(2026年9月更新)サーフィンを1年中楽しむために欠かせないのがウェットスーツ。
でも「フルスーツ」「セミドライ」「ジャーフル」「タッパー」など種類が9つもあって、どれを選べばいいか分かりづらいですよね。
この記事ではウェットスーツの種類を全9種類の早見表で整理し、水温・気温別の選び方、素材(ジャージ・スキン・起毛)の違い、厚み(mm)やジップ方式、サイズ選び・価格帯・お手入れまで、初心者にもわかりやすく徹底解説します。
今回の更新では、「今の9月〜11月は何を着ればいいか」の切替スケジュール、エリア別(湘南・千葉・宮崎・沖縄・日本海)の着用カレンダー、種類別の価格帯、ロングジョン+タッパーの上下別コーデを追加しました。秋の1着を探している人は、そのまま読み進めてください。
レオナウェットスーツの名前って難しいですよね
仁ちょっとずつ覚えていけば大丈夫だよ!
ウェットスーツとは?サーフィンに必要な理由と仕組み
ウェットスーツとは、ネオプレン(発泡ゴム)でできた保温用のスーツのことです。サーフィンでは体温より低い海に長時間入るため、体温の低下を防ぐ「保温着」として欠かせません。「ウェット(wet=濡れる)」の名のとおり、内部に少量の水を取り込んで使うのが特徴です。ダイビングやSUP、ウィンドサーフィンでも使われますが、サーフィン用はパドルの動きやすさを最優先に設計されています。
なぜ海ではこれほど冷えるのでしょうか。水は空気の約25倍も熱を伝えやすく、体温は空気中の何倍ものスピードで奪われていきます。気温25℃なら半袖で快適ですが、水温25℃の海に生身で1時間浮いていると、多くの人が体の芯から冷えてきます。この差を埋めるのがウェットスーツの役割です。
仕組みはシンプルで、次の4ステップで体を温めます。
- ①スーツと肌のあいだに薄い水の膜をつくる
- ②その水を体温でじんわり温める
- ③温まった水が断熱材のように働く
- ④新しい冷たい水の侵入を最小限に抑える
だからこそ体にフィットするサイズと、水温に合った厚みが重要になります。ブカブカだと水が入れ替わって一気に冷えますし、季節に合わない種類だと寒すぎ・暑すぎで30分ももたないことも。保温だけでなく、紫外線対策・岩やボードからの擦り傷防止・わずかな浮力といった役割もあり、安全で快適なサーフィンの土台になるアイテムです。
ウェットスーツとドライスーツの違い
よく混同されるのがドライスーツです。ウェットスーツは「水を入れて温める」のに対し、ドライスーツは首・手首・足首を密閉して水を一切入れない設計。中には普段着に近いインナーを着込み、空気の層で保温します。厳冬期の北海道・東北・日本海側では活躍しますが、動きが重く価格も高いため、関東以西のサーファーで使う人は少数です。本記事の「全9種」にはドライスーツも含めていますが、実質的に選ぶのは残り8種と考えて大丈夫です。
「ウェット」「ウォータースーツ」…呼び方の整理
サーファー同士では単に「ウェット」と略すのが一般的です。「今日ウェット何着てる?」と聞かれたら、種類と厚みを答えるのが通例。メーカーによっては「ウォータースーツ」「サーフスーツ」と呼ぶこともありますが、指しているものは同じです。また「ウェットスーツ」「ウエットスーツ」は表記ゆれで、意味の違いはありません。
ウェットスーツの種類は全9種類|一覧早見表
ウェットスーツの種類は大きく9種類あります。
- ドライスーツ
- セミドライスーツ
- フルスーツ(ジャーフル)
- シーガル
- ロングスリーブスプリング(ロンスプ)
- ロングジョン
- スプリング
- ショートジョン
- タッパー
となっています。
それぞれ対応している気温や海水温は、以下の図のようになっています。

