波情報・波予報アプリ無料おすすめ8選【2026】波の高さの見方

「せっかく早起きして海まで行ったのに、波がなかった」「大きすぎてクローズだった」。サーフィンで一番もったいないのが、この空振りです。そしてそれを防ぐ手段は、ほぼ無料で手に入ります。

この記事では、お金をかけずに使える波予報アプリ・波情報サービスを8つ厳選して紹介します。単なる紹介ではなく、「風はこれ、うねりはこれ、タイドはこれ」という使い分けまで踏み込んで解説します。さらに、多くの人がつまずく「波の高さ」の数字の読み方も、気象庁の定義までさかのぼって整理しました。読み終わったら、そのまま自分のチェックルーティンが組めるはずです。有料アプリとの違い、初心者がまず入れるべき2つの組み合わせもまとめました。

(2026年10月更新:国土交通省ナウファスの実測波高を8つ目として追加。波の高さ(有義波高)の読み方と体感サイズのズレ、冬の季節風・寒波のうねりを追う手順、釣り・船・海水浴の用途別の使い分けを新設し、FAQを14問に拡充しました)

レオナ

サーフィンを楽しむために必須の情報ですね!

仁

まぁ徐々に慣れていくから、まずはやりながら覚える方が良いよ!すぐ記憶できないからw

目次

結論|波情報・波予報を無料で揃えるならこの8つ

先に結論からお伝えします。2026年10月時点で、無料の範囲でも実用に足りるのは次の8つです。料金体系や無料で見られる範囲はアプリ側の都合で変わることがあります。ダウンロード時に最新の表示をご確認ください。

サービス得意な情報無料でできることこんな人に
Windy風向き・風速・うねり(地図で視覚化)ほぼ全機能。予報モデルの切替も可まず1つだけ入れるならこれ。国内外どこでも使える
海天気.jp国内ピンポイントの風・波高・天気図マイポイント登録・1時間ごとの数値行くポイントの数値をこまかく見たい人
SurfTideX/タイドグラフBIタイドグラフ+気象情報全国の潮汐グラフ(広告あり)潮回りを重視する/干満で変わるポイントに通う人
Surfline世界のポイント別予報・ライブカメラ短期予報・期待度・一部カメラ海外トリップに行く人/期待度を数値で見たい人
tenki.jp・Yahoo!天気時間別の風向き・風速全機能朝イチに風が残るかを判断したい人
FUN WAVES国内ポイント別の総合評価・AI予報無料で全国のポイント情報(2026年登場)有料サービスの「点数」に近い感覚で見たい人
Windfinder風・うねりの数値テーブル・実測値予報テーブル・観測地点の実測風数字を時系列で追いたい人/風が命のポイントに通う人
ナウファス(国土交通省)全国78地点の実測波高・周期・波向20分ごとの観測値をすべて無料公開予報と実際のズレを答え合わせしたい人

もし「全部は面倒、最小構成で」という方は、Windy + 天気アプリ(tenki.jp か Yahoo!天気)の2つから始めてください。Windyで前日にうねりと風の大枠をつかみ、天気アプリで当日朝の風を詰める。これだけで空振りはかなり減ります。

ポイントの「今日は何点か」を手っ取り早く知りたい人は、そこにFUN WAVESを足すのがおすすめです。ただしAIの評価は鵜呑みにせず、Windyの生データと突き合わせるのが前提です。理由は次の章で説明します。

なぜ1つのアプリで完結しないのか

波情報アプリを使い始めた人が最初に戸惑うのが、「アプリによって言っていることが違う」という現象です。これは不具合ではなく、参照している予報モデルとデータソースが違うためです。

たとえばWindyはECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)とGFS(アメリカ海洋大気庁)を切り替えて表示できます。国内アプリの多くは気象庁データをベースにしています。どれが正解ということはありません。複数を突き合わせて一致していれば信頼度が高い、割れていれば当日の判断を保留する、という使い方が現実的です。

そしてもう一つ。サーフィンの判断材料は主に次の3つで、それぞれ得意なアプリが違います。

  • うねり(波の高さ・周期・向き)…波があるかどうかの土台
  • 風(向き・強さ)…波の面がきれいになるかどうか
  • 潮(タイド)…そのポイントで波が割れる時間帯かどうか

風向きが波質に与える影響については、オフショア・オンショアとは?サーフィンの風向きの違いと風速3つの目安で図解しています。用語の意味がつかめていないとアプリの数字も読めないので、あわせてどうぞ。

仁

「アプリが外れた」って言う人の大半は、風だけ見てうねりを見てないパターンだね。

① Windy|風とうねりを地図で読む、無料の定番

Windyは、風・うねり・波高・気温・降水などをアニメーションする地図で表示する気象サービスです。チェコ発のサービスで、日本だけでなく世界中のサーファーが使っています。ブラウザからもアプリからもアクセスでき、無料の範囲でも十分に実用的なのが最大の強みです。

App Store でダウンロード
Google Play でダウンロード

Windy.com/
Professional weather forecast 50+ weather layers, weather radar and satellite
Windyの波・風表示画面

Windyで見るべきは「風」と「波」の2レイヤーだけ

レイヤーが豊富すぎて迷いますが、サーファーが日常的に使うのは実質2つです。

  • 「風」レイヤー…海岸線に対してどちらから吹くか。矢印の向きと色(強さ)を見る
  • 「波」レイヤー…うねりの高さと向き。周期(ピリオド)も合わせて確認

注意したいのは、Windyの波高表示は「沖のうねり」であって、実際の波のサイズではない点。同じ1.3mの表示でも、千葉では胸〜肩、うねりが入りやすい地形では頭サイズになることもあります。この「表示の数値と自分のポイントの実サイズの対応関係」は、何度か通って自分でメモを取るしかありません。逆に言えば、3〜4回照らし合わせれば、かなり精度の高い予測ができるようになります。

