WSL2026チャンピオンシップツアー(CT)は、全12戦のうち6戦が終わりました。ちょうど折り返し地点です。そして7月は、まるごとオフ。次のタヒチ戦が始まるのは8月8日です。
この「静かな1ヶ月」って、実はいちばん情報が追いにくい時期なんですよね。試合がないからニュースも流れてこない。気づいたらタヒチが始まっていて、「あれ、カノアって今何位だったっけ?」となる。毎年やってしまう人、多いと思います。
しかも2026年は、フォーマットが大きく変わった年です。ミッドシーズンカットが消え、敗者復活戦もなくなり、王者はWSLファイナルズではなくパイプラインで決まります。去年までの感覚のままだと、順位表の意味を読み違えます。
この記事では、6戦終了時点の日本人選手の現在地を数字で整理します。五十嵐カノアは9位、コナー・オレアリーは18位。ここからどう戦えば何が起きるのか。後半戦6戦の日程、CS・QSの日本勢、そして日本からの視聴方法まで、まとめて押さえていきましょう。タヒチのファーストコールまでに、この記事1本で追いつけます。
目次
- WSL2026前半戦を3分で振り返る|6戦で何が起きたか
- 五十嵐カノアの2026年|全6戦の成績とランキング9位の中身
- コナー・オレアリー18位|カットライン22位までの現在地
- 後半戦の全日程|タヒチ・フィジー・トラッセルズ、そしてパイプ
- CT以外の日本勢|CS・QS・ロングボードツアーの現在地
- WSL2026を日本から見る方法|配信と時差の付き合い方
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
WSL2026前半戦を3分で振り返る|6戦で何が起きたか

まずは全体像から。2026年のCTは、開催国9カ国・全12戦という大型ツアーです。前半6戦が終わった時点での結論を先に言うと、「ブラジル勢が強い」「イタリアのレオが化けた」「日本勢は耐えている」の3つです。
前半6戦の結果と、ランキングを動かした2大会
開幕戦はオーストラリアのベルズビーチ(4月1〜11日)。ここを制したのはミゲル・プーポ(BRA)とガブリエラ・ブライヤン(HAW)でした。そこからマーガレットリバー、ゴールドコーストとオーストラリア3連戦が続きます。
第4戦は、ニュージーランド・ラグランのマヌベイ。CT史上初のニュージーランド開催です。第5戦がエルサルバドルのプンタロカ、第6戦がブラジル・サクアレマのVIVO Rio Proでした。
ランキングを大きく動かしたのは、この第5戦と第6戦です。エルサルバドルでレオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)がCT初優勝。そのままブラジルでも決勝に進み、2大会連続ファイナルという離れ業をやってのけました。ブラジルでは王者ヤゴ・ドラ(BRA)に敗れて2位でしたが、この2位でキャリア初のイエロージャージを手にしています。
ヤゴのファイナルは強烈でした。序盤にバックサイドのフルローテーションエアーを決めて8.50。さらにエアリバースで6.50を重ね、トータル15.00。この15.00は、男女のファイナルを通じて今大会最高のヒートトータルでした。母国ブラジルでの優勝は2023年以来2度目、CT通算4勝目です。
6戦終了時点の男子CTランキング(上位10名+日本勢)
| 順位 | 選手 | 国 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | レオナルド・フィオラヴァンティ | イタリア | 33,930 |
| 2 | イタロ・フェレイラ | ブラジル | 33,845 |
| 3 | ヤゴ・ドラ | ブラジル | 32,950 |
| 4 | ガブリエル・メディナ | ブラジル | 27,610 |
| 5 | ミゲル・プーポ | ブラジル | 27,130 |
| 6 | サミュエル・プーポ | ブラジル | 24,640 |
| 7 | イーサン・ユーイング | オーストラリア | 23,830 |
| 8 | ジョージ・ピター | オーストラリア | 21,960 |
| 9 | 五十嵐カノア | 日本 | 21,790 |
