「せっかく早起きして海まで行ったのに、波がなかった」「大きすぎてクローズだった」。サーフィンで一番もったいないのが、この空振りです。そしてそれを防ぐ手段は、ほぼ無料で手に入ります。
この記事では、お金をかけずに使える波情報アプリ・サービスを7つ厳選して紹介します。単なる紹介ではなく、「風はこれ、うねりはこれ、タイドはこれ」という使い分けまで踏み込んで解説します。読み終わったら、そのまま自分のチェックルーティンが組めるはずです。有料アプリとの違い、初心者がまず入れるべき2つの組み合わせもまとめました。
(2026年9月更新:2026年に登場した国内向け無料アプリ「FUN WAVES」とWindfinder・タイドグラフBI・気象庁の波浪予想図を追加。秋の台風スウェルを無料アプリだけで追う手順、無料アプリの選び方4つ、FAQを10問に拡充しました)
レオナサーフィンを楽しむために必須の情報ですね!
仁まぁ徐々に慣れていくから、まずはやりながら覚える方が良いよ!すぐ記憶できないからw
結論|波情報を無料で揃えるならこの7つ
先に結論からお伝えします。2026年9月時点で、無料の範囲でも実用に足りるのは次の7つです。料金体系や無料で見られる範囲はアプリ側の都合で変わることがあります。ダウンロード時に最新の表示をご確認ください。
| サービス | 得意な情報 | 無料でできること | こんな人に |
|---|---|---|---|
| Windy | 風向き・風速・うねり(地図で視覚化) | ほぼ全機能。予報モデルの切替も可 | まず1つだけ入れるならこれ。国内外どこでも使える |
| 海天気.jp | 国内ピンポイントの風・波高・天気図 | マイポイント登録・1時間ごとの数値 | 行くポイントの数値をこまかく見たい人 |
| SurfTideX/タイドグラフBI | タイドグラフ+気象情報 | 全国の潮汐グラフ(広告あり) | 潮回りを重視する/干満で変わるポイントに通う人 |
| Surfline | 世界のポイント別予報・ライブカメラ | 短期予報・期待度・一部カメラ | 海外トリップに行く人/期待度を数値で見たい人 |
| tenki.jp・Yahoo!天気 | 時間別の風向き・風速 | 全機能 | 朝イチに風が残るかを判断したい人 |
| FUN WAVES | 国内ポイント別の総合評価・AI予報 | 無料で全国のポイント情報(2026年登場) | 有料サービスの「点数」に近い感覚で見たい人 |
| Windfinder | 風・うねりの数値テーブル・実測値 | 予報テーブル・観測地点の実測風 | 数字を時系列で追いたい人/風が命のポイントに通う人 |
もし「全部は面倒、最小構成で」という方は、Windy + 天気アプリ(tenki.jp か Yahoo!天気)の2つから始めてください。Windyで前日にうねりと風の大枠をつかみ、天気アプリで当日朝の風を詰める。これだけで空振りはかなり減ります。
ポイントの「今日は何点か」を手っ取り早く知りたい人は、そこにFUN WAVESを足すのがおすすめです。ただしAIの評価は鵜呑みにせず、Windyの生データと突き合わせるのが前提です。理由は次の章で説明します。
なぜ1つのアプリで完結しないのか
波情報アプリを使い始めた人が最初に戸惑うのが、「アプリによって言っていることが違う」という現象です。これは不具合ではなく、参照している予報モデルとデータソースが違うためです。
たとえばWindyはECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)とGFS(アメリカ海洋大気庁)を切り替えて表示できます。国内アプリの多くは気象庁データをベースにしています。どれが正解ということはありません。複数を突き合わせて一致していれば信頼度が高い、割れていれば当日の判断を保留する、という使い方が現実的です。
そしてもう一つ。サーフィンの判断材料は主に次の3つで、それぞれ得意なアプリが違います。
- うねり(波の高さ・周期・向き)…波があるかどうかの土台
