セミドライおすすめ5選【2026】冬用ウェットの選び方

冬の海へセミドライウェットスーツで向かうサーファー

12月の千葉北。3mmジャーフルの上にインナーを重ね、「まだいける」と入った朝。30分もすると指先の感覚が消え、パドルが鈍って、いい波が来ても腕が回らない。海から上がった瞬間の北風で歯がガチガチ鳴り、「セミドライ、なんで買ってなかったんだろう」と後悔した経験、ありませんか?

そして、そこから慌ててショップに駆け込んでも、オーダーは納期4〜6週間。既製品は人気サイズから消えていく。着られるのは1月半ば、シーズンの半分が終わっています。

この記事では、セミドライの「買うタイミング」を軸に整理しました。ジャーフルとの違い、水温別の切替目安、失敗しない5つの判断基準、そして価格帯別のおすすめ5モデルです。さらに「そもそもセミドライが不要な人」の条件も正直に書きます。読み終わる頃には、自分に必要な1着と、いつ発注すべきかがはっきりするはずです。

目次

目次

  1. セミドライとは?ジャーフル・ドライスーツとの違い早見表
  2. セミドライはいつから必要?水温別・地域別の切替目安
  3. 買うなら9月上旬まで:オーダー納期と既製品セールの時期
  4. 失敗しない5つの判断基準(裏起毛・ジップ・厚み・首・膝)
  5. 価格帯別おすすめ5選(3万円台・5万円台・8万円以上)
  6. セミドライが不要な人と代替(3mmジャーフル+インナー)
  7. よくある質問
  8. まとめ

セミドライとは?ジャーフル・ドライスーツとの違い早見表

ボードを抱えて浜を歩く黒いウェットスーツのサーファー
見た目は同じ「長袖長ズボン」でも、ジャーフルとセミドライは中身がまったく違う

まず言葉の整理から始めましょう。セミドライは「できるだけ水が入ってこない構造を持ったフルスーツ」のことです。「ドライ」と付いていますが、完全防水のドライスーツではありません。少しは水が入る前提で、入った水を体温で温めて保温する、あくまでウェットスーツの一種なんです。

ちなみに「セミドライ」は日本独自の呼び方です。海外のショップで「セミドライ」と言っても通じないことが多く、向こうでは「5/4mm フルスーツ」のように厚みで呼びます。覚えておくとサーフトリップ先で困りません。

ジャーフルとの違いは「厚み」ではなく「浸水を止める構造」

ジャーフル(ジャージフルスーツ)は、全面がナイロンジャージ生地の3mmフルスーツです。動きやすさが最大の魅力で、秋から初冬まで一番長く着るスーツですよね。一方セミドライは、首・手首・足首にラバーのシールが入り、ファスナー部分にインナーバリアやWネックが付きます。裏地は起毛が主流で、生地厚は5/3mmや4/3mmが中心です。

ここで大事なのは、セミドライの定義は「厚み」ではないという点です。オール3mmでも、浸水を止める構造が入っていればセミドライです。実際、湘南や千葉南の真冬を3mmセミドライで過ごすサーファーは少なくありません。「5mmじゃないと冬は無理」という思い込みは、最初に捨てておきましょう。

ドライスーツとの違いは「濡れるか濡れないか」

ドライスーツは首と手首にラテックスのシールが入り、中に水がまったく入りません。インナーとして普通のフリースを着て潜れるほどです。保温力は圧倒的ですが、生地が厚く重く、サーフィンの動きには向きません。北海道や東北の日本海側、真冬の河口など「水温8℃以下」の世界で選択肢になるスーツです。関東以南で普通に冬を越すなら、まず候補から外して大丈夫です。

3タイプ比較早見表

項目3mmジャーフルセミドライドライスーツ
適正水温18〜22℃10〜17℃10℃以下
浸水する(体温で温める)ごく少量しない
裏地ジャージ起毛・蓄熱素材フリース着用
首・袖のシールなしラバー+Wネックラテックス
動きやすさ○(4/3は◎寄り)
価格帯2〜5万円3〜11万円8〜15万円
関東での着用期10〜12月上旬・4〜5月12月中旬〜3月基本不要