| 10 | リアム・オブライアン | オーストラリア | 19,865 |
| 18 | コナー・オレアリー | 日本 | 15,120 |
トップ6のうち5人がブラジル勢。いわゆるブラジリアン・ストームが、2026年もそのまま続いています。一方で苦しんでいるのが元王者たちです。フィリッペ・トレドが15位、グリフィン・コラピントが12位、ジャック・ロビンソンが13位。名前の並びだけ見ると、かなり異例のシーズンです。
2026年のフォーマット変更が順位表に与えた影響
ここが今年いちばん誤解しやすいポイントです。変更点を整理しておきましょう。
- ミッドシーズンカットの廃止:シーズン途中でツアーを追われることがなくなりました。順位は最終戦パイプ終了後に確定します
- 敗者復活ラウンドの廃止:初戦のヒートに負けたら、その大会はそこで終了。取り返しがききません
- WSLファイナルズの廃止:トップ5による一発勝負ではなく、年間ポイント制に戻りました
- 最終戦はパイプマスターズ:しかもポイントが1.5倍(優勝15,000pt)
- ウィメンズが18名→24名に拡大:女子の出場枠が大きく増えました
敗者復活戦の廃止は、実際に順位表に効いています。1回戦で沈むと、その大会の獲得ポイントがほぼゼロに近くなる。前半戦で1度でも初戦敗退があると、それがそのまま重りになって残るわけです。
逆に朗報もあります。レギュラーシーズン9戦のうち、次のステージに持ち越せるのはベスト7戦。つまり悪い2戦は切り捨てられます。そして最終戦パイプは1.5倍。ランキング9位という位置は、まだ十分に逆転可能な射程圏内なんです。フォーマットの詳細はWSL2026完全ガイド|50周年で変わる新フォーマットで図解しています。
五十嵐カノアの2026年|全6戦の成績とランキング9位の中身

五十嵐カノアは今シーズン28歳。CT参戦は11年目に入りました。シーズン前のインタビューでは「ピークに近づいてきた」と語り、目標にワールドチャンピオンを掲げています。では実際の6戦は、どうだったのでしょうか。
第1戦〜第6戦の成績を並べてみる
| 戦 | 大会 | 会場 | カノアの結果 |
|---|---|---|---|
| 第1戦 | Rip Curl Pro Bells Beach | ベルズビーチ(豪) | 5位 |
| 第2戦 | Margaret River Pro | マーガレットリバー(豪) | 9位 |
| 第3戦 | Bonsoy Gold Coast Pro | スナッパーロックス(豪) | 初戦敗退 |
| 第4戦 | Corona Cero New Zealand Pro | ラグラン(NZ) | 9位 |
| 第5戦 | Surf City El Salvador Pro | プンタロカ(サルバドル) | 3位 |
| 第6戦 | VIVO Rio Pro | サクアレマ(ブラジル) | ベスト8圏外 |
この並びから読み取れることが、はっきり2つあります。
ひとつは「大崩れが1回だけ」ということ。第3戦ゴールドコーストの初戦敗退が唯一の取りこぼしです。それ以外は5位、9位、9位、3位と、きっちりポイントを重ねています。敗者復活戦がない今年、これは地味に大きい安定感です。
もうひとつは「上げ幅が出てきたのが第5戦から」ということ。エルサルバドルで今シーズン初のセミファイナル進出を決めて3位。この時点でランキングは8位まで浮上しました。ちなみにこの大会、カノアはボードを3本折っています。それでも勝ち上がったあたりに、今年のギアの入り方が出ていますよね。
21,790ポイントという数字の意味
現在9位、21,790ポイント。トップのレオが33,930ポイントなので、差は12,140ポイントです。これは大きいのか、小さいのか。
CTの配点を見ると答えが出ます。優勝は10,000ポイント、準優勝が7,800、3位が6,085。つまり優勝1回+準優勝1回で17,800ポイントです。残り6戦あることを考えれば、12,000ポイント差は決して絶望的な数字ではありません。