もう一つWindyが強いのは台風の追跡です。発生前の低気圧の段階から進路と勢力を追えるので、うねりが届くタイミングをニュースより早く読めます。秋は特にこの機能の出番が増えるので、後半の「台風スウェルを追う手順」で具体的な見方を解説します。

操作方法をもっと詳しく知りたい方は、当サイトのWindy(ウィンディ)の台風の見方|進路・うねり・波の読み方と使い方で、実際の設定画面つきで解説しています。

レオナ

とりあえずWindyを入れておけば間違いなし、ですね!

② 海天気.jp|国内ポイントの数値をピンポイントで

Windyが「面」で読むツールなら、海天気.jpは「点」で読むツールです。全国8,000か所以上の地点について、天気・風向風速・波高・雨雲・天気図をピンポイントで確認できる無料アプリで、気象庁の実測・予報データをベースにしています。

サーファーにとってありがたいのがマイポイント登録。いつも行く数か所を登録しておけば、アプリを開いて数秒で「今日はどこが一番マシか」を比較できます。風・波の情報が1時間ごとに追えるので、「何時までなら風が持つか」を読むのに向いています。

マリンスポーツ全般に向けた設計なので表示はやや無骨です。ただ「数字さえ見られればいい」という人にはむしろ使いやすいはずです。秋の朝は北東風が昼前に強まる日が多いので、「9時までは持つか」を1時間刻みで見られる価値は大きいです。

③ SurfTideX・タイドグラフBI|タイドを軸に組み立てるなら

見落とされがちですが、潮の満ち引き(タイド)はポイントによって波質を決定的に左右します。干潮時にしか掘れないビーチもあれば、満潮でないと割れないリーフもある。SurfTideXは、そのタイドグラフを主役に据えた無料アプリです。

干潮の砂浜に置かれたサーフボード|タイドで変わる波質
同じうねりでも、潮位が変わるだけで割れ方はまるで別物になる。タイドは無料アプリで十分に追える

気象情報がカード形式で並び、背景にタイドグラフが重なって表示されます。そのため「風が弱い時間帯」と「潮の良い時間帯」が重なるポイントを一目で探せます。タイドグラフは複数日分をまとめて確認でき、海上保安庁の潮汐調和定数データと気象庁データを組み合わせて全国のスポットをカバーしています。

タイドグラフBI|潮だけをシンプルに見たい人へ

「潮汐だけ見られればいい」という人には、タイドグラフBIも定番です。全国の港・海岸の潮位変化をグラフで表示する無料アプリで、満潮・干潮の時刻だけでなく、その時間帯にどのくらいの速さで潮が動いているかまで読み取れます。釣り向けに作られたアプリですが、サーファーの使い方はシンプル。自分のポイントが「何時から何時が上げ」なのかだけ確認できれば十分です。

どちらも広告が表示されますが、無料のまま実用に耐えます(有料プランで広告を消せます)。潮と地形と波の関係をもう少し体系的に理解したい方は、サーフィンの潮の満ち引き入門|満潮・干潮どっちが良い?とサーフィンの波予測|波予報の見方と天気図で良い波を当てるコツが入り口になります。

仁

「同じポイントなのに全然違う」の正体、だいたいタイドだよ。

④ Surfline|世界基準の予報とライブカメラ

Surflineは、世界中のサーフポイントを網羅する海外発の波情報サービスです(かつて別サービスだったMagicseaweedは統合されました)。全編英語ですが、見る場所は決まっているので慣れれば難しくありません。

無料の範囲で使えるのは主に次のあたりです。

  • Forecast…うねりの高さ・周期・向きと、風のグラフ
  • 期待度表示…Poor / Fair / Good などの5段階評価。「サイズが上がるか下がるか」の判断が速い
  • タイドグラフ…うねりと重ねて表示されるので読みやすい
  • ポイント情報…地図と連動していて、初めての場所でも位置がつかめる

日本のポイントもかなり細かく掲載されています。ライブカメラは地域によって有料会員向けのものもありますが、海外サーフトリップを計画するときの価値は圧倒的。ハワイ、インドネシア、オーストラリアなど、行き先のシーズナリティを事前に把握できます。無料で見られるのは直近数日分の予報までで、16日先などの長期予報は有料枠です。

⑤ tenki.jp・Yahoo!天気|当日朝の「風」を詰める

波情報アプリではありませんが、実際の運用では欠かせないのがこの2つです。狙いは一点、時間帯別の風向き・風速。

アプリ特徴使いどころ
tenki.jp(日本気象協会)1時間ごとの風向き・風速朝イチ〜午前の風の推移を細かく見る
Yahoo!天気3時間ごとの風向き・風速。雨雲の動きも見やすい風向きの傾向をざっくり確認する

この2つは予報の「くせ」が違います。同じ日を比べると数値がずれることがあるので、両方見て「どちらも弱い」なら安心、「割れている」なら現地判断、という使い方が実用的です。目安として、風速5m/s以上の予報が出ていたら期待しすぎないくらいの感覚を持っておくと、無駄足が減ります。何m/sまでなら入れるかの判断基準はサーフィンは風速何メートルまで?入れる日の判断基準にまとめています。