ウェットスーツ全体の種類と水温の対応はウェットスーツの種類全9種|水温別の選び方早見表【2026】で網羅しています。セミドライは、この中の「水温16℃以下」を担当する1着だと考えてください。

セミドライはいつから必要?水温別・地域別の切替目安

冷たい冬の海でライディングするサーファー
切り替えの基準は「カレンダー」ではなく「水温」と「風」

「セミドライはいつから?」への答えは、「水温が16℃を下回ったら」です。ただし、同じ水温でも風が強い日は体感が3〜4℃下がります。北風が吹き抜ける冬の千葉北では、水温17℃でもジャーフルだと厳しい日が普通にあるんです。だから目安は「水温16℃、風が強い日は17〜18℃」と幅を持たせて覚えておきましょう。

水温別の切替目安(関東基準)

水温推奨スーツ小物関東の目安時期
18℃以上3mmジャーフル不要10月〜11月
16〜18℃3mmジャーフル+インナー、または3mmセミドライブーツは風次第12月上旬・4月
13〜16℃4/3mm または 5/3mm セミドライブーツ推奨・グローブ任意12月中旬〜1月・3月
13℃未満5/3mm セミドライブーツ・グローブ・キャップ1月下旬〜2月(千葉北・茨城)

ブーツやグローブなど小物の切替はサーフブーツはいつから?水温別の切替時期と装備順で詳しくまとめています。セミドライを買う前に、手持ちの小物で何℃までしのげるかも把握しておくと、無駄な買い物が減りますよ。

エリア別:真冬の最低水温と必要な厚み

エリア真冬の水温(1〜2月)おすすめ厚みセミドライ着用期間
湘南・千葉南(鴨川以南)14〜16℃3mmセミドライ or 4/3mm12月下旬〜3月中旬
千葉北(一宮・九十九里)12〜14℃5/3mm or 4/3mm12月中旬〜3月
茨城・仙台9〜12℃5/3mm+小物必須12月〜4月
伊豆・静岡14〜17℃4/3mm or 3mmセミドライ1月〜3月
日本海(新潟・北陸)8〜11℃5/3mm〜5/4mm、ドライも視野11月〜4月
四国・宮崎16〜19℃3mmセミドライ or ジャーフル+インナー1〜2月のみ

ポイントは、「自分が真冬に一番よく入る海」の水温で決めることです。年に数回の日本海トリップのために5/4mmを買うと、湘南のホームでは重すぎて後悔します。逆に千葉北がホームで3mmセミドライを選ぶと、2月の北東風の日に泣きます。オーバースペックもアンダースペックも、シーズン中ずっと付き合う不満になる。ここは慎重に。

切替の「前後」で失敗しないコツ

意外と多いのが「早く着すぎて暑い」失敗です。11月の水温19℃でセミドライを着ると、パドル中に汗だくになり、逆に上がってから冷えます。セミドライは「寒くなってから」で十分。秋前半の3mmジャーフルへの切替時期は秋のウェットスーツ選び方【2026】3mmジャーフルはいつから?を参考にしてください。逆に春は、気温が上がっても水温は3月末まで低いままです。「桜が咲いたからジャーフル」は早すぎます。

買うなら9月上旬まで:オーダー納期と既製品セールの時期

ここがこの記事で一番伝えたいことです。セミドライは「着たい時期」から逆算して買わないと、間に合いません。

オーダーの納期は4〜6週間、繁忙期は8週間超え

フルオーダー・セミオーダーの標準納期は4〜6週間です。ただし、10月に入ると注文が集中し、6〜8週間、ひどい年は「11月に頼んで2月納品」ということも実際に起きています。工場のラインは有限で、後から頼んだ人ほど待たされる仕組みなんです。