さらに最終戦パイプは1.5倍。優勝すれば15,000ポイントが一気に入ります。パイプで勝てば、それ一発でランキングが数段跳ね上がる計算です。上位の選手ほど「パイプまで気が抜けない」構造になっているわけですね。
もうひとつ効いてくるのが、ベスト7戦制です。レギュラーシーズン9戦のうち悪い2戦をカットできるので、ゴールドコーストの初戦敗退は、残り3戦の結果次第で「なかったこと」にできます。カノアにとって、これは相当に大きい救済です。
後半戦の会場との相性はどうか
ここからの舞台は、タヒチ(チョープー)、フィジー(クラウドブレイク)、ローワートラッセルズ、アブダビ、ポルトガル、パイプライン。前半のオーストラリア〜中南米レッグとは、波の質がまるで違います。
特にトラッセルズは、カノアが得意とするハイパフォーマンス系のポイントブレイクです。カービングとエアーの両方でスコアを出せる会場は、彼にとって数少ない「点の取りどころ」になります。逆にチョープーとパイプは、完全にバレル勝負。ここでの1勝が、シーズンの色を決めます。
ちなみに7月のオフ期間、カノアはレオナルド・フィオラヴァンティ、ジャック・ロビンソンとインドネシアへサーフトリップに出ています。ライバル同士でトリップに行けるのがサーフィンの面白いところですよね。ついでに現地で巨大なワニに遭遇した、という話まで出ていました。
コナー・オレアリー18位|カットライン22位までの現在地
もうひとりの日本代表、コナー・オレアリーは現在18位、15,120ポイントです。この位置は、正直に言えば安心できる場所ではありません。
22位ラインが意味するもの
2026年はミッドシーズンカットこそ廃止されましたが、翌年のCT残留ラインは残っています。男子は22位までが2027年CTへの自動残留圏です。23位以下になると、チャレンジャーシリーズ(CS)を勝ち上がって取り直すしかありません。
コナーの18位は、その22位ラインから見て4つ上。しかしポイント差で見ると、22位のバロン・マミヤが12,065ポイントなので、その差はわずか3,055ポイントです。CTの配点で言えば、1大会の結果ひとつでひっくり返る幅なんですよね。
実際、23位のジェイク・マーシャルと24位のアレホ・ムニーツが10,640ポイント、25位以下に9,745ポイントが3人並んでいます。18位から25位までが5,000ポイント台の中にひしめいている状態です。後半戦は、1ヒートの勝敗がそのまま残留か陥落かに直結します。
前半戦のコナーと、ボーダー圏の選手が取る戦略
コナーは第3戦ゴールドコーストでジョエル・ヴォーンを圧倒してラウンド3へ進むなど、要所では強さを見せています。一方、第5戦エルサルバドルは17位。第6戦リオでも順位を落とし、18位まで下がりました。
ボーダーライン上の選手が取る定番の動きが、CSとの並行出場です。CSは7月から10月にかけて開催されるので、CTの合間に出て保険をかけられます。CS上位10名は翌年のCTクオリファイ枠。CTで22位を守れなくても、CSで押し上げれば残留できる二段構えです。
明るい話題もあります。2026年7月24日、コナーはアジア競技大会(愛知・名古屋)の追加枠で日本代表入りが決まりました。これで日本代表は4名体制。すでに出場を表明している五十嵐カノアと合わせ、日本のトップ2が揃うことになります。CTの合間に国際大会が挟まる年は、コンディション調整が本当に難しい。それでも代表を選ぶあたりが、今の日本サーフィンの熱量だと思います。
後半戦の全日程|タヒチ・フィジー・トラッセルズ、そしてパイプ

ここからが本番です。後半戦6大会のスケジュールを、まとめて確認しておきましょう。
| 戦 | 大会 | 会場 | 開催ウィンドウ |
|---|---|---|---|
| 第7戦 | Outerknown Tahiti Pro | チョープー(タヒチ) | 8月8日〜18日 |
| 第8戦 | Corona Fiji Pro | クラウドブレイク(フィジー) | 8月25日〜9月4日 |
| 第9戦 | Lexus Trestles Pro | ローワートラッセルズ(米) | 9月11日〜20日 |
| 第10戦 | Surf Abu Dhabi Pro | フダイリヤット島(UAE) | 10月14日〜18日 |
