い目は台風が遠くにいて、うねりだけが届いているタイミングです。
Q9. 「Windy.com」と「Windy.app」は同じアプリですか?
別会社の別アプリです。この記事で解説しているのは、チェコ発で赤いアイコンの「Windy.com」のほう。App StoreやGoogle Playで「windy」と検索すると両方出てくるので、アイコンと開発元を確認してください。Windy.appも波情報は見られますが、レイヤー構成やモデル切替の仕様が違うため、この記事の手順はそのままでは使えません。
Q10. Windyに台風アイコンが表示されないときは?
主な原因は3つです。1つ目は、まだ「台風」として認定されていない段階で、この場合は風レイヤーの渦として追えます。2つ目は、地図の縮尺が大きすぎてアイコンが隠れている状態で、日本の南海上を広く表示すると出てきます。3つ目はアプリの更新やキャッシュの問題で、一度アプリを閉じて再起動すると解決することが多いです。それでも出ないときはメニューの「ハリケーントラッカー」から一覧を確認してください。
Q11. 台風の進路はWindyと米軍(JTWC)のどちらが当たりますか?
どちらか一方が常に当たる、ということはありません。WindyのECMWFは国際比較で進路誤差が小さいモデルとして知られ、米軍JTWCは独自の解析で5日先までを予報しています。サーファーの実用では「Windyで10日先までの傾向を見る→3日前から気象庁とJTWCで答え合わせ」が最もブレない使い方です。3つの進路がそろった台風は、うねりの到達日もほぼ計算通りに来ます。
Q12. 秋の台風は何月まで注意すればいいですか?
関東への影響は例年10月中旬までが目安で、11月に入っても南海上を通過する台風のうねりが届くことがあります。秋台風は移動速度が速く、うねりの立ち上がりと収束が夏より急なのが特徴です。9月から10月はWindyの「うねり2」レイヤーを週に2〜3回は確認しましょう。周期14秒以上の帯が出たら、早めにポイントと時間帯を決めておくのがコツです。
まとめ|Windyを使いこなして良い波に出会う確率を上げよう
最後に、この記事の要点を整理します。
- 見るべきは波高・波向き・風速・風向きの4つだけ
- 「波」は合計値、「うねり」は波の質、「風浪」は海面の乱れ
- 波高と周期はセットで見る。周期10秒以上が良い波のサイン
- お気に入り登録とアラートを設定すれば波チェックは1回3分
- 台風は「アイコンをタップ→時間バーを送る→うねり2で到達日を見る」の3ステップ
- 10日先の傾向はWindy、接近時の安全判断は気象庁。通過後の北風オフショアが秋のごちそう
Windyは、正しい見方さえ覚えれば無料とは思えないほど強力な相棒になります。風向きの見分け方と周期の読み方もあわせてマスターして、次の週末こそ最高の一本に出会ってください!
最近はやりのnanazero サーフボードの評判とは?
最近Instagramなどで流行している、nanazeroサーフボードについて解説した記事をご紹介します。本気で解説されているので、サーファーなら読んで損はないですよ!




