⑥ FUN WAVES|2026年に登場した国内向けの無料アプリ

2026年に入って話題になったのが、全国のサーフポイントの波情報を無料で見られる国内向けアプリ「FUN WAVES」です。これまで「ポイント別の総合評価」は有料サービスの領域でしたが、そこに無料で踏み込んできた点が新しいところです。

特徴は、初期設定でレベル・身長・好みの波サイズを答えると、AIが自分に合う波を評価してくれること。マイポイントを登録すれば、時間帯ごとの予想・セットの波高・タイド・うねりと風向きをひとつの画面で確認できます。条件を決めて通知を受け取るアラート機能や、駐車場などのスポット情報も備えています。

一方で、AIによる評価は地形の変化や局地的な風には弱いという声もあります。実際に使ってみた感覚でも、うねりの向きが微妙な日は評価と現場がずれることがあります。「点数」はあくまで入口として使い、最終判断はWindyの風・うねりとライブカメラで、という位置づけがちょうどいいでしょう。新しいサービスなので、提供状況や無料範囲はストアで最新情報を確認してください。

レオナ

無料でポイント別の評価まで見られる時代になったんですね。

⑦ Windfinder|風とうねりを「数値テーブル」で追う

Windyが地図なら、Windfinderは表です。ドイツ発の風予報サービスで、もともとはウインドサーフィンやカイトのために作られました。地点ごとに風向き・風速・突風・波高・周期・うねりの向きが3時間刻みの表で並ぶので、「何時に風が変わるか」を数字で追いたい人に向いています。

もう一つの強みが観測地点の実測値(Reports)。予報ではなく「今まさに吹いている風」が見られる地点があるので、出発前の答え合わせに使えます。無料版は広告付きで、より詳細な高解像度予報は有料のSuperforecastになりますが、サーファーの用途なら無料の範囲で足ります。地図で大枠を読むWindyと、数字で詰めるWindfinder。この2つを見比べる習慣がつくと、予報モデルごとの「くせ」も見えてきます。

⑧ ナウファス(国土交通省)|予報ではなく「実測の波高」を無料で見る

沖に浮かぶ波浪観測ブイのイメージ
沖の観測ブイが測った「今の波高」は、国の機関がすべて無料で公開している

ここまでの7つは、すべて予報です。でも「その予報が当たっていたのか」を確かめる手段を持っていないと、いつまで経っても自分の中の精度の感覚が育ちません。そこで押さえておきたいのが、国土交通省が運用するナウファス(NOWPHAS/全国港湾海洋波浪情報網)です。

ナウファスは、国土交通省の港湾局と地方整備局、国土技術政策総合研究所、港湾空港技術研究所などが共同で運用している日本沿岸の波浪観測ネットワークです。「国土交通省の波情報アプリ」として探している人が多いのですが、正確にはアプリではなくWebで公開されている公的な観測データです。そして、すべて無料で見られます。

ナウファスで分かること

項目内容
観測地点全国78地点(2023年時点)
観測機器GPS波浪計18地点/超音波式・空中発射式波高計60地点
観測項目有義波高(H1/3)・有義波周期(T1/3)・波向
サンプリング0.5秒間隔で連続観測
公開間隔75地点は20分ごと、3地点は2時間ごと(20分ごとなら1日72回)
料金・過去データ無料。過去の観測値は1970年以降を公開
出典:国土交通省ナウファス、港湾空港技術研究所の技術資料(2023年の観測値集計)に基づく

注目してほしいのは20分ごとという更新間隔です。予報アプリの数値は3時間ごと・6時間ごとの刻みで出ているものが多いので、「いま沖で上がってきているのか、もう落ち始めているのか」はナウファスのほうが早く分かります。うねりが入り始めた日の朝は、この20分が効きます。

サーファーとしての使いどころは2つ

1つめは答え合わせです。前日にWindyで「0.8m/9秒」と読んだ日に、近くの観測地点が実際はどうだったかを見ておく。これを2〜3か月続けると、「このポイントはナウファスで1.0mを超えると腹くらいになる」という自分用の変換式ができてきます。予報の数字を体感サイズに翻訳する作業は、結局この蓄積しか近道がありません。

2つめはうねりが残っているかの確認です。台風や低気圧が抜けたあと、予報上は落ちているのに実際はまだ残っている日があります。ナウファスは波高だけでなく周期も出ているので、「波高0.6mだが周期11秒」なら、まだうねりとして入ってくる可能性が高いと読めます。周期の意味は波の周期とは?秒数の早見表と台風うねりの読み方で詳しく解説しています。

弱点もあります。観測地点は港湾を中心に置かれているので、サーフポイントの真横にあるとは限りません。地図アプリのような見やすさもなく、数値を読む前提のサイトです。「毎朝これを開く」ものではなく、予報の精度を育てるための物差しとして月に数回確認する、という付き合い方が現実的です。

番外|Webサイトで押さえておきたい3つ

気象庁「沿岸波浪予想図」|台風シーズンの本命

アプリではありませんが、秋にこそ見てほしいのが気象庁が無料で公開している波浪予想図です。うねりの高さと向きが等高線と矢印で示され、台風のうねりが「いつ・どの向きから」届くかを公式データで確認できます。Windyのうねりレイヤーと見比べて、両者が一致していれば信頼度は高いと判断できます。

surf-forecast.com|海外ポイントの一覧性

風や波高を測定したマップを地域単位で一覧表示してくれる海外サイトです。世界的に情報がまとまっているため、海外へのサーフトリップを検討する際には非常に有用。「このエリア全体でどこが当たっているか」を俯瞰したいときに便利です。

surf-forecast.com

surf-forecast.comより引用
surf-forecast.comより引用

無料のライブカメラ|予報の答え合わせに

どんな予報も、実際の映像には勝てません。千葉・神奈川エリアには無料で公開されているライブカメラがいくつもあり、出発前にこれを見るだけで空振りは激減します。一覧は千葉・神奈川の波情報ライブカメラ|無料で見れる一覧にまとめてあります。