逆算しましょう。関東で12月中旬から着たいなら、納期6週間を見て11月初旬着。そこから採寸・仕様決めの時間を引くと、発注は9月上旬〜中旬がデッドラインです。今この記事を読んでいる時点で「まだ決めていない」なら、今週末にはショップで採寸してもらうくらいのスピード感でちょうどいい。オーダーの流れや価格はウェットスーツのオーダー完全ガイド|価格・納期・流れにまとめています。

既製品は「9〜10月の新作入荷」と「3〜4月の型落ち」が買い時

時期状況向いている人
8月下旬〜9月早期オーダーフェア(5〜15%OFF・オーダー料無料など)体型が既製サイズに合わない人・長く使いたい人
9〜10月既製品の新作が入荷、サイズ・色が最も揃う今季すぐ着たい人・試着して決めたい人
11〜12月人気サイズ(M・ML)から欠品。オーダーは納期2か月在庫があればラッキー
1〜2月冬物20%OFF前後のセール開始、ただし残りサイズサイズが合えば最安
3〜4月型落ち処分。来季用に買う人の狙い目来年の冬まで待てる人

「1月のセールまで待とう」は、正直おすすめしません。20%安くなっても、自分のサイズが残っている保証がなく、シーズンの半分をジャーフルで震えて過ごすことになります。セミドライは年に4か月しか着ない代わりに、その4か月の快適さがサーフィンの継続に直結するアイテムです。買うなら今、が答えです。

中古という選択肢は?

フリマアプリで1〜2万円のセミドライを見かけると心が動きますよね。ただ、セミドライだけは中古を避けたほうが無難です。首まわりのラバーは伸びると戻らず、接着剤は3〜4年で劣化して縫い目から浸水します。写真では分からない部分に寿命が出るのがセミドライの怖いところ。それでも検討するなら、中古ウェットスーツは買い?相場と状態チェック7項目【2026】のチェック項目を全部当ててから判断してください。

失敗しない5つの判断基準(裏起毛・ジップ・厚み・首・膝)

砂浜に立つ黒いフルスーツのサーファー
スペック表の数字より、「どこから水が入るか」を先に理解する

競合サイトのランキングを見ると、素材と厚みの数字が並んでいるだけで、正直どれも同じに見えますよね。実際に真冬の海で違いが出るのは、以下の5点です。順番も大事で、上から優先して決めていくと迷いません。

基準1:浸水は厚みではなく「首・手首・足首のシール構造」で決まる

ウェットに水が入る場所は4つしかありません。首まわり、ファスナー、縫い目、そして袖先と足先です。このうち一番多いのが首で、ドルフィンスルーやワイプアウトの衝撃で一気に入ってきます。生地を5mmにしても、首が緩ければ意味がない。逆に3mmでも、首にラバーシールとWネック(インナーネックバリア)があれば、体幹に冷水はほぼ届きません。

試着のときは、首を左右に振って、ラバーが肌から浮かないか確認してください。手首と足首は、内側がスムーススキン(ツルツルのラバー)になっているものを選びます。ジャージのままだと、パドルのたびに袖から水がポンプのように入ります。この「シール3点」を見るだけで、真冬の快適さの7割は決まると思ってください。

基準2:ジップ形式は「着脱のしやすさ」と「浸水」のトレードオフ

形式着脱浸水肩の動き向いている人
バックジップ+Wネック初めての1着・冬の着替えを楽にしたい人
チェストジップドルフィン多め・浸水を最優先で減らしたい人
ノンジップファスナー破損が嫌な人・上級者
ロングチェストジップ肩まわりの窮屈さが苦手な人

正直に言うと、真冬の駐車場で濡れたノンジップを脱ぐのは、想像の3倍しんどいです。指がかじかんで、フラップが引っ張れない。初めてのセミドライなら、Wネック付きのバックジップか、チェストジップが安心です。着脱の手順そのものはウェットスーツの着方・脱ぎ方|破らない手順とコツも参考になります。