- 風(向き・強さ)…波の面がきれいになるかどうか
- 潮(タイド)…そのポイントで波が割れる時間帯かどうか
風向きが波質に与える影響については、オフショア・オンショアとは?サーフィンの風向きの違いと風速3つの目安で図解しています。用語の意味がつかめていないとアプリの数字も読めないので、あわせてどうぞ。
仁「アプリが外れた」って言う人の大半は、風だけ見てうねりを見てないパターンだね。
① Windy|風とうねりを地図で読む、無料の定番
Windyは、風・うねり・波高・気温・降水などをアニメーションする地図で表示する気象サービスです。チェコ発のサービスで、日本だけでなく世界中のサーファーが使っています。ブラウザからもアプリからもアクセスでき、無料の範囲でも十分に実用的なのが最大の強みです。
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Windyで見るべきは「風」と「波」の2レイヤーだけ
レイヤーが豊富すぎて迷いますが、サーファーが日常的に使うのは実質2つです。
- 「風」レイヤー…海岸線に対してどちらから吹くか。矢印の向きと色(強さ)を見る
- 「波」レイヤー…うねりの高さと向き。周期(ピリオド)も合わせて確認
注意したいのは、Windyの波高表示は「沖のうねり」であって、実際の波のサイズではない点。同じ1.3mの表示でも、千葉では胸〜肩、うねりが入りやすい地形では頭サイズになることもあります。この「表示の数値と自分のポイントの実サイズの対応関係」は、何度か通って自分でメモを取るしかありません。逆に言えば、3〜4回照らし合わせれば、かなり精度の高い予測ができるようになります。
もう一つWindyが強いのは台風の追跡です。発生前の低気圧の段階から進路と勢力を追えるので、うねりが届くタイミングをニュースより早く読めます。秋は特にこの機能の出番が増えるので、後半の「台風スウェルを追う手順」で具体的な見方を解説します。
操作方法をもっと詳しく知りたい方は、当サイトのWindy(ウィンディ)の台風の見方|進路・うねり・波の読み方と使い方で、実際の設定画面つきで解説しています。
レオナとりあえずWindyを入れておけば間違いなし、ですね!
② 海天気.jp|国内ポイントの数値をピンポイントで
Windyが「面」で読むツールなら、海天気.jpは「点」で読むツールです。全国8,000か所以上の地点について、天気・風向風速・波高・雨雲・天気図をピンポイントで確認できる無料アプリで、気象庁の実測・予報データをベースにしています。
サーファーにとってありがたいのがマイポイント登録。いつも行く数か所を登録しておけば、アプリを開いて数秒で「今日はどこが一番マシか」を比較できます。風・波の情報が1時間ごとに追えるので、「何時までなら風が持つか」を読むのに向いています。
マリンスポーツ全般に向けた設計なので表示はやや無骨です。ただ「数字さえ見られればいい」という人にはむしろ使いやすいはずです。秋の朝は北東風が昼前に強まる日が多いので、「9時までは持つか」を1時間刻みで見られる価値は大きいです。
③ SurfTideX・タイドグラフBI|タイドを軸に組み立てるなら
見落とされがちですが、潮の満ち引き(タイド)はポイントによって波質を決定的に左右します。干潮時にしか掘れないビーチもあれば、満潮でないと割れないリーフもある。SurfTideXは、そのタイドグラフを主役に据えた無料アプリです。

気象情報がカード形式で並び、背景にタイドグラフが重なって表示されます。そのため「風が弱い時間帯」と「潮の良い時間帯」が重なるポイントを一目で探せます。タイドグラフは複数日分をまとめて確認でき、海上保安庁の潮汐調和定数データと気象庁データを組み合わせて全国のスポットをカバーしています。
タイドグラフBI|潮だけをシンプルに見たい人へ
「潮汐だけ見られればいい」という人には、タイドグラフBIも定番です。全国の港・海岸の潮位変化をグラフで表示する無料アプリで、満潮・干潮の時刻だけでなく、その時間帯にどのくらいの速さで潮が動いているかまで読み取れます。釣り向けに作られたアプリですが、サーファーの使い方はシンプル。自分のポイントが「何時から何時が上げ」なのかだけ確認できれば十分です。