まずは9種類を一覧で見てみましょう。袖・丈の長さと、対応するおおよその気温・海水温、主に活躍する時期をまとめた早見表です。
| 種類 | 袖・丈 | 気温目安 | 海水温目安 | 主な時期(関東) |
|---|---|---|---|---|
| ドライスーツ | 長袖・長丈(防水) | -5〜15℃ | 2〜15℃ | 厳冬 |
| セミドライ | 長袖・長丈 | 3〜18℃ | 5〜18℃ | 冬〜早春 |
| フルスーツ(ジャーフル) | 長袖・長丈 | 14〜20℃ | 15〜20℃ | 春・秋 |
| シーガル | 半袖・長丈 | 17〜25℃ | 18〜24℃ | 初夏・晩秋 |
| ロンスプ | 長袖・短丈 | 18〜22℃ | 20〜22℃ | 初夏・秋 |
| ロングジョン | ノースリーブ・長丈 | 23〜30℃ | 18〜26℃ | 夏(重ね着可) |
| スプリング | 半袖・短丈 | 23〜30℃ | 18〜26℃ | 初夏・盛夏 |
| ショートジョン | ノースリーブ・短丈 | 23〜30℃ | 22〜28℃ | 盛夏 |
| タッパー | 上半身のみ | 25〜32℃ | 22〜32℃ | 盛夏(水着+) |
名前の由来と略称一覧|ジャーフル・ロンスプ・ジョンとは?
ウェットスーツの名前は、「袖の長さ」と「脚の長さ」の組み合わせでほぼ決まります。覚えにくい略称も、由来を知ると一気に整理できます。
| 略称・通称 | 正式名称 | 由来・覚え方 |
|---|---|---|
| ジャーフル | ジャージフルスーツ | ジャージ素材のフルスーツ。3mmが定番 |
| セミドライ | セミドライスーツ | 「ほぼ(semi)ドライ」=水がほとんど入らない冬用 |
| シーガル | シーガル | 半袖・長丈の姿がカモメ(sea gull)の翼に見えることから |
| ロンスプ | ロングスリーブスプリング | 長袖(long sleeve)のスプリング=長袖・短丈 |
| スプリング | スプリングスーツ | 春(spring)から使える半袖・短丈 |
| ロングジョン | ロングジョン | ノースリーブ・長丈。英語で長い下着を指すlong johnsが語源 |
| ショートジョン | ショートジョン | ロングジョンの短丈版 |
| タッパー | タッパー(ジャケット) | 上半身だけの1枚。ベスト型・長袖型がある |
この表を頭に入れておくと、ショップで「3ミリのジャーフルとロンスプで迷ってる」と会話できるようになります。
では、それぞれの特徴について解説していきましょう。
ドライスーツ

ウェットスーツの中で一番保温性が高いのがドライスーツ。
ブーツ一体型が多く、ほぼ水の侵入はありません。
首・手首を密閉するシールで水を遮断し、中に着るインナーの厚みで保温力を調整します。真冬の水温10℃以下でも1〜2時間入れる反面、生地が厚く重いためパドルやテイクオフの動きは鈍くなります。価格は10万円を超えるものが多く、北海道・東北・日本海側の冬メインのサーファー向け。関東以西なら、次に紹介するセミドライで十分です。
気温目安:-5 ~ 15℃
海水温目安:2 ~ 15℃
セミドライスーツ

日本の冬で一番多いのが、このウェットスーツです。
風や水を通さないようにラバー素材を随所に利用しています。
多くの場合は、5mm/3mmで作られています。
首元・手首・足首が二重構造になっていて、水の出入りを最小限に抑えるのが特徴。裏地には起毛素材が使われ、いったん入った水を保持して温めます。関東の冬(水温13〜16℃)はこの1着があれば、ヘッドキャップ・ブーツ・グローブと組み合わせて余裕で入れます。冬用モデルの選び方とおすすめはセミドライおすすめ5選【2026】で詳しく比較しています。
気温目安:3 ~ 18℃
海水温目安:5 ~ 18℃
フルスーツ(ジャーフル)

サーファーが最初に手に入れるウェットスーツですね。
1年で一番良く使われます。3mmで作られることがほとんど。
長袖・長丈で全身をジャージ素材が覆うため、擦れや日焼けにも強い万能タイプです。関東では10月中旬〜12月上旬、そして4〜6月上旬の合計およそ5か月がメインシーズン。真冬でも水を入れて動き続ければしのげる日があり、迷ったらこの1着から始めると失敗しません。「秋はいつからジャーフルに切り替える?」という疑問には秋のウェットスーツ選び方【2026】で答えています。
気温目安:14 ~ 20℃
海水温目安:15 ~ 20℃
シーガル

気温や水温に敏感な人にオススメ。腕が半袖なので、外気が暖かい時に活躍します。
脚は長丈で下半身をしっかり保温しつつ、腕は半袖でパドルが軽いのが魅力。水温は高いけれど日差しが弱い9月下旬〜10月、そして5〜6月に出番が集中します。腕の日焼けは避けられないので、気になる人は次のロンスプと使い分けを。切替時期の目安はシーガルはいつから?水温目安と選び方にまとめています。
気温目安:17 ~ 25℃
海水温目安:18 ~ 24℃
ロングスリーブスプリング(ロンスプ)