| 第11戦 | MEO Rip Curl Pro Portugal | スーパーチューボス(葡) | 10月22日〜11月1日 |
| 第12戦 | Lexus Pipe Pro | パイプライン(ハワイ) | 12月8日〜20日 |
レギュラーシーズンは第9戦トラッセルズで終わる
まず押さえるべきは、9月20日のトラッセルズがレギュラーシーズンの最終戦だということ。ここまでの9戦で、ベスト7戦分のポイントが確定します。
そして第10戦アブダビからがポストシーズン。メンズは36名から24名へ、ウィメンズは24名から16名へ絞られます。ここに残れるかどうかが、日本人選手にとって最初の関門です。カノアの9位は現状で安全圏。コナーの18位は、24名枠ギリギリの攻防になります。
だから8月と9月の3戦、つまりタヒチ・フィジー・トラッセルズが最大の山場なんです。この3戦でポジションを上げておかないと、10月以降の逆転チャンスそのものが手に入りません。
最終戦パイプは全員参加&1.5倍という異常設定
そして12月のパイプマスターズ。ここが2026年最大の仕掛けです。
ポストシーズンで24名に絞られたはずのメンズが、最終戦では再び36名全員に戻ります。ウィメンズも24名に戻ります。つまりポストシーズンで落ちた選手にも、最後にもう一度チャンスがあるということ。
しかもポイントは1.5倍。通常大会の優勝が10,000ポイントのところ、パイプは15,000ポイントです。5位でも7,117ポイント相当。ランキング上位陣にとっては、逃げ切りが極めて難しい設計になっています。
年間王者がパイプラインで決まるのは、実に5年ぶり。1シーズンの締めくくりとして、これ以上ないシチュエーションですよね。タヒチ戦の見どころについてはケリー・スレーターCT復帰!タヒチプロ2026を徹底解説でも触れています。
CT以外の日本勢|CS・QS・ロングボードツアーの現在地

WSLの世界はCTだけではありません。その下にチャレンジャーシリーズ(CS)があり、さらにその下に地域別のクオリファイングシリーズ(QS)があります。日本人選手の層の厚さは、むしろこちらを見た方がよくわかります。
チャレンジャーシリーズ|来年のCT切符を争う舞台
CSは2026年7月に南アフリカで開幕しました。ここで男子上位10名、女子上位6名が2027年CTのクオリファイ枠を手にします。女子は昨シーズンより1枠減って6名になったので、競争は前年より厳しくなりました。
2026年7月21日時点の女子CSランキングでは、都筑有夢路が15位(3,320ポイント)、都築虹帆が20位(1,900ポイント)につけています。クオリファイラインの6位までは、1位テレッサ・ボンバロの10,000ポイントを筆頭に4,745ポイント以上が並ぶ状況。開幕したばかりなので、ここからの数戦で一気に順位が動きます。
男子CSは、CT勢のコール・ハウシュマンドが10,000ポイントで首位。CT選手がCSにも出て保険をかける構図が、そのまま順位表に出ています。日本人選手はトップ20圏内にまだ名前がなく、後半戦での巻き返しが必要です。
QSアジア|上位を日本勢がほぼ独占
QSアジアリージョンは、日本人選手の独壇場です。2026年7月6日時点の男子ランキングは、1位・小林圭(6,680ポイント)、2位・大音凛太(3,926)、3位・新井洋人(3,710)。5位に稲葉玲王、6位に田中大貴と続きます。トップ25のうち、実に20名近くが日本人です。
女子はさらに顕著で、1位・中塩佳那(6,000ポイント)、2位・馬場心(4,680)、3位・松田詩野(4,190)、4位・脇田紗良(3,360)。トップ20のほとんどが日本人選手という状態です。
中塩佳那は7月6日、韓国で開催された『Siheung Korea Open QS6,000』で優勝しています。同大会のロングボード部門では田岡なつみも優勝。QS6,000は配点の高いグレードなので、この1勝がアジアランキング首位を確かなものにしました。
ロングボードツアーでも日本勢が躍動