「波の高さ」の数字は何を表す?有義波高と体感サイズのズレ

波の高さの目安になる大きなうねりの波面
同じ「0.8m」でも、割れ方が変わればサイズの体感はまったく違う

アプリで「波の高さ0.5m」と出ていたのに、着いてみたら胸くらいあった。逆に「1.5m」で期待して行ったらスネだった。これはアプリが外したというより、数字の意味を取り違えているケースがほとんどです。ここを理解しておくと、無料アプリでも判断の精度が一段上がります。

アプリの波高はほぼ「有義波高」という平均値

気象庁や各予報サービスが出している「波の高さ」は、ほぼすべて有義波高という値です。気象庁の説明では、連続して観測された波のうち、波高の高いほうから全体の3分の1までの波を平均した値とされています。人が海を見たときの波の印象に近い値として採用されていて、気象庁の波浪予報もこれを基準にしています。

ここが肝心です。有義波高は平均値なので、実際の海面にはそれより大きい波も小さい波も来ます。気象庁の資料では、次のような関係が示されています。

見る波有義波高との関係
有義波高(アプリの表示値)高いほうから1/3の波の平均
100波に1回の最大波有義波高の約1.6倍
1,000波に1回の最大波有義波高の2倍近く
頻繁に現れる波有義波高の半分〜6割程度
出典:気象庁の波浪解説資料より。見た目が穏やかでも、まれに大きな波が来ることへの注意喚起として示されている

つまり「0.8m」と出ている日でも、たまに1.3m前後のセットが入るのが統計的に正常な状態です。波待ちしていて「さっきより一段大きいのが来た」と感じるのは気のせいではなく、計算どおりの現象なんですね。

逆向きのズレも起きます。頻繁に来る波は有義波高の半分〜6割程度なので、「1.5m」の日に海を見て「スネしかないじゃないか」と感じる瞬間があるのも当然です。数字は平均、海は分布。この一言を覚えておくだけで、予報アプリへの不満はかなり減ります。サイズが上がってきた日の引き返す基準はサーフィンのサイズアップ判断|引き返す基準7項目と戻り方にまとめています。

沖の波高と、割れる波のサイズは別物

もう1つのズレは場所です。アプリが出す波高は、基本的に沖(水深のある場所)の値です。それが岸に近づくにつれて海底の地形で変形し、最終的に割れるときのサイズになります。だから同じ「0.8m/10秒」でも、浅いリーフでは頭まで立ち上がり、だらっとした砂浜ではヒザで終わることがあります。

サーファーが使う「腰・胸・頭」は、この割れる波の面の高さを指しています。アプリのメートル表記とは測っている対象が違うわけです。メートルと体感サイズの対応は波のサイズ表記の読み方|腰・胸・頭とftの換算表にまとめました。アプリの数字をそのまま体感に当てはめないのがコツです。

波高は必ず周期とセットで読む

同じ波高でも、周期が違えばまったく別の海になります。無料アプリでも周期は見られるので、波高だけで判断しないでください。目安は次のとおりです。

波高 × 周期海の状態と乗れ方
1.5m × 6秒風で立った風波。面がガタガタで、サイズほど乗れない
0.8m × 11秒きれいなうねり。見た目より張りがあり、腹〜胸で割れることも
0.5m × 14秒長周期。本数は少ないが、形のいいセットが入る
2.0m × 7秒荒れ気味。クローズか、カレントが強く出やすい

「波高は小さいのに周期が長い日」は、初心者ほど見落としがちな当たり日です。逆に「波高は十分なのに周期が6〜7秒」の日は、数字に釣られて行くと高確率でガッカリします。ここを押さえると、無料アプリだけでも空振りは目に見えて減ります。

台風スウェルを無料アプリだけで追う手順【5日前〜当日】

台風スウェルで大きく割れる秋の波
秋の台風スウェルは、無料アプリでも5日前から十分に追える。読めることと入れることは別問題

9月から10月は、1年で最もうねりが安定して入る季節です。台風が沖を通るだけで、普段は割れないポイントまで一斉に目を覚まします。そしてこの「台風のうねりを追う」作業は、無料アプリだけで十分にこなせます。有料サービスの点数を待つ必要はありません。順番だけ覚えてください。

5日前|Windyと気象庁で「進路」と「距離」を見る

まずWindyの「風」レイヤーで、台風の渦がどこにあり、どちらへ進むかを確認します。同時に気象庁の進路予想で予報円を見ておきましょう。サーファーが見るべきは上陸の有無ではなく、日本の東海上をどのくらいの距離で通るかです。遠くを通るほど周期の長い、整ったうねりが届きます。近すぎると風が乱れてクローズになります。予報モデルごとの見方は台風進路予想の見方|サーファーの予報モデル活用術で整理しています。

2〜3日前|「周期」と「うねりの向き」を確認する

Windyの「波」レイヤーを「うねり」に切り替え、周期(秒)と向きを見ます。周期が12秒を超えてくると、表示の波高以上に実際の波は大きくなります。そして向きが自分のポイントに正対しているかどうかで、同じ日でも「頭オーバー」と「腰」に分かれます。ここが台風スウェルで一番差がつくところです。波の周期とは?秒数の早見表と台風うねりの読み方とうねりの向きとは?ポイント選びが変わる読み方ガイドをセットで読んでおくと、表示の意味が一気に分かります。