外気は寒いけれども、海水温が暖かい時に活躍します。
また、半袖の日焼けを嫌がる人にもおすすめです。
シーガルの逆で、腕は長袖・脚は短丈。朝夕の風で腕が冷える秋口や、日焼けを避けたい女性サーファーに人気です。膝が出ているので、ボードとの擦れで膝の裏が赤くなりやすい点は覚えておきましょう。詳しい切替時期はロングスプリングはいつから?で解説しています。
気温目安:18 ~ 22℃
海水温目安:20 ~ 22℃
ロングジョン

なぜかロングボーダーに愛用者が多いのがこのスタイル。
タッパーを上に重ね着する事で、ジャーフルのように長期間利用することが出来ます。
肩が完全に自由なのでパドルが軽く、ロングボードのウォーキングやニーパドルでも突っ張りません。単体では夏用ですが、上にタッパーを重ねれば秋、さらに厚手の長袖タッパーを重ねれば初冬まで使えます。この「上下別」の組み合わせ術は後半のセクションで詳しく紹介します。
気温目安:23 ~ 30℃
海水温目安:18 ~ 26℃
スプリング

シーガルではちょっと暑いな、というときに使うウェットスーツです。
利用期間があまり長くはありません。
半袖・短丈で最も動きやすく、2mm厚が中心。関東では7月〜9月中旬の、水温24〜27℃で北風が入る日に重宝します。夏でも「水着だけだと朝イチが寒い」「ボードとの擦れで腹が赤くなる」という人の定番。夏のウェット事情は夏のサーフィン、ウェットスーツどう選ぶ?で詳しく解説しています。
気温目安:23 ~ 30℃
海水温目安:18 ~ 26℃
ショートジョン

こちらもロングボーダーが使う事が多いスタイル。
タッパーと併せる事で、長期間使うことが出来るようになります。
ノースリーブ・短丈で、ウェットスーツの中では最も露出が多いタイプ。盛夏の水温26℃以上で「体幹だけ冷えを防ぎたい」「腹の擦れを防ぎたい」ときに選びます。出番は短いものの、ロングボーダーやスタイル重視の人にはファッションアイテムとしても人気があります。
気温目安:23 ~ 30℃
海水温目安:22 ~ 28℃
タッパー

夏で風が強く寒い時などにあると便利なのがこのウェットスーツ。
長袖、半袖、ベストタイプとありますが、長袖を持っておくのがオススメ。
上半身だけの1枚で、サーフパンツや水着、ロングジョンと組み合わせて使います。1万円台から手に入り、真夏の朝イチや台風後の北風の日に「あって助かった」となる確率が非常に高いアイテム。2mmの長袖を1枚持っていれば、7〜9月はほぼこれで乗り切れます。選び方とおすすめはサーフィン用タッパーおすすめ7選【2026】を参考にしてください。
気温目安:25 ~ 32℃
海水温目安:22 ~ 32℃
【水温別】最適なウェットスーツ早見表

「水温◯度のときは何を着ればいい?」と迷ったら、海水温から逆算するのが一番確実です。水温は気温と違って急には変わらないので、季節の変わり目でも判断がブレません。関東の平地を基準にした目安が次の早見表。寒がりの人や北日本では1段階厚め、暑がりの人は1段階薄めに調整してください。
| 海水温 | おすすめタイプ | 厚みの目安 | 追加の防寒小物 |
|---|---|---|---|
| 10〜15℃ | セミドライ | 5/3mm(裏起毛) | キャップ・ブーツ・グローブ |
| 16〜19℃ | フルスーツ(ジャーフル) | 3mm | 肌寒い日はブーツ |
| 20〜22℃ | ジャーフル/シーガル/ロンスプ | 3mm・2mm | — |
| 23〜25℃ | スプリング/シーガル | 2mm | ラッシュガード併用も |
| 26℃以上 | タッパー+水着/ラッシュガード | 2mm以下 | 日焼け対策を優先 |
盛夏(水温26℃以上)はウェットスーツ不要の日も増えますが、朝夕や風の強い時間帯はタッパーが1枚あると快適です。真夏こそ日焼け対策が重要になるので、ラッシュガードやタッパーと組み合わせて調整しましょう。
今日の水温はどこで調べる?
水温は波情報サイト(なみある?・BCM・波伝説など)のポイントページに表示されるほか、気象庁の「海面水温」ページや海上保安庁の海洋速報でも確認できます。ただし表示される水温は沖合の数値で、岸際は雨や河口の影響で1〜2℃低いことがよくあります。「表示水温マイナス1℃」で考えておくと、着てから寒い失敗が減ります。特に秋雨や台風の直後は、河口近くのポイントで水温が急落するので注意しましょう。
【2026年9月】秋は何を着る?関東の切替スケジュール