基準3:厚みは「5/3が正解」ではない。エリアと体質で決める

5/3mmは、胴体5mm・腕脚3mmの意味です。胴体を厚くして保温し、腕脚を薄くしてパドルを軽くする設計ですね。ただ、5mmと4mmでは、持った瞬間に分かるほど重さと硬さが違います。試着してテイクオフの動作をすると、たった1mmで動きやすさが格段に変わるのを実感できます。

目安はこうです。千葉北・茨城・日本海がホームなら5/3mm。湘南・千葉南・伊豆なら4/3mm、寒さに強い人なら3mmセミドライ。裏起毛とバリアの進化で、「真冬の湘南は3mmセミドライ+インナー」で乗り切るプロも増えています。寒がりを自覚しているなら、1ランク厚くするより「起毛の質を上げる」ほうが動きやすさを犠牲にしません。

基準4:裏起毛は「体幹だけ」で十分。全身起毛は重くなる

裏起毛は空気の層で保温する仕組みで、乾いている間はとても暖かい。ただし、水を含むと重くなります。全身起毛のスーツで浸水すると、腕と脚の起毛に水が溜まり、パドルが一気に重くなるんです。体幹(胸・腹・背中)だけ起毛、腕脚は薄手ジャージという配置が、保温と運動性のバランスとして最も現実的です。

もう一つ。「起毛の色が暖色だから暖かい」というのは見た目の演出で、色は保温性に関係ありません。見るべきは起毛の密度と、濡れたときの水抜けの速さ。試着時に裏地を指でなでて、毛足が短く密なものを選ぶと外れが少ないです。

基準5:膝と股関節の可動、そして縫い目の処理

試着でしゃがんでください。膝裏と股関節が突っ張るスーツは、テイクオフで足が出ません。最近のモデルは膝裏に薄い生地を使い、股下に立体裁断を入れています。ここは価格差が出るポイントで、3万円台と8万円台では「しゃがんだときの抵抗」が明確に違います。

縫い目はGBS(すくい縫い)が基本。外側にシームテープ、内側にテーピングがあると浸水と耐久性の両方が上がります。生地の表面は、ラバー(スキン)なら風に強く水はけがよい反面、爪で裂けやすい。ジャージなら丈夫で長持ちする反面、風で気化熱を奪われます。海上がりに強い北風が吹くポイントなら、胸元だけスキンのハイブリッドが快適ですよ。

価格帯別おすすめ5選(3万円台・5万円台・8万円以上)

サーフショップの店先に並ぶボードとアパレル
価格差の正体は「素材の伸び」と「裁断の立体感」。試着すると一発で分かる

ここからは、上の5基準を満たしつつ、価格帯ごとに「この用途ならこれ」と言い切れる5モデルを紹介します。価格は2026年9月上旬の通販・直営店の実勢を目安にした帯で示しています。セールや為替で動くので、購入時は必ず最新価格を確認してください。

モデル厚みジップ裏地実勢価格の目安向いているエリア
①FELLOW セミドライ 5/3mm5/3バックジップ+Wネック体幹起毛3.1〜4.3万円千葉北・関東全域
②EVOTRIC RSS SURF セミドライ 5/3mm5/3ノンジップ+Wネック体幹起毛2.8〜3.2万円関東・浸水を減らしたい人
③QUIKSILVER MARATHON SESSIONS 5/4/35/4/3チェストジップ高密度起毛5.5〜6.5万円湘南・千葉南・伊豆
④O’NEILL SUPERFREAK 5/3mm5/3チェストジップ(FSC)起毛5.5〜7万円関東全域・動きやすさ重視
⑤国産フルオーダー(AIRTIGHT・mellow 等)3〜5/3を選択選択可最高級起毛8.5〜11万円全エリア・体型が既製に合わない人

3万円台:FELLOW セミドライ 5/3mm(初めての1着に)