前日〜当日|風・タイド・カレントで「入れるか」を決める

うねりが届くと分かったら、残りは風と潮です。tenki.jpで朝の風向きを確認し、SurfTideXで潮の時間帯を合わせます。そして最後に必ずライブカメラで実際の海面を見てください。台風スウェルはサイズが急に上がり、強いカレントを伴います。予報が読めることと、その日に入れることは別問題です。

サイズが自分のレベルを超えていそうなら、台風スウェルはどこで入る?うねりを外すポイント選びを参考に、うねりの直撃を外した湾奥のポイントに切り替えましょう。入るかどうかの最終判断は台風サーフィンの見極め方|入っていい日と危険な日、通過後の水質は台風後のサーフィン水質判断|いつから入れる?4つの軸にまとめています。

今シーズンの台風の傾向と各エリアへの影響は、2026年9月・10月の台風予想|進路と波・スウェル展望と2026年10月の波予想|秋台風とうねり・水温の見通しで随時更新しています。

仁

台風は「読める人」より「見送れる人」のほうが長くサーフィンを続けてるよ。

【冬版】季節風と寒波のうねりを無料アプリだけで追う手順

冬の鉛色の海と北西風で立つ海面
冬は「台風を待つ」のではなく「気圧配置が緩むタイミングを待つ」ゲームになる

11月を過ぎると、波の出どころが台風から冬型の気圧配置と寒波に変わります。追いかけるものが変わるので、アプリの見方も少し変える必要があります。ここは有料サービスでも差がつきにくい部分で、無料アプリだけでほぼ戦えます。

冬は「台風待ち」から「気圧配置待ち」に切り替える

冬の波を作るのは、主に次の3つです。

  1. 西高東低の冬型:日本海側に強い北西風が吹き、日本海側はうねりが入る。太平洋側はオフショアになる代わりにサイズが落ちやすい
  2. 本州の南を通る低気圧:太平洋側に東〜南うねりを送り込む。冬の太平洋側の本命
  3. 北東の気圧の谷:千葉・茨城方面に北東うねりを入れる。風が合えば面も残る

つまり自分のホームがどのパターンで反応するかを先に決めておくのが冬の第一歩です。太平洋側に通っているなら「南岸低気圧がいつ来るか」を探す、日本海側なら「寒波がいつ入るか」を探す。見るべきものが絞れます。2026-27シーズンの傾向は2026-27冬の波予想|エルニーニョ年の北東うねりと季節風にまとめました。

3〜4日前|Windyの「気圧」と「風」で発生源を見る

冬にWindyで最初に開くのは、波レイヤーではなく気圧(Pressure)レイヤーです。等圧線の間隔が詰まっているところが風の強いところで、そこが波の工場になります。

  1. 気圧レイヤーで、日本付近の等圧線の混み具合を見る(縦縞に詰まっていれば冬型)
  2. 風レイヤーに切り替え、低気圧や寒気の吹走距離(風が同じ向きに吹き続ける海域の長さ)を確認する
  3. 波レイヤーに切り替え、そのうねりが自分のエリアに届く日時を読む

冬の低気圧は台風より速く動くので、うねりの寿命が短いのが特徴です。台風スウェルのように「3日入り続ける」ことは少なく、良いのは半日〜1日半で終わることがよくあります。だから冬は前倒しで予定を決める人が勝ちます。

前日|北西風が落ちる「窓」を探す

冬の太平洋側は、うねりがあっても北西風が強すぎて面がボロボロという日が続きます。ここで見るのは風速の時間変化です。tenki.jpやYahoo!天気で1時間ごとの風速を並べ、5m/s以下に落ちる時間帯を探します。

冬型の日は、朝方に風が落ち、日が高くなるにつれて北西風が強まるパターンが多いです。つまり日の出〜午前9時がほぼ唯一の窓になります。逆に寒波が抜ける日は、昼から風が落ちて午後にきれいになることもあります。風速の判断基準はサーフィンは風速何メートルまで?入れる日の判断基準、北西風とポイントの相性は冬の北西風はどこに入る?サーフィンの風向き別ポイントの決め方が参考になります。

当日朝|水温と風をセットで見て「入れる時間」を決める

冬に無料アプリで必ず見ておきたいのが水温です。海天気.jpやSurflineでは水温が出ます。そして冬に効くのは水温単独ではなく、水温と風速の組み合わせです。水温14℃で無風の日と、水温14℃で北西7m/sの日は、体から熱が奪われる速さがまったく違います。

  1. 海天気.jpで水温と1時間ごとの風速を確認する
  2. ライブカメラで、面が残っているかを目で確かめる
  3. 風速が強い日は、入る時間を先に短く決めてから海に向かう

冬は「何分入れるか」を先に決めておくほうが安全です。水温別の目安は冬サーフィンは何分入れる?水温別の限界時間と上がる基準にまとめています。装備が足りていないと、波が良くても判断が鈍ります。装備の抜けは秋冬サーフィン装備チェックリスト|いつ何を買うで先に埋めておきましょう。

無料の波情報アプリを選ぶときの4つのチェックポイント

紹介した7つ以外にも、無料の波情報アプリは次々に登場します。どれを入れるか迷ったときは、次の4点で判断すれば失敗しません。

① 自分のホームポイントが載っているか

当たり前のようで、これが一番の落とし穴です。海外発のアプリはメジャーなポイントしか登録されていないことがあり、国内アプリでも地方の小さなビーチは対象外のことがあります。インストールしたら、まず自分が通うポイントを検索してみてください。載っていなければ、近くの観測地点で代用できるかを確認します。