「9月ってまだ水着でいいの?」「10月はジャーフル?」と毎年迷うのが秋のウェット選びです。関東(湘南・千葉)では、9月上旬は水温がまだ25〜26℃と1年で最も高い時期ですが、外気温と日差しは日ごとに落ちていきます。水温は高いのに体感は寒いのが秋の特徴で、1か月ごとに1段階ずつ厚くしていくとちょうどよく収まります。
| 時期(関東) | 水温の目安 | 基本の1着 | 朝イチ・北風の日 |
|---|---|---|---|
| 9月上旬〜中旬 | 25〜26℃ | 水着+タッパー/スプリング | ロンスプ |
| 9月下旬 | 23〜25℃ | スプリング/シーガル | ロンスプ・ロングジョン+タッパー |
| 10月 | 21〜23℃ | シーガル/ロンスプ | 3mmジャーフル |
| 11月 | 18〜21℃ | 3mmジャーフル | ジャーフル+インナー |
| 12月 | 15〜18℃ | ジャーフル→セミドライ | セミドライ+ブーツ |
秋に寒さを感じる最大の要因は、水温より風です。台風や低気圧が抜けた後の北風の日は、水温25℃でも半袖だと震えます。逆に無風でよく晴れた日は、10月でもスプリングで入れることがあります。秋サーフィンの寒さ対策|効くのは水温より風で解説しているとおり、朝の風向きと風速を見て「1段階厚め」を車に積んでおくのが秋の正解です。
秋は「買い替え・買い足し」のベストタイミング
9〜10月は各ブランドが冬物の新作を発表し、同時に春夏物(スプリング・シーガル・タッパー)が値下がりする時期です。冬のセミドライを新調するなら10月中に注文しておくと、11月末〜12月の寒さが本格化する前に手元に届きます。オーダーは納期が3〜6週間かかるため、12月に慌てて頼むと真冬に間に合いません。逆に「来年の夏用」を狙うなら、秋のセールで型落ちのスプリングを買うのが一番お得です。秋冬の買い物の順番は秋冬サーフィン装備チェックリスト|いつ何を買う【2026】にまとめています。
厚み(mm)とジップ方式の選び方
厚み(5/3mm・3/2mm)の見方
「5/3mm」「3/2mm」という表記は、胴体/腕・脚の生地の厚みを表します。5/3mmなら「胴が5mm・腕脚が3mm」という意味。胴を厚くして保温性を確保しつつ、腕脚を薄くしてパドルの動きやすさを両立させています。数字が大きいほど暖かい反面、動きは重くなります。冬のセミドライは5/3mm、春秋のジャーフルは3mmや3/2mmが定番です。
| 厚み表記 | 意味 | 主な種類 | 対応水温の目安 |
|---|---|---|---|
| 1〜2mm | 全身2mm前後 | タッパー・スプリング・ショートジョン | 23℃以上 |
| 3mm / 3/2mm | 全身3mm/胴3mm・腕脚2mm | ジャーフル・シーガル・ロンスプ | 17〜23℃ |
| 5/3mm | 胴5mm・腕脚3mm | セミドライ(関東の定番) | 12〜18℃ |
| 6/5mm・6/4mm | 胴6mm・腕脚4〜5mm | 寒冷地用セミドライ | 8〜14℃ |
同じ3mmでも、生地の質と裏地(起毛の有無)で体感は1段階変わります。近年は素材の進化で「3mmなのに従来の4mm並みに暖かい」モデルも増えているので、数字だけでなく素材の項目も合わせて確認しましょう。
ジップ方式(バックジップ・チェストジップ・ノンジップ)
同じ種類でも、ファスナーの位置で着脱のしやすさと水の入りにくさが変わります。初心者はまず着脱がラクなバックジップから始めるのがおすすめです。
| ジップ方式 | 着脱 | 水の侵入 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| バックジップ | ◎ ラク | やや多い | 初心者・体が硬い人 |
| チェストジップ | △ コツが要る | 少ない | 中級者以上 |
| ノンジップ | △ 難しい | 最も少ない | 上級者・競技志向 |
チェストジップやノンジップは、首元から一度に体を入れるため、着方にコツがあります。無理に引っ張ると縫い目が裂けるので、ウェットスーツの着方・脱ぎ方|破らない手順とコツを一度読んでから挑戦してください。
レオナウェットスーツの素材やサイズ感など、詳しい選び方については、こちらの記事も参考にしてください!