日本プロサーフィン連盟のオフィシャルブランドで、通販の売れ筋を長年キープしているモデルです。脇に縫い目が当たらない3D立体裁断、伸びのいい開口部、YKKビスロンファスナー。この価格帯で「基準1〜5」を一通り押さえているのが強みです。Wネック付きバックジップなので、冬の駐車場での着替えも楽です。サイズ展開が細かく、既製品で体に合う確率が高いのも初めての人向き。

弱点は、上位モデルと比べて生地の伸びが控えめで、しゃがんだときの抵抗を感じること。週1〜2回・関東の海で、まず1シーズン冬を経験したい人には最適な入口です。

3万円台:EVOTRIC RSS SURF セミドライ 5/3mm(浸水対策重視)

「動きやすい冬用スーツ」をコンセプトにした日本規格モデルで、ノンジップ+Wネックで浸水を抑える構造です。3万円前後でノンジップの密閉感を体験できるのは貴重。ドルフィンが多い千葉北のビーチブレイクで、首からの浸水に悩んでいる人に向きます。

ただしノンジップの宿命で、濡れた状態での脱ぎにくさは覚悟が必要です。海上がりにお湯ポリタンクを用意し、脱ぐ前に首元にお湯をかけると驚くほど楽になります。

5万円台:QUIKSILVER MARATHON SESSIONS 5/4/3(湘南・千葉南の本命)

胴体5mm・脚4mm・腕3mmという、日本では珍しい3段階配置です。5/3ほど重くなく、4/3より暖かい。「湘南や千葉南で、5/3はオーバースペックだけど4/3だと2月が不安」という人にぴったり。海外生産ならではの豊富な素材を、部位ごとに適材適所で貼り分けていて、着てみると軽さに驚きます。チェストジップで肩まわりの自由度も高い。

レディースはROXYの同コンセプトモデルがあり、実勢5.8万円前後。女性のサイズ選びはウェットスーツ レディースの選び方|サイズの測り方と秋の準備も併せてどうぞ。

5万円台〜:O’NEILL SUPERFREAK 5/3mm(動きやすさの定番)

1952年創業、ウェットスーツの元祖ブランドの定番セミドライ。胸元にストレッチ性の高いロングコイルジップを配した「FSC」構造で、肩甲骨の動きを妨げません。5/3mmなのにパドルが軽い、という評価が長年変わらないモデルです。千葉北〜茨城の真冬でも保温が足りている安心感があり、「1着で関東全域をカバーしたい」人の本命になります。

同価格帯ではRIP CURLのE7起毛「OMEGA 5/3」も候補。伸縮発熱糸と吸湿発熱糸を組み合わせた裏地で、暖かさではこちらが一枚上です。動きやすさのO’NEILL、暖かさのRIP CURL、と覚えておくと選びやすいですよ。

8万円以上:国産フルオーダー(AIRTIGHT・mellow 等)

採寸して型紙から起こすフルオーダーは、5/3mmで8.5〜9万円、3mmセミドライで7万円台後半が相場です。早期オーダーフェア期間なら5〜10%引きになることが多く、9月上旬はまさにその時期。「首まわりが緩い」「腕が長くて既製品だと袖が足りない」といった体型の悩みは、オーダーでしか解決できません。

ただしフルオーダーも万能ではなく、採寸ミスや職人の型起こしで合わないことはあります。信頼できるショップで、過去のオーダー実績を聞いてから頼むのが鉄則です。価格に見合う価値があるのは、週3回以上海に入る人、既製品で2着失敗した人、3年以上使い倒す前提の人。この条件に当てはまるなら、1日あたりのコストは既製品と大差ありません。

セミドライが不要な人と代替(3mmジャーフル+インナー)

ここまで読んで「やっぱり買わなきゃ」と思った人にこそ、一度立ち止まってほしい話です。セミドライは4〜10万円の買い物で、着るのは年に3〜4か月。以下の条件に当てはまるなら、今季は買わない選択も十分アリなんです。