見逃せないのがロングボードツアー(LT)です。2026年7月26日、開幕戦『Lexus US Open of Surfing』の最終日で吉川広夏が2位、井上鷹が5位という結果を残しました。吉川はセミファイナルで逆転勝ちを収めての決勝進出。開幕戦でこの位置につけたのは大きいです。
国内に目を向けると、JPSA/S.LEAGUE 26-27シーズンも2026年7月に茨城エリアで開幕しています。ショートボード男子は松永大輝が5,000ポイントで首位、女子は脇田紗良が同じく5,000ポイントで首位。ロングボード男子は瀬筒雄太、女子は吉川広夏がそれぞれトップに立っています。国内外を並行して戦う選手が増えているのが、今の日本サーフィンの特徴ですね。夏の大会情報は2026年夏のサーフィン大会まとめ|国内&WSL観戦ガイドにまとめています。
WSL2026を日本から見る方法|配信と時差の付き合い方

「見たいけど、どこで見ればいいのかわからない」。WSL観戦でいちばん多いつまずきポイントです。順に整理しましょう。
基本はWSL公式サイトとWSLアプリ
いちばん確実なのは、WSL公式サイト(worldsurfleague.com)と公式アプリです。アプリは無料で、ライブ配信もヒートの結果もここで完結します。WSLの無料メンバー登録をしておくと、大会開始の通知を受け取れるので取りこぼしが減ります。
公式YouTubeチャンネルでもライブ配信が行われることがあります。ただし配信の可否は大会や地域によって変わるので、確実に追いたいならアプリを入れておくのが無難です。放送パートナーによる中継の有無も、大会ごとに公式サイトで案内されます。
時差を逆算する|「ファーストコール」を押さえる
サーフィンの大会は、開催ウィンドウ(今回なら10日ほど)の中から波の良い日を選んで実施されます。だから「何日の何時から」が事前に確定しません。ここが他競技と決定的に違うところです。
実際に競技を行うかどうかは、現地朝のファーストコールで決まります。日本からの目安を、後半戦の会場ごとに整理しておきましょう。
| 会場 | 日本との時差 | 日本時間の目安 |
|---|---|---|
| タヒチ(チョープー) | -19時間 | 深夜〜早朝にかけて |
| フィジー(クラウドブレイク) | +3時間 | 朝方から昼前 |
| カリフォルニア(トラッセルズ) | -16時間 | 深夜〜早朝 |
| アブダビ(UAE) | -5時間 | 昼過ぎ〜夕方 |
| ポルトガル(ペニシェ) | -8時間 | 夕方〜夜 |
| ハワイ(パイプライン) | -19時間 | 深夜〜早朝 |
タヒチとハワイは日本の深夜帯。フィジーだけが例外的に見やすく、朝の時間帯に重なります。8月25日からのフィジー戦は、日本のサーファーにとっていちばん追いやすい大会になりそうです。
深夜開催の大会は、無理に生で追わないのもひとつの手です。翌朝ハイライト動画で確認して、そのまま海に行く。そのくらいの距離感の方が、続きます。海から上がってスマホを開いたら日本人選手が勝っていた、という朝は最高ですよ。
よくある質問(FAQ)
Q1. WSL2026のCTに出場している日本人選手は何人ですか?
男子は五十嵐カノアとコナー・オレアリーの2名です。2026年6月27日時点でカノアが9位(21,790ポイント)、コナーが18位(15,120ポイント)につけています。女子CTには今シーズン日本人選手が在籍していません。ただし女子の出場枠が18名から24名へ拡大されたため、チャレンジャーシリーズ経由での参入チャンスは以前より広がっています。都筑有夢路らCS勢の結果次第で、2027年の顔ぶれは変わる可能性があります。
Q2. 2026年からWSLファイナルズがなくなったと聞きました。王者はどう決まるのですか?
年間ポイント制に戻り、最終戦のパイプマスターズ(12月8〜20日)終了時点でランキング1位の選手が world champion になります。2020年から5年間続いた「トップ5による1日限りの決勝」方式は廃止されました。パイプはポイントが1.5倍(優勝15,000ポイント)に設定されているため、最終戦の結果でランキングが大きく入れ替わる設計です。年間を通した安定性と、最後の一発の両方が問われる形になりました。
Q3. ミッドシーズンカットは本当になくなったのですか?