ウェットスーツは「素材」でも選ぶ|ジャージ・スキン・起毛の違い
同じ厚み(5mm/3mmなど)でも、使われている素材によって暖かさ・動きやすさ・耐久性は大きく変わります。購入前に必ずチェックしておきましょう。
- ジャージ素材:表面に生地が貼られたスタンダードな素材。伸縮性と耐久性のバランスが良く、価格も手頃。最初の1着におすすめ。
- スキン素材(ラバー):表面がツルツルのゴム素材で水を弾き、風の影響を受けにくいため保温性が高い。冬のセミドライの胸・背中によく使われる。やや硬く、爪などで傷つきやすいのが弱点。
- 起毛素材:裏地に起毛(フサフサの毛)を施し、入ってきた水を保持して体温で温める仕組み。最も暖かく、近年の冬用モデルの主流。脱ぎ着もしやすい。
| 素材 | 暖かさ | 動きやすさ | 耐久性 | 向いている種類 |
|---|---|---|---|---|
| ジャージ | ○ | ◎ | ◎ | ジャーフル・シーガル・スプリング |
| スキン(ラバー) | ◎ 風に強い | ○ | △ 傷に弱い | セミドライの胸・背中 |
| 裏起毛 | ◎ | ○ | ○ | セミドライ・冬用ジャーフル |
冬のセミドライなら「表スキン+裏起毛」、春秋のジャーフルなら「ジャージ」を選ぶのが定番です。スキン素材は風を通さない代わりに、爪や砂で傷がつくと剥がれが広がりやすいので、着脱時は指の腹で扱いましょう。もし破れや剥がれができても、小さなものなら自分で直せます。ウェットスーツの修理方法で手順を紹介しています。
ロングジョン+タッパーの「上下別」は1年中使える万能セット
「上下がつながったフルスーツ」だけがウェットスーツだと思っている人は意外と多いです。でも実は、ロングジョン(下)とタッパー(上)を別々に持つ「上下別」が、もっとも応用範囲の広い組み合わせなんです。ロングボーダーに愛用者が多い理由もここにあります。
| 組み合わせ | 相当する種類 | 水温の目安 | 時期(関東) |
|---|---|---|---|
| ロングジョン単体 | ノースリーブ長丈 | 24℃以上 | 7〜9月上旬 |
| ロングジョン+半袖タッパー | シーガル相当 | 21〜24℃ | 9月下旬〜10月 |
| ロングジョン+長袖タッパー(2mm) | ジャーフル相当 | 19〜22℃ | 10〜11月上旬 |
| ロングジョン+長袖タッパー(3mm) | 厚手ジャーフル相当 | 17〜20℃ | 11月・4月 |
メリットは3つあります。①上だけ脱いで休憩できるので、車での移動や昼休みが快適。②胸まわりが二重になるため、同じ厚みのフルスーツより体幹が暖かい。③片方が破れても買い替えが1点で済む。デメリットは、腰まわりに段差ができて水が入りやすいことと、フルスーツより脱ぎ着の手間が1回増えること。「寒さに敏感で調整をこまめにしたい人」「ロングボードで肩の自由度を優先したい人」には、この上下別を第一候補にすすめています。
エリア別ウェットスーツ着用カレンダー|湘南・千葉・宮崎・沖縄・日本海