セミドライを買わなくていい3つの条件

  • 真冬(1〜2月)は入らない、または月1回以下:12月と3月の水温15〜17℃なら、3mmジャーフル+インナーで対応できます。
  • ホームが湘南・千葉南・伊豆以西で、真冬の最低水温が15℃を切らない:3mmジャーフルに起毛インナーとブーツで、1セッション1時間なら耐えられる人が多いです。
  • サーフィン1年目で、来季も続けるか自信がない:まず今季をジャーフル+インナーで越し、「もっと入りたい」と思えたら来年9月に買う。この順番のほうが失敗しません。

代替プラン:3mmジャーフル+インナーで何℃までいけるか

組み合わせ対応水温の目安追加コスト
3mmジャーフル単体18℃以上0円
+起毛インナー(上のみ)16〜17℃5,000〜8,000円
+起毛インナー上下+ブーツ15〜16℃(風弱め)1.2〜2万円
+ヘッドキャップ+ホットジェル14〜15℃を短時間なら+5,000〜8,000円

合計2万円前後で、湘南の真冬をギリギリ乗り切る装備が組めます。ただし限界も正直に書きます。ジャーフルは首にシールがないので、ドルフィンのたびに冷水が背中を流れます。「入れる」と「楽しい」は別。水温15℃を下回る海で、2時間気持ちよく乗りたいなら、やはりセミドライです。インナーの選び方はウェットスーツインナー完全ガイド!冬のサーフィンが快適になる防寒インナー選び方で詳しく解説しています。

中間の答え:3mmセミドライという選択

「5/3は重そう、でもジャーフルじゃ寒い」という人に、意外と知られていない正解が3mmセミドライです。厚みはジャーフルと同じ3mmで、首・手首・足首にシールと起毛が入る。動きやすさはほぼジャーフル、暖かさはジャーフル+インナーを上回ります。湘南・千葉南なら、これ1着とインナーで真冬を越せる人が大半。価格も5/3より5,000〜1万円安いことが多く、コスパの面でも狙い目です。

寒さ対策全体は冬サーフィンの寒さ対策20選|装備・着替え・安全まで完全ガイドにまとめています。スーツ以外の工夫で体感は驚くほど変わるので、セミドライを買う人も一読しておいてください。

よくある質問

Q1. セミドライは関東だと何月から何月まで着ますか?

目安は12月中旬から3月末までの約3か月半です。切替の基準は月ではなく水温で、16℃を下回ったらセミドライ、18℃を超えたらジャーフルに戻します。千葉北や茨城は水温の下がりが早く12月上旬から、湘南や千葉南は12月下旬からが実態に近いです。春は気温が上がっても水温は3月末まで低いままなので、「暖かくなったからジャーフル」は早すぎます。4月上旬まではセミドライを車に積んでおくのが安全です。

Q2. 5/3mmと4/3mm、3mmセミドライはどう使い分けますか?

ホームの真冬の最低水温で決めます。12〜14℃まで下がる千葉北・茨城・日本海は5/3mm。14〜16℃の湘南・千葉南・伊豆は4/3mm、寒さに強ければ3mmセミドライで十分です。1mmの差は数字以上に重さと硬さに出て、テイクオフの動きやすさが変わります。寒がりの人は厚みを上げるより、起毛の質を上げるか、インナーを足すほうが動きを犠牲にしません。年数回の遠征のために厚くするのは、ホームで後悔する典型パターンです。

Q3. セミドライの寿命は何年ですか?

週1〜2回の使用で、快適に着られるのは3シーズンが目安です。4年目あたりから生地を貼り合わせる接着剤が劣化し、縫い目からの浸水と、ラバーの硬化による動きにくさが出てきます。着られなくなるわけではありませんが、「セミドライなのに水が入る」と感じたら寿命のサインです。長持ちさせるコツは、使用後の真水洗い、日陰での吊り干し、直射日光と高温を避けた保管の3つ。特にラバー面は太陽光でひび割れるので、車内放置は厳禁です。

Q4. オーダーと既製品、初めてならどちらがいいですか?