どちらも広告が表示されますが、無料のまま実用に耐えます(有料プランで広告を消せます)。潮と地形と波の関係をもう少し体系的に理解したい方は、サーフィンの潮の満ち引き入門|満潮・干潮どっちが良い?とサーフィンの波予測|波予報の見方と天気図で良い波を当てるコツが入り口になります。
仁「同じポイントなのに全然違う」の正体、だいたいタイドだよ。
④ Surfline|世界基準の予報とライブカメラ
Surflineは、世界中のサーフポイントを網羅する海外発の波情報サービスです(かつて別サービスだったMagicseaweedは統合されました)。全編英語ですが、見る場所は決まっているので慣れれば難しくありません。
無料の範囲で使えるのは主に次のあたりです。
- Forecast…うねりの高さ・周期・向きと、風のグラフ
- 期待度表示…Poor / Fair / Good などの5段階評価。「サイズが上がるか下がるか」の判断が速い
- タイドグラフ…うねりと重ねて表示されるので読みやすい
- ポイント情報…地図と連動していて、初めての場所でも位置がつかめる
日本のポイントもかなり細かく掲載されています。ライブカメラは地域によって有料会員向けのものもありますが、海外サーフトリップを計画するときの価値は圧倒的。ハワイ、インドネシア、オーストラリアなど、行き先のシーズナリティを事前に把握できます。無料で見られるのは直近数日分の予報までで、16日先などの長期予報は有料枠です。
⑤ tenki.jp・Yahoo!天気|当日朝の「風」を詰める
波情報アプリではありませんが、実際の運用では欠かせないのがこの2つです。狙いは一点、時間帯別の風向き・風速。
| アプリ | 特徴 | 使いどころ |
|---|---|---|
| tenki.jp(日本気象協会) | 1時間ごとの風向き・風速 | 朝イチ〜午前の風の推移を細かく見る |
| Yahoo!天気 | 3時間ごとの風向き・風速。雨雲の動きも見やすい | 風向きの傾向をざっくり確認する |
この2つは予報の「くせ」が違います。同じ日を比べると数値がずれることがあるので、両方見て「どちらも弱い」なら安心、「割れている」なら現地判断、という使い方が実用的です。目安として、風速5m/s以上の予報が出ていたら期待しすぎないくらいの感覚を持っておくと、無駄足が減ります。何m/sまでなら入れるかの判断基準はサーフィンは風速何メートルまで?入れる日の判断基準にまとめています。
⑥ FUN WAVES|2026年に登場した国内向けの無料アプリ
2026年に入って話題になったのが、全国のサーフポイントの波情報を無料で見られる国内向けアプリ「FUN WAVES」です。これまで「ポイント別の総合評価」は有料サービスの領域でしたが、そこに無料で踏み込んできた点が新しいところです。
特徴は、初期設定でレベル・身長・好みの波サイズを答えると、AIが自分に合う波を評価してくれること。マイポイントを登録すれば、時間帯ごとの予想・セットの波高・タイド・うねりと風向きをひとつの画面で確認できます。条件を決めて通知を受け取るアラート機能や、駐車場などのスポット情報も備えています。
一方で、AIによる評価は地形の変化や局地的な風には弱いという声もあります。実際に使ってみた感覚でも、うねりの向きが微妙な日は評価と現場がずれることがあります。「点数」はあくまで入口として使い、最終判断はWindyの風・うねりとライブカメラで、という位置づけがちょうどいいでしょう。新しいサービスなので、提供状況や無料範囲はストアで最新情報を確認してください。
レオナ無料でポイント別の評価まで見られる時代になったんですね。
⑦ Windfinder|風とうねりを「数値テーブル」で追う
Windyが地図なら、Windfinderは表です。ドイツ発の風予報サービスで、もともとはウインドサーフィンやカイトのために作られました。地点ごとに風向き・風速・突風・波高・周期・うねりの向きが3時間刻みの表で並ぶので、「何時に風が変わるか」を数字で追いたい人に向いています。