ここまでの目安はすべて関東(湘南・千葉南)基準です。しかし日本は南北に長く、同じ月でも水温は地域で5〜10℃違います。遠征先で「関東の感覚で持って行ったら寒すぎた」という失敗は非常に多いので、代表的なエリアの冬・春秋・夏の基本装備を表にまとめました。
| エリア | 冬(1〜3月) | 春・秋(4〜5月/10〜11月) | 夏(7〜9月) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 湘南・伊豆・静岡 | 5/3セミドライ (水温13〜16℃) | 3mmジャーフル→シーガル | タッパー/スプリング | 黒潮の影響で関東では暖かめ |
| 千葉北・茨城 | 5/3〜6/5セミドライ+キャップ (水温11〜14℃) | 3mmジャーフル(長め) | スプリング/タッパー | 親潮寄りで湘南より1段階厚め |
| 宮崎・四国南部 | 3mm〜4/3ジャーフル (水温17〜19℃) | シーガル/ロンスプ | 水着+タッパー | 冬でもセミドライ不要の日が多い |
| 沖縄 | 3mmジャーフル/シーガル (水温21〜23℃) | スプリング | 水着+ラッシュガード | 通年3mm以下で回せる |
| 日本海(新潟・北陸) | 6/5セミドライ〜ドライ (水温8〜12℃) | 5/3セミドライ→3mm | スプリング/ジャーフル | 冬は季節風で体感がさらに低い |
| 東北・北海道 | ドライ/6/5セミドライ+フード (水温5〜10℃) | 5/3セミドライ | 3mmジャーフル/シーガル | 夏でも早朝はジャーフル |
見方のコツは、「自分のホームより北へ行くなら1段階厚く、南へ行くなら1段階薄く」。たとえば湘南から茨城へ日帰り遠征するなら、12月はセミドライにヘッドキャップを足す。逆に11月に宮崎へ行くなら、ジャーフルではなくシーガルで足りる日が多い、という具合です。遠征先のショップに前日電話して「今、皆さん何着てますか?」と聞くのも確実な方法です。
種類別の価格帯の目安|既製品・オーダー・中古
ウェットスーツは種類によって価格が大きく変わります。生地の面積と厚み、そして防水構造の複雑さがそのまま値段に反映されるからです。2026年時点の、国内サーフブランドを基準にした相場は次のとおりです。
| 種類 | 既製品の相場 | オーダー | 中古の目安 |
|---|---|---|---|
| タッパー | 1.2〜2.5万円 | 2〜3.5万円 | 3千〜8千円 |
| スプリング/ショートジョン | 1.5〜3万円 | 2.5〜4万円 | 5千〜1.2万円 |
| シーガル/ロンスプ/ロングジョン | 2〜4万円 | 3.5〜5.5万円 | 8千〜1.5万円 |
| 3mmジャーフル | 3〜6万円 | 5〜8万円 | 1〜2.5万円 |
| セミドライ(5/3mm) | 5〜10万円 | 7〜13万円 | 2〜4万円 |
| ドライスーツ | 10〜18万円 | 15万円〜 | 4〜8万円 |
「高いほど暖かい」は概ね正しいのですが、初心者の1着目なら3〜4万円台の既製品ジャーフルで十分です。体型が既製品に合わない人はオーダーを検討しましょう。価格・納期・注文の流れはウェットスーツのオーダー完全ガイドで、中古を選ぶ際の状態チェックは中古ウェットスーツは買い?相場と状態チェック7項目で詳しく解説しています。