② データの出どころが分かるか

予報の精度は、アプリの見た目ではなく参照している予報モデルで決まります。ECMWF・GFS・気象庁など、どのデータを使っているかが明記されているアプリは信頼しやすい。逆に出どころが分からないアプリは、外れたときに原因を切り分けられません。

③ 更新頻度と予報の先の長さ

無料版は「直近3日まで」「1日2回更新」のように制限がかかっていることが多いです。週末サーファーなら3日先まで見られれば十分ですが、台風を追いたい人は5日以上先まで見られるWindyが必要になります。自分の使い方に対して、無料枠で足りるかを確認しましょう。

④ 広告と無料範囲の線引き

無料アプリの多くは広告で成り立っています。広告そのものは仕方ないとして、肝心の情報が有料の壁の向こうにないかは事前に確認したいところです。「予報は見られるがライブカメラは有料」「点数は有料」のように線引きはアプリごとに違います。有料サービスに切り替えるべきかの判断は、有料の波情報サービス比較|無料との違いと選び方で詳しく比較しています。

用途別|釣り・船・海水浴で「波の高さ」を見たい場合

「波情報を無料で見たい」のはサーファーだけではありません。釣り、ボート、海水浴、海沿いの仕事。目的が違うと、同じアプリでも見るべき項目が変わります。ここだけ切り出して整理しておきます。

用途最優先で見る項目無料で向いているもの
サーフィンうねりの向き・周期・風向き・潮Windy+天気アプリ+タイドグラフ
磯・堤防の釣り波高・うねりの残り・満干海天気.jp/ナウファスの実測値
船・ボート風速・波高・うねりの周期Windy(風と波の数値テーブル)/Windfinder
海水浴・子連れ波高・離岸流が出やすい風向きtenki.jp・Yahoo!天気+ライブカメラ
「今日の海は荒れてる?」だけ知りたい波高と風速の2つ海天気.jp(ピンポイント数値が速い)

釣りや海水浴の方に特に伝えたいのは、サーファー向けの「0.5mで良い波」という感覚をそのまま持ち込まないでほしいということです。サーファーは波があるほうが嬉しいので表現が甘くなりますが、磯や堤防では0.5mの有義波高でも、前章のとおり1.6倍の波がまれに入ります。足元が濡れている場所では、その1本が致命的になります。

逆にサーファー側も、「釣り・船向けの波高情報」が使えることを知っておくと得です。ナウファスのような実測値はサーフ用の予報より更新が速いので、うねりの立ち上がりを掴む用途では優れています。使い分けの発想を持つと、無料でもかなり遠くまで行けます。

【重要】サービス終了した波情報アプリについて

以前この記事で紹介していた「surfeee(サーフィー)」は、サービスを終了しました。時間帯別に波のサイズ・風向き・点数を表示してくれる意欲的なサービスでしたが、現在はアプリ・Webサイトともに利用できません。同様に「Waveシミュレーター」も現在は入手できない状態です。

波情報サービスは入れ替わりが早い分野です。新しい選択肢が出てきた場合はこの記事を更新してお知らせしますが、「使えなくなっても困らないよう、複数のツールに分散しておく」のが結果的に一番安全な運用です。

実践|無料アプリだけで組む波チェックのルーティン

波情報アプリで確認してからサーフボードを持って海へ向かうサーファー
前日夜と当日朝の2回に分けてチェックすれば、無料アプリだけで空振りはほぼ防げる

道具が揃ったら、次は使う順番です。筆者を含め多くのサーファーがやっている、シンプルな流れを紹介します。

【前日夜】行くかどうか、どこに行くかを決める

  1. Windyの「波」レイヤーで、うねりが入っているかを確認
  2. Windyの「風」レイヤーで、翌朝オフショアになりそうなエリアを絞る
  3. SurfTideXでタイドを確認し、狙う時間帯を決める
  4. tenki.jp / Yahoo!天気で、その時間の風速を数値で詰める
  5. FUN WAVESがあれば、候補ポイントの評価を「答え合わせ」として見る

ここまで無料アプリで組み立ててきましたが、入水後は手が離せません。アプリで確認した満潮・干潮の時刻を覚えていても、海の上で時間感覚はすぐ狂います。潮が動くタイミングをその場で確認したいなら、タイドグラフ付きのサーフウォッチが確実です。選び方は サーフウォッチの選び方|タイド・GPS・防水の見方 にまとめています。

【当日朝】最終確認

  1. ライブカメラで実際の海面を見る(あれば最優先)
  2. 海天気.jpかWindfinderの実測値で、風が予報通りか答え合わせ
  3. ずれていたら、風向きが合う別のポイントに切り替える

秋は朝の北東風が昼前に強まる日が多く、冬は北西風が日が高くなるほど強まる日が多いので、前日夜の段階で「何時までに入るか」を決めておくのがコツです。もう一つ、混雑を避けたい人向けの小技を。前日に評価の高かったポイントは、翌朝ほぼ確実に混みます。あえてそこを外し、「点数は高くないが風向きは合っている」ポイントを選ぶと、波のクオリティは少し落ちても乗れる本数は増えることがよくあります。秋の混雑の避け方は秋の週末サーフィンの混雑対策|空く時間とポイントの選び方、波の当て方の考え方は良い波を当てるコツ!波の予測方法を徹底解説もどうぞ。

レオナ

「良い波」より「自分が乗れる波」を探すほうが、上達は早いですよね。

無料アプリと有料アプリ、何が違う?