標準体型で、今季すぐ着たいなら既製品です。試着してサイズと着心地をその場で確かめられ、買ったその日から使えます。一方、首が細い・腕が長い・胸板が厚いなど既製品で「どこかが合わない」経験があるなら、最初からオーダーが結果的に安くつきます。セミドライは首まわりの密着が保温を左右するので、既製品を選ぶときも「首が浮かないか」だけは必ず確認してください。納期はオーダーが4〜6週間、繁忙期は8週間以上。9月上旬の発注が12月に間に合うデッドラインです。

Q5. 首から水が入るのは生地が薄いせいですか?

ほとんどの場合、厚みではなく首のシール構造とサイズの問題です。ウェットに水が入る場所は首・ファスナー・縫い目・袖先と足先の4か所で、量が最も多いのは首。ラバーシールとWネック(インナーネックバリア)があれば、5mmでも3mmでも浸水量はほぼ変わりません。逆に首まわりが緩ければ、どんなに厚くても背中に冷水が流れます。試着で首を左右に振って浮かないか確認し、既に持っているスーツなら、インナーネックを追加するだけで劇的に改善します。

Q6. セミドライにインナーは必要ですか?

5/3mmの起毛セミドライなら、関東の真冬でも基本は不要です。むしろ着込みすぎると汗をかき、上がってから逆に冷えます。インナーが活きるのは、3mmセミドライや4/3mmで1〜2月を越すとき、風が強い日、2時間以上の長いセッション、そして寒がりの人。薄手の起毛タッパーを「寒い日だけ足す」運用が一番快適です。セミドライの中に厚いインナーを常用するくらいなら、最初から厚みを1ランク上げたほうが動きは楽になります。

まとめ

セミドライ選びで大事なのは、モデル名より「いつ買うか」と「どこを見るか」です。この記事の要点を5つに絞ります。

  1. セミドライは水温16℃以下を担当する1着。関東なら12月中旬〜3月末が着用期。
  2. オーダー納期は4〜6週間、繁忙期は8週間超。12月に着たいなら発注は9月上旬がデッドライン。
  3. 浸水は厚みではなく首・手首・足首のシール構造で決まる。試着では首が浮かないかを最優先で確認。
  4. 厚みはホームの真冬の水温で決める。千葉北・茨城は5/3、湘南・千葉南・伊豆は4/3か3mmセミドライ。
  5. 真冬に月1回以下しか入らないなら、今季は3mmジャーフル+インナー(追加2万円前後)で様子見もアリ。

スーツの全体像はウェットスーツの種類全9種|水温別の選び方早見表【2026】、オーダーの具体的な流れはウェットスーツのオーダー完全ガイド、冬の装備全般は冬サーフィンの寒さ対策20選でそれぞれ深掘りしています。

2月の朝、水温13℃の海で、指先まで温かいままセットを待てる幸せは、一度味わうと戻れません。オフシーズンだと思っていた冬が、いちばん波がいい季節に変わります。今週末、ショップで首まわりを試着するところから始めてみましょう。

サーファー専用LINEスタンプ誕生

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まず、この映像を見てください。

サーファーなら驚くテスト方法ですが、更には車で引っ張るテストまで…!

実際にcitywaveを体験したことならわかると思うのですが、水流が凄まじく、「貸出しているリーシュがめちゃくちゃ切れる」というのが現場の悩みでもあったとのこと。

スタッフ内にもサーファーがいることから、citywaveだけでなく、サーフィンで使っても動きやすく、安全性の高いリーシュを作ろう、ということで実際に工場と直接交渉をし、テストを行いながら、デザインはもちろん、太さ、安全性など徹底的に追及して誕生したとのことです。

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割引金額:1,000円OFF(4,980円→3,980円)
有効期限:2026年6月末まで
先着:100名まで
※リーシュのみ利用可能。

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この記事を書いた人

サーフィンにハマって海の近くに移住しちゃった女の子。効率良く楽しくサーフィンするために情報集めるサーフィンマニア。

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