なお、Amazonなどで売られている1万円前後の「ウェットスーツ」には注意が必要です。ダイビング用や動きを想定していない製品が多く、首から水が入る・肩が突っ張る原因になります。サーフィン用と明記された専用ブランドの既製品から選ぶのが、遠回りしない一番のコツです。
サイズ感と既製品・オーダーの選び方
ウェットスーツは体にフィットしてこそ保温性を発揮します。大きすぎると水が溜まって冷え、小さすぎると肩や胸が突っ張ってパドルで疲れてしまいます。購入前に次の3点をチェックしましょう。
- 立った状態:首・脇・股に強い圧迫や大きな余りがないか
- 動作:腕を前に伸ばす・しゃがむ動きで突っ張らないか
- 細部:手首・足首・首元が指1本入るくらいの締まり具合か
標準体型ならまずは各ブランドのサイズ表に合わせた既製品で十分です。手足が極端に長い・短い、胴が長いなど既製品が合わない場合は、採寸して作るオーダー(フルオーダー/パターンオーダー)を検討しましょう。サイズ表の記号(M・ML・MLB・LB)の読み方と採寸の順番は、ウェットスーツのサイズの選び方|メンズ既製品の測り方で解説しています。女性はウェットスーツ レディースの選び方、お子さんはキッズウェットスーツの選び方を参考にしてください。
関東エリアの年間水温と最適なウェットスーツ【2026年版】
湘南・千葉など関東エリアを基準にすると、年間の水温とおすすめウェットスーツの目安は次のとおりです。北海道・東北などの寒冷地では1段階厚め(6/5mmセミドライなど)を選ぶと安心です。
- 真冬(1〜3月/水温12〜16℃):5/3mmセミドライ(裏起毛)+ヘッドキャップ・ブーツ・グローブ
- 春(4〜5月/水温16〜19℃):3mmフルスーツ(ジャーフル)。肌寒い日はセミドライ
- 初夏・秋(6月・10〜11月/水温19〜24℃):3mmジャーフル or シーガル
- 盛夏(7〜9月/水温24〜28℃):タッパー+水着、またはスプリング
つまり「セミドライ1着+3mmジャーフル1着+タッパー」を揃えれば、関東ならほぼ通年カバーできます。ポイントは水温は気温より1〜2か月遅れて動くこと。9月は気温が下がり始めても水温は年間最高付近にあり、逆に3月は気温が上がっても水温は年間最低のままです。「暦」ではなく「水温」で判断するクセをつけると、ウェット選びで迷わなくなります。
何から揃える?初心者が失敗しない購入の順番
「9種類を全部そろえる必要はない」と分かっても、どの順番で買えばいいかは悩みますよね。編集部が初心者に必ずすすめている順番は次のとおりです。
- 1着目:3mmジャーフル(春・秋のメイン。真冬以外は水を入れれば我慢できる範囲が広い)
- 2着目:セミドライ(5/3mm)(冬も続けると決めたら購入。10月中の注文が理想)
- 3着目:長袖タッパー(2mm)(夏の朝イチ・北風対策。1万円台で買える)
- 4着目以降:シーガル/ロンスプ/スプリング(季節の端境期を快適にする「贅沢枚数」)
始めた季節によって順番は入れ替えてください。秋(9〜10月)に始めた人はジャーフルから、夏に始めた人はタッパーから、冬に始めた人はセミドライからです。3着まで揃えば関東では通年入れますし、上下別のロングジョン+タッパーを選べば2着相当の役割を1セットで担えます。予算を抑えたい人は、1着目の新品ジャーフルに加えて、2着目のセミドライを中古やアウトレットで探すのも賢い方法です。
お手入れ・保管と寿命|長持ちさせるコツ