結論から言うと、無料は「自分で読む」、有料は「読んだ結果をもらう」という違いです。

無料アプリ有料サービス
情報の形風・うねり・潮の生データ(FUN WAVESはAI評価も)「今日は○点」など人が解釈した評価
国内ポイント情報地点の気象データ中心ポイント別の実況レポート・解説動画
ライブカメラ公開されているものに限られる多数のポイントを網羅
海外強い(Windy・Surfline・Windfinder)国内特化のものが多い
費用0円月額数百円〜1,000円程度が中心

サーフィンを始めたばかりで「この数字が何を意味するのか分からない」段階なら、有料サービスの点数表記は良い教科書になります。一方で、無料アプリで自分なりに予測 → 実際の海と照合を繰り返すほうが、長期的には読む力が身につきます。国内は有料、海外・広域は無料、と併用しているサーファーが多いのが実情です。有料各社の違いは有料の波情報サービス比較で整理しています。

よくある質問(FAQ)

Q1. 波情報アプリは無料のものだけで足りますか?

目的によります。うねり・風・潮という判断材料そのものは、Windyや海天気.jpなど無料アプリで十分に揃います。足りないのは「ポイント別の実況レポート」と「多数のライブカメラ」で、ここは有料サービスの領域です。ただし無料のライブカメラも各地にあり、2026年からはFUN WAVESのようにポイント別評価を無料で見られるアプリも登場しました。週末サーファーであれば、無料の範囲で困る場面は多くありません。

Q2. まず1つ入れるとしたら、どのアプリがおすすめですか?

Windyです。風とうねりを同時に、地図上で視覚的に確認でき、無料の範囲で日本国内も海外もカバーできます。操作もGoogleマップと同じ感覚で扱えるため、初めての人でも迷いません。そのうえで、当日の風を細かく見るためにtenki.jpかYahoo!天気を追加すると、判断の精度が一段上がります。

Q3. アプリの波の高さの数字と、実際のサイズが合いません。

それが正常です。Windyなどが表示するのは「沖のうねりの高さ」であり、実際にポイントで割れる波の大きさは、海底の地形・うねりの向き・周期によって大きく変わります。同じ1.3mでも、場所によって胸サイズにも頭サイズにもなります。対策は、自分が通うポイントで「表示○m=実際は○○サイズ」という対応表を自分の中に作ること。3〜4回照合すれば感覚がつかめます。

Q4. 波情報で最初に見るべき項目はどれですか?

うねり(波の高さと周期)→ 風向き → 風速 → 潮、の順がおすすめです。まずそもそも波があるのかを確認し、次にその波の面がきれいになる風向きか、風が強すぎないか、そして狙う時間帯の潮が合っているか、と絞り込んでいきます。風だけを見て判断すると、「面はきれいだけど波がない」日に当たりがちです。

Q5. うねりの「周期(ピリオド)」は何を意味しますか?

波と波の間隔を秒で表した数値で、うねりのパワーの目安になります。一般に周期が長いほど遠方の低気圧由来のパワーのあるうねりで、同じ高さでも実際の波は大きく、形も整いやすくなります。逆に周期が短いうねりは近場の風によるもので、数値上は高さがあっても、海に着いてみるとバシャバシャした波であることが多いです。

Q6. 台風のうねりもアプリで予測できますか?

できます。Windyは台風が熱帯低気圧の段階から進路と勢力を追えるため、うねりが日本の各エリアに届くタイミングをかなり早い段階で読めます。気象庁の沿岸波浪予想図と見比べれば精度はさらに上がります。ただし台風スウェルは急激にサイズが上がり、強いカレントを伴います。予報が読めることと、その日に入れることは別問題です。自分のレベルを超えていると感じたら、迷わず見送る判断を優先してください。

Q7. 波情報を無料で見られるWebサイトはありますか?

あります。アプリを入れたくない人は、ブラウザで使えるWindy(windy.com)、気象庁の沿岸波浪予想図、surf-forecast.comの3つで、うねり・風・周期の判断材料はほぼ揃います。潮汐は気象庁や海上保安庁のサイトで確認できます。さらに千葉・神奈川などでは、サーフショップや自治体が無料で公開しているライブカメラもあります。

Q8. 「なみある?」やBCMなど国内の有料サービスは、無料でも見られますか?

無料で見られる範囲は限定的です。これらは「点数」「実況レポート」「ライブカメラ」といった中核の情報が有料会員向けで、無料会員では一部のポイントや概況だけが見られる形が中心です。まず無料アプリで判断材料の読み方を身につけ、「ポイント別の実況が欲しい」と感じた段階で有料に切り替えるのが、お金の使い方として無駄がありません。

Q9. 波情報アプリは1日に何回チェックすればいいですか?

前日夜と当日朝の2回で十分です。前日夜にWindyで「うねりと風の大枠」を見て、行くかどうか・どこに行くかを決めます。当日朝は天気アプリとライブカメラで「風が予報どおりか」の答え合わせだけ。それ以上こまめに見ても、予報が更新されるのは1日数回なので判断は変わりません。むしろ時間を決めてチェックするほうが、外れたときの原因も振り返りやすくなります。

Q10. 秋の台風スウェルで、初心者が入っていいサイズの目安は?