もう一つの強みが観測地点の実測値(Reports)。予報ではなく「今まさに吹いている風」が見られる地点があるので、出発前の答え合わせに使えます。無料版は広告付きで、より詳細な高解像度予報は有料のSuperforecastになりますが、サーファーの用途なら無料の範囲で足ります。地図で大枠を読むWindyと、数字で詰めるWindfinder。この2つを見比べる習慣がつくと、予報モデルごとの「くせ」も見えてきます。
番外|Webサイトで押さえておきたい3つ
気象庁「沿岸波浪予想図」|台風シーズンの本命
アプリではありませんが、秋にこそ見てほしいのが気象庁が無料で公開している波浪予想図です。うねりの高さと向きが等高線と矢印で示され、台風のうねりが「いつ・どの向きから」届くかを公式データで確認できます。Windyのうねりレイヤーと見比べて、両者が一致していれば信頼度は高いと判断できます。
surf-forecast.com|海外ポイントの一覧性
風や波高を測定したマップを地域単位で一覧表示してくれる海外サイトです。世界的に情報がまとまっているため、海外へのサーフトリップを検討する際には非常に有用。「このエリア全体でどこが当たっているか」を俯瞰したいときに便利です。

無料のライブカメラ|予報の答え合わせに
どんな予報も、実際の映像には勝てません。千葉・神奈川エリアには無料で公開されているライブカメラがいくつもあり、出発前にこれを見るだけで空振りは激減します。一覧は千葉・神奈川の波情報ライブカメラ|無料で見れる一覧にまとめてあります。
【2026年秋】台風スウェルを無料アプリだけで追う手順

9月から10月は、1年で最もうねりが安定して入る季節です。台風が沖を通るだけで、普段は割れないポイントまで一斉に目を覚まします。そしてこの「台風のうねりを追う」作業は、無料アプリだけで十分にこなせます。有料サービスの点数を待つ必要はありません。順番だけ覚えてください。
5日前|Windyと気象庁で「進路」と「距離」を見る
まずWindyの「風」レイヤーで、台風の渦がどこにあり、どちらへ進むかを確認します。同時に気象庁の進路予想で予報円を見ておきましょう。サーファーが見るべきは上陸の有無ではなく、日本の東海上をどのくらいの距離で通るかです。遠くを通るほど周期の長い、整ったうねりが届きます。近すぎると風が乱れてクローズになります。予報モデルごとの見方は台風進路予想の見方|サーファーの予報モデル活用術で整理しています。
2〜3日前|「周期」と「うねりの向き」を確認する
Windyの「波」レイヤーを「うねり」に切り替え、周期(秒)と向きを見ます。周期が12秒を超えてくると、表示の波高以上に実際の波は大きくなります。そして向きが自分のポイントに正対しているかどうかで、同じ日でも「頭オーバー」と「腰」に分かれます。ここが台風スウェルで一番差がつくところです。波の周期とは?秒数の早見表と台風うねりの読み方とうねりの向きとは?ポイント選びが変わる読み方ガイドをセットで読んでおくと、表示の意味が一気に分かります。
前日〜当日|風・タイド・カレントで「入れるか」を決める
うねりが届くと分かったら、残りは風と潮です。tenki.jpで朝の風向きを確認し、SurfTideXで潮の時間帯を合わせます。そして最後に必ずライブカメラで実際の海面を見てください。台風スウェルはサイズが急に上がり、強いカレントを伴います。予報が読めることと、その日に入れることは別問題です。
サイズが自分のレベルを超えていそうなら、台風スウェルはどこで入る?うねりを外すポイント選びを参考に、うねりの直撃を外した湾奥のポイントに切り替えましょう。入るかどうかの最終判断は台風サーフィンの見極め方|入っていい日と危険な日、通過後の水質は台風後のサーフィン水質判断|いつから入れる?4つの軸にまとめています。