はい、2026年シーズンからシーズン途中のカットは廃止されました。ただし翌年のCT残留ラインは残っており、男子は22位まで、女子は14位までが2027年CTへの自動残留圏です。またレギュラーシーズン9戦の後、第10戦からのポストシーズンでは男子24名・女子16名に絞られます。「途中で強制的にツアーを追われることはないが、上位に残らないと後半の大会に出られない」と理解するのが正確です。
Q4. 五十嵐カノアはまだワールドタイトルを狙えますか?
数字の上では十分に可能性があります。現在9位で首位との差は12,140ポイント。CTは優勝10,000ポイント、準優勝7,800ポイントなので、大きな結果を2つ重ねれば射程に入ります。さらにレギュラーシーズンはベスト7戦制で悪い2戦を切り捨てられ、最終戦パイプは1.5倍。第3戦ゴールドコーストの初戦敗退を帳消しにできる余地も残っています。ただし上位にブラジル勢が5人並ぶ状況なので、後半戦での表彰台が最低条件になります。
Q5. WSLの試合はどこで無料で見られますか?
WSL公式サイト(worldsurfleague.com)と無料のWSLアプリが基本です。無料のメンバー登録をしておくと、大会の開催通知やヒート速報を受け取れます。公式YouTubeチャンネルでライブ配信される大会もありますが、配信の有無は大会や地域によって異なります。放送パートナーによる中継も大会ごとに変わるため、開催が近づいたら公式サイトの視聴案内を確認するのが確実です。見逃した場合も、公式のハイライト動画が翌日には公開されます。
Q6. 次のCT大会はいつ開催されますか?
第7戦『Outerknown Tahiti Pro』が、2026年8月8日から18日の開催ウィンドウでタヒチのチョープーで行われます。7月はCTがまるごとオフだったため、約6週間ぶりの実戦です。その後は8月25日〜9月4日にフィジーのクラウドブレイク、9月11日〜20日にカリフォルニアのローワートラッセルズと続きます。サーフィンの大会はウィンドウ内で波の良い日を選ぶため、開始日は直前まで確定しません。WSLアプリの通知をオンにしておくと取りこぼしがありません。
まとめ|タヒチのファーストコールまでに押さえる6点
- CTは6戦終了で折り返し。首位はレオナルド・フィオラヴァンティ(33,930pt)。トップ6にブラジル勢が5人という構図です
- 五十嵐カノアは9位(21,790pt)。ベルズ5位、エルサルバドル3位と要所で結果を残し、大崩れは第3戦の1回だけ
- コナー・オレアリーは18位(15,120pt)。22位の残留ラインまで3,055ポイント差。1大会でひっくり返る幅です
- 山場は8〜9月の3戦。タヒチ・フィジー・トラッセルズでポジションを上げないと、ポストシーズン24名枠が遠のきます
- 最終戦パイプは1.5倍かつ全員参加。優勝15,000ポイント。5年ぶりにパイプラインで王者が決まります
- CT以外も日本勢が熱い。QSアジアは男女とも日本人がほぼ独占。LT開幕戦では吉川広夏が2位に入りました
2026年は、フォーマットが変わった最初の年です。順位表の読み方が去年までと違うぶん、追いかける側にとっても新鮮なシーズンになっています。特に「最終戦1.5倍」は、12月まで誰も安心できない仕掛け。年末のパイプまで、目が離せません。
フォーマットの詳細はWSL2026完全ガイド|50周年で変わる新フォーマット、この夏の大会予定は2026年夏のサーフィン大会まとめ|国内&WSL観戦ガイド、その先の五輪までの流れはオリンピック2028サーフィン展望|会場と日本代表への道で詳しく解説しています。
まずは8月8日、タヒチのファーストコール。深夜帯ですが、チョープーのバレルは一見の価値があります。そして翌朝は、その勢いのまま海へ。トップ選手の1本を見た後のパドルアウトは、いつもより少しだけ気持ちが強くなりますよ。
※本記事のランキングは2026年6月27日時点(CS・QSは同年7月時点)の情報にもとづきます。最新の順位はWSL公式サイトでご確認ください。



