ウェットスーツは消耗品ですが、お手入れ次第で寿命は大きく変わります。ポイントはとてもシンプルです。
- 使用後は真水でしっかりすすぐ:塩分や砂はゴムの劣化と匂いの原因。裏返して内側も流す
- 陰干しでしっかり乾かす:直射日光はゴムを硬化させるのでNG。風通しのよい日陰で
- 太いハンガーで肩から吊るす:細いハンガーは肩に折りジワが出る。二つ折りの腰掛け干しも◎
- ジッパーは真水+シリコンスプレー:塩噛みを防ぎ滑りをキープ
寿命の目安は週1〜2回の使用で2〜3シーズン。もっとも酷使する冬のセミドライは2シーズンほど、出番の少ないジャーフルやタッパーはより長持ちします。スキン素材の割れ、生地の伸び、縫い目のほつれが出てきたら買い替えのサインです。洗い方の詳細はウェットスーツの洗い方と保管術、匂いが気になる人はウェットスーツシャンプーおすすめ6選、冬に乾きにくい悩みはウェットスーツハンガーおすすめ7選が参考になります。冬の防寒をさらに高めたい人はウェットスーツインナーの併用も検討しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. ウェットスーツの寿命は何年くらい?
使用頻度によりますが、週1〜2回の使用で2〜3シーズンが目安です。最も酷使するセミドライは2シーズンほど、出番の少ないジャーフルやタッパーはより長持ちします。スキン素材の割れ、生地の伸び、縫い目のほつれが出てきたら買い替えのサインです。
Q. 最初の1着は何を買えばいい?
通年で最も出番が多い3mmのフルスーツ(ジャーフル)がおすすめです。春・初夏・秋と長く使え、価格も手頃で初心者の1着に最適です。秋に始める人はまさに今がジャーフルの季節なので、そのまま12月上旬まで使えます。
Q. Amazonの1万円前後のウェットスーツでも大丈夫?
ダイビング用や動きを考慮していない製品も多く、サーフィンには不向きです。首から水が入ったり擦れの原因になるため、サーフィン専用ブランドの既製品を選ぶのが安心です。
Q. 水温20度なら何を着ればいい?
水温20℃前後は、3mmのフルスーツ(ジャーフル)が基準です。晴れて気温が高い日はシーガルやロンスプでも快適に過ごせます。朝夕で冷えるときはジャーフル、日中の暖かい時間帯はシーガル、と使い分けると失敗しません。
Q. 水温25度のときは何を着る?
水温25℃は関東の9月に多い水温で、基本は水着+タッパーかスプリングです。晴れて風が弱ければ水着+ラッシュガードでも入れますが、北風が入る日や早朝はロンスプやシーガルがちょうどいい体感になります。「水温25℃=暖かい」ではなく、風と日差しで1段階調整するのがコツです。
Q. 9月・10月の秋は何を着るのが正解?
関東なら9月上旬は水着+タッパーかスプリング、9月下旬はシーガルかロンスプ、10月はシーガル〜3mmジャーフル、11月はジャーフルが目安です。秋は水温より風で寒さが決まるので、北風の日は1段階厚めを選んでください。ロングジョン+タッパーの上下別なら、この時期の細かい調整が1セットでできます。
Q. 夏(盛夏)でもウェットスーツは必要?
水温26℃以上の盛夏は、水着+ラッシュガードやタッパーで入れる日が増えます。ただし朝夕や風の強い日、外気が下がる日はタッパーが1枚あると安心です。真夏はむしろ日焼け・熱中症対策が重要になるので、ラッシュガードや帽子と組み合わせるのがおすすめです。
Q. バックジップとチェストジップ、初心者はどっち?
初めての1着は、着脱がラクなバックジップがおすすめです。チェストジップは水の侵入が少なく暖かい反面、着るのにコツが要ります。何着か持つようになり、より快適さを求める段階でチェストジップへ移行すると良いでしょう。
Q. ジャーフルとフルスーツは同じもの?
ほぼ同じです。フルスーツは「長袖・長丈」の形を指す言葉で、ジャーフルは「ジャージ素材のフルスーツ」の略。日本のサーフィンでは3mmジャーフルが春秋の定番なので、単にフルスーツと言えばジャーフルを指すことが多いです。一方、冬用のセミドライも形はフルスーツですが、防水構造と起毛裏地を持つため別の種類として扱われます。
Q. ウェットスーツは何着あれば1年サーフィンできる?
関東なら「5/3mmセミドライ・3mmジャーフル・長袖タッパー」の3着で通年カバーできます。予算を抑えるなら、まずジャーフル1着で春〜初冬を過ごし、冬を続けると決めた時点でセミドライを追加するのが現実的です。ロングジョン+タッパーの上下別を選べば、さらに端境期の調整がしやすくなります。
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まとめ
レオナ9種類もあるって多いですねぇ…
仁まぁ、全部使っている人は本当にごくわずかで、好みのものをセレクトしたら3~4種類くらいで1年間楽しめるよ!
最後に、この記事の要点を5つに整理します。
- ウェットスーツは「水を入れて体温で温める」保温着。フィットするサイズと水温に合った厚みが最重要
- 種類は全9種。名前は「袖の長さ×脚の長さ」の組み合わせで決まる
- 選ぶ基準は暦ではなく水温。10〜15℃はセミドライ、16〜19℃はジャーフル、20〜22℃はシーガル/ロンスプ、23℃以上はスプリング/タッパー
- 秋は1か月ごとに1段階厚く。9月はタッパー/スプリング、10月はシーガル、11月はジャーフル、12月からセミドライ
- 関東なら「セミドライ・3mmジャーフル・タッパー」の3着で通年OK。初心者はジャーフルから
一番多い質問が「どれからそろえていったら良いですか?」という質問です。
お金を安く抑えるならば、日本では、以下のセットを準備していくと、通年通してサーフィンをすることが出来ますよ!
秋~冬~春:セミドライスーツ
秋&春~夏前:3mmジャーフル
夏:タッパー+水着
暑いのを我慢するのは、水をウェットスーツ内に入れれば良いので、上記のセットで、3mmジャーフルをメインで活躍させることがオススメです!
それでは良いサーフィンライフを!
仁体型が一般とかけ離れている、とかブランドのこだわりがなければ、楽天のメローウェットスーツで買うのが一番おすすめだよ
レオナまずは既製品のサイズで買ってみて、微妙に合わなければオーダーしてみるのがおすすめです
仁Amazonとかで1万円くらいの買っている人もいるんだけど、マジでやめた方が良いよ!ダイビング用だったりするから、動くのに適していなかったりするよ!
レオナそういえば取材用に買ったやつ、着れなくはないけど、水入りまくりの首スレまくりでしたね・・・笑
それでは良いサーフィンライフを!
