今シーズンの台風の傾向と各エリアへの影響は、2026年9月・10月の台風予想|進路と波・スウェル展望と2026年10月の波予想|秋台風とうねり・水温の見通しで随時更新しています。
仁台風は「読める人」より「見送れる人」のほうが長くサーフィンを続けてるよ。
無料の波情報アプリを選ぶときの4つのチェックポイント
紹介した7つ以外にも、無料の波情報アプリは次々に登場します。どれを入れるか迷ったときは、次の4点で判断すれば失敗しません。
① 自分のホームポイントが載っているか
当たり前のようで、これが一番の落とし穴です。海外発のアプリはメジャーなポイントしか登録されていないことがあり、国内アプリでも地方の小さなビーチは対象外のことがあります。インストールしたら、まず自分が通うポイントを検索してみてください。載っていなければ、近くの観測地点で代用できるかを確認します。
② データの出どころが分かるか
予報の精度は、アプリの見た目ではなく参照している予報モデルで決まります。ECMWF・GFS・気象庁など、どのデータを使っているかが明記されているアプリは信頼しやすい。逆に出どころが分からないアプリは、外れたときに原因を切り分けられません。
③ 更新頻度と予報の先の長さ
無料版は「直近3日まで」「1日2回更新」のように制限がかかっていることが多いです。週末サーファーなら3日先まで見られれば十分ですが、台風を追いたい人は5日以上先まで見られるWindyが必要になります。自分の使い方に対して、無料枠で足りるかを確認しましょう。
④ 広告と無料範囲の線引き
無料アプリの多くは広告で成り立っています。広告そのものは仕方ないとして、肝心の情報が有料の壁の向こうにないかは事前に確認したいところです。「予報は見られるがライブカメラは有料」「点数は有料」のように線引きはアプリごとに違います。有料サービスに切り替えるべきかの判断は、有料の波情報サービス比較|無料との違いと選び方で詳しく比較しています。
【重要】サービス終了した波情報アプリについて
以前この記事で紹介していた「surfeee(サーフィー)」は、サービスを終了しました。時間帯別に波のサイズ・風向き・点数を表示してくれる意欲的なサービスでしたが、現在はアプリ・Webサイトともに利用できません。同様に「Waveシミュレーター」も現在は入手できない状態です。
波情報サービスは入れ替わりが早い分野です。新しい選択肢が出てきた場合はこの記事を更新してお知らせしますが、「使えなくなっても困らないよう、複数のツールに分散しておく」のが結果的に一番安全な運用です。
実践|無料アプリだけで組む波チェックのルーティン

道具が揃ったら、次は使う順番です。筆者を含め多くのサーファーがやっている、シンプルな流れを紹介します。
【前日夜】行くかどうか、どこに行くかを決める
- Windyの「波」レイヤーで、うねりが入っているかを確認
- Windyの「風」レイヤーで、翌朝オフショアになりそうなエリアを絞る
- SurfTideXでタイドを確認し、狙う時間帯を決める
- tenki.jp / Yahoo!天気で、その時間の風速を数値で詰める
- FUN WAVESがあれば、候補ポイントの評価を「答え合わせ」として見る
【当日朝】最終確認
- ライブカメラで実際の海面を見る(あれば最優先)
- 海天気.jpかWindfinderの実測値で、風が予報通りか答え合わせ
- ずれていたら、風向きが合う別のポイントに切り替える
秋は朝の北東風が昼前に強まる日が多いので、前日夜の段階で「何時までに入るか」を決めておくのがコツです。もう一つ、混雑を避けたい人向けの小技を。前日に評価の高かったポイントは、翌朝ほぼ確実に混みます。あえてそこを外し、「点数は高くないが風向きは合っている」ポイントを選ぶと、波のクオリティは少し落ちても乗れる本数は増えることがよくあります。秋の混雑の避け方は秋の週末サーフィンの混雑対策|空く時間とポイントの選び方、波の当て方の考え方は良い波を当てるコツ!波の予測方法を徹底解説もどうぞ。
レオナ「良い波」より「自分が乗れる波」を探すほうが、上達は早いですよね。
無料アプリと有料アプリ、何が違う?