目安は「セットで胸まで、かつカレントが弱い日」です。表示上のうねりが1m台でも、周期が長い台風スウェルは実際には頭サイズになることがあります。無料アプリで周期が12秒以上と出ている日は、初心者は湾奥や河口寄りなど、うねりが回り込んで小さくなるポイントを選びましょう。当日はライブカメラで人が入っているか・流されていないかを確認し、少しでも不安なら見送る判断を優先してください。

Q11. 「波の高さ1m」はサーフィンだとどれくらいのサイズですか?

周期とポイント次第で、ヒザから頭まで振れます。アプリの1mは沖の有義波高(高いほうから1/3の波の平均)なので、割れる波の面の高さとは別物です。目安として、周期6〜7秒の1mならガタガタの腰前後、周期11秒以上の1mなら胸〜頭まで立つことがあります。さらに有義波高1mの海では、100波に1回は約1.6倍、つまり1.6m前後の波が来る計算になります。数字をサイズに訳す前に、必ず周期を確認してください。

Q12. 国土交通省の無料の波情報アプリはありますか?

専用アプリはありませんが、Webで同じものが無料で見られます。国土交通省が運用するナウファス(NOWPHAS)が、全国78地点の有義波高・周期・波向を公開しています。多くの地点は20分ごとに更新されるため、予報アプリより実況の反映が速いのが強みです。ブラウザのホーム画面に追加しておけば、アプリに近い感覚で使えます。ただし観測地点は港湾中心なので、サーフポイントの波そのものではなく「沖の実測値」として読むのが前提です。

Q13. 海天気.jpにスマホアプリはありますか?

基本はWebサイトとして使う形で、ブラウザから無料で利用できます。マイポイントを登録しておけば、次回から目的の地点の風・波高・水温の数値にすぐ飛べます。スマホのブラウザでホーム画面に追加しておけば、アプリアイコンと同じように起動できるので実用上の差はほとんどありません。なおアプリストアには似た名前の個人開発アプリも並びますが、更新が止まっているものもあるため、公式サイトを直接使うほうが確実です。

Q14. 冬は波予報アプリの精度が落ちますか?

精度そのものは落ちませんが、外れたときの振れ幅が大きくなります。冬の低気圧は台風より速く移動するため、うねりの持続が半日〜1日半と短く、1〜2時間の読み違いが「良い波」と「終わった海」を分けます。対策は、3〜4日前にWindyの気圧レイヤーで発生源を押さえ、前日に1時間ごとの風速で入る時間帯を絞ること。さらにナウファスの実測値で立ち上がりを確認すれば、無料アプリだけでも十分追いかけられます。

まとめ|無料でも、波を読む材料はすべて揃う

最後に要点を整理します。

  1. まず入れるならWindy。風とうねりを視覚的に読める万能ツール
  2. 国内の数値を詰めるなら海天気.jp、潮を軸にするならSurfTideX・タイドグラフBI
  3. 海外トリップにはSurflineが圧倒的に強い
  4. 当日朝の風はtenki.jp・Yahoo!天気で詰める
  5. ポイント別の評価まで無料で見たいならFUN WAVES、数字で追うならWindfinder
  6. 予報の答え合わせはナウファスの実測値。全国78地点が20分ごとに更新される
  7. アプリの波高は有義波高。100波に1回は約1.6倍が来る前提で、必ず周期とセットで読む
  8. 台風スウェルは5日前の進路→2〜3日前の周期と向き→前日の風と潮の順で追う
  9. 冬は気圧配置から逆算し、前日に1時間ごとの風速で「入れる窓」を絞る
  10. 最後はライブカメラで答え合わせ。予報が割れている日は無理せず保留

波情報は、読めば読むほど当たるようになります。最初は数字の意味が分からなくても、「予測 → 実際に海を見る → 答え合わせ」を繰り返すうちに、自分のポイントの癖が見えてくるはずです。これから冬に向かう時期は、台風ではなく気圧配置を読む季節です。2026-27冬の波予想|エルニーニョ年の北東うねりと季節風や2026年11月の波予想とあわせて、今週末のチェックから始めてみてください。サーフィンに行けない日ほど、アプリを眺めておくと差がつきますよ。

仁

道具はタダで揃うんだから、あとは通うだけ。それが一番の近道だね。

サーファー専用LINEスタンプ誕生

サーファー必見のLINEスタンプが発売中!くすっと笑えて、日常にも使えるスタンプをこの機会に是非!

施設で切れすぎたから、自分たちで作った。citywave CORE LEASH

東京の人工サーフィン施設 citywave Tokyo では、強い水流で貸出用リーシュが頻繁に切れることが現場の悩みでした。そこで工場と直接やり取りし、施設の波・海・車での牽引テストを重ねて作ったのが CORE LEASH(6ft/7mm)です。

まず、この映像を見てください。

サーファーなら驚くテスト方法ですが、更には車で引っ張るテストまで…!

スタッフ内にもサーファーがいることから、citywaveだけでなく、海でも動きやすく、安全性の高いリーシュを作ろうと、デザイン、太さ、安全性を徹底的に追求して誕生しました。7mmレギュラー径・6ft・ダブルスイベル。初中級者の1本目や、台風シーズン前の交換用に。

仁
リーシュは安全のために1年に1回は交換しよう!白濁やひびを見つけたら、切れる前に替えるのが目安だ!

開発ストーリーを読む(3つのテストの記録)

4,980円(税込・送料無料)。公式ECのほか、Amazon(プライム対応)でも購入できます。

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この記事を書いた人

サーフィンにハマって海の近くに移住しちゃった女の子。効率良く楽しくサーフィンするために情報集めるサーフィンマニア。

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