結論から言うと、無料は「自分で読む」、有料は「読んだ結果をもらう」という違いです。
| 無料アプリ | 有料サービス | |
|---|---|---|
| 情報の形 | 風・うねり・潮の生データ(FUN WAVESはAI評価も) | 「今日は○点」など人が解釈した評価 |
| 国内ポイント情報 | 地点の気象データ中心 | ポイント別の実況レポート・解説動画 |
| ライブカメラ | 公開されているものに限られる | 多数のポイントを網羅 |
| 海外 | 強い(Windy・Surfline・Windfinder) | 国内特化のものが多い |
| 費用 | 0円 | 月額数百円〜1,000円程度が中心 |
サーフィンを始めたばかりで「この数字が何を意味するのか分からない」段階なら、有料サービスの点数表記は良い教科書になります。一方で、無料アプリで自分なりに予測 → 実際の海と照合を繰り返すほうが、長期的には読む力が身につきます。国内は有料、海外・広域は無料、と併用しているサーファーが多いのが実情です。有料各社の違いは有料の波情報サービス比較で整理しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 波情報アプリは無料のものだけで足りますか?
目的によります。うねり・風・潮という判断材料そのものは、Windyや海天気.jpなど無料アプリで十分に揃います。足りないのは「ポイント別の実況レポート」と「多数のライブカメラ」で、ここは有料サービスの領域です。ただし無料のライブカメラも各地にあり、2026年からはFUN WAVESのようにポイント別評価を無料で見られるアプリも登場しました。週末サーファーであれば、無料の範囲で困る場面は多くありません。
Q2. まず1つ入れるとしたら、どのアプリがおすすめですか?
Windyです。風とうねりを同時に、地図上で視覚的に確認でき、無料の範囲で日本国内も海外もカバーできます。操作もGoogleマップと同じ感覚で扱えるため、初めての人でも迷いません。そのうえで、当日の風を細かく見るためにtenki.jpかYahoo!天気を追加すると、判断の精度が一段上がります。
Q3. アプリの波の高さの数字と、実際のサイズが合いません。
それが正常です。Windyなどが表示するのは「沖のうねりの高さ」であり、実際にポイントで割れる波の大きさは、海底の地形・うねりの向き・周期によって大きく変わります。同じ1.3mでも、場所によって胸サイズにも頭サイズにもなります。対策は、自分が通うポイントで「表示○m=実際は○○サイズ」という対応表を自分の中に作ること。3〜4回照合すれば感覚がつかめます。
Q4. 波情報で最初に見るべき項目はどれですか?
うねり(波の高さと周期)→ 風向き → 風速 → 潮、の順がおすすめです。まずそもそも波があるのかを確認し、次にその波の面がきれいになる風向きか、風が強すぎないか、そして狙う時間帯の潮が合っているか、と絞り込んでいきます。風だけを見て判断すると、「面はきれいだけど波がない」日に当たりがちです。
Q5. うねりの「周期(ピリオド)」は何を意味しますか?
波と波の間隔を秒で表した数値で、うねりのパワーの目安になります。一般に周期が長いほど遠方の低気圧由来のパワーのあるうねりで、同じ高さでも実際の波は大きく、形も整いやすくなります。逆に周期が短いうねりは近場の風によるもので、数値上は高さがあっても、海に着いてみるとバシャバシャした波であることが多いです。
Q6. 台風のうねりもアプリで予測できますか?
できます。Windyは台風が熱帯低気圧の段階から進路と勢力を追えるため、うねりが日本の各エリアに届くタイミングをかなり早い段階で読めます。気象庁の沿岸波浪予想図と見比べれば精度はさらに上がります。ただし台風スウェルは急激にサイズが上がり、強いカレントを伴います。予報が読めることと、その日に入れることは別問題です。自分のレベルを超えていると感じたら、迷わず見送る判断を優先してください。
Q7. 波情報を無料で見られるWebサイトはありますか?
あります。アプリを入れたくない人は、ブラウザで使えるWindy(windy.com)、気象庁の沿岸波浪予想図、surf-forecast.comの3つで、うねり・風・周期の判断材料はほぼ揃います。潮汐は気象庁や海上保安庁のサイトで確認できます。さらに千葉・神奈川などでは、サーフショップや自治体が無料で公開しているライブカメラもあります。
Q8. 「なみある?」やBCMなど国内の有料サービスは、無料でも見られますか?
無料で見られる範囲は限定的です。これらは「点数」「実況レポート」「ライブカメラ」といった中核の情報が有料会員向けで、無料会員では一部のポイントや概況だけが見られる形が中心です。まず無料アプリで判断材料の読み方を身につけ、「ポイント別の実況が欲しい」と感じた段階で有料に切り替えるのが、お金の使い方として無駄がありません。
Q9. 波情報アプリは1日に何回チェックすればいいですか?
前日夜と当日朝の2回で十分です。前日夜にWindyで「うねりと風の大枠」を見て、行くかどうか・どこに行くかを決めます。当日朝は天気アプリとライブカメラで「風が予報どおりか」の答え合わせだけ。それ以上こまめに見ても、予報が更新されるのは1日数回なので判断は変わりません。むしろ時間を決めてチェックするほうが、外れたときの原因も振り返りやすくなります。
Q10. 秋の台風スウェルで、初心者が入っていいサイズの目安は?
目安は「セットで胸まで、かつカレントが弱い日」です。表示上のうねりが1m台でも、周期が長い台風スウェルは実際には頭サイズになることがあります。無料アプリで周期が12秒以上と出ている日は、初心者は湾奥や河口寄りなど、うねりが回り込んで小さくなるポイントを選びましょう。当日はライブカメラで人が入っているか・流されていないかを確認し、少しでも不安なら見送る判断を優先してください。
まとめ|波情報は無料でも、判断材料はすべて揃う
最後に要点を整理します。
- まず入れるならWindy。風とうねりを視覚的に読める万能ツール
- 国内の数値を詰めるなら海天気.jp、潮を軸にするならSurfTideX・タイドグラフBI
- 海外トリップにはSurflineが圧倒的に強い
- 当日朝の風はtenki.jp・Yahoo!天気で詰める
- ポイント別の評価まで無料で見たいならFUN WAVES、数字で追うならWindfinder
- 秋の台風スウェルは、5日前の進路→2〜3日前の周期と向き→前日の風と潮、の順で追う
- 最後はライブカメラで答え合わせ。予報が割れている日は無理せず保留
波情報は、読めば読むほど当たるようになります。最初は数字の意味が分からなくても、「予測 → 実際に海を見る → 答え合わせ」を繰り返すうちに、自分のポイントの癖が見えてくるはずです。秋は1年で最もうねりが入る季節。秋のサーフィン ポイント選び|低気圧うねりの狙い方とあわせて、今週末のチェックから始めてみてください。サーフィンに行けない日ほど、アプリを眺めておくと差がつきますよ。
仁道具はタダで揃うんだから、あとは通うだけ。それが一番の近道だね。


















