サーフィンを始めようと考えたとき「サーフボードとウェットスーツは購入したけれど、これだけでサーフィンってできるの?」と疑問になりますね。
実際に海に行ってから「アレがない!」と気づくことも多く、楽しいはずのサーフィンデビューが、準備不足で台無しになってしまうのはもったいないです
最初から全部を完璧にそろえようとすると、金銭的負担が大きくなってしまうため、まずはサーフィンをするために「最低限必要なもの」から知っていきましょう
初心者がまずそろえるべき必須のサーフィンアクセサリー
サーフィンは、サーフボードとウェットスーツの他に、「これがないとサーフィンできない」最低限必須のアクセサリーがあります。
サーフィンを始めようと考えている人は、この必須アクセサリーを必ずおさえておきましょう
サーフィンに最低限必要な3つの小物

サーフィンを始めるための必須アイテムは、リーシュコード・サーフワックス・フィンの3つです。
リーシュコード
サーフボードと自分の身体をつなぐ命綱になります。
サーフボードの上から落ちた時に、ボードが流されるのを防いでくれるため、サーフィンを安全に行うために必須アイテムとなります。
サーフワックス
サーフボードの上で滑らないようにするための滑り止めです。
足の裏にグリップを効かせ、立ち上がったときの安定感を生み出します。
フィン
サーフボードの裏側に取り付けるパーツで、舵取りの役割を果たします。
直進性とコントロール性能を高めてくれます。
レオナ早速、3つのアクセサリーを買いに行こうと思います!
でも、種類がたくさんあって迷っちゃいそうだな〜…



このあとの章で、3アイテムそれぞれの【種類や選び方】について、詳しく説明していくよ!
リーシュコードの役割と選び方
サーフィンにおいて、リーシュコードは重要なアクセサリーの一つです。
リーシュコードの役割や重要性をきちんと理解していないと、安価なものを選んでしまったり、長さが合っていないものを使用してしまったりして、安全性や使い心地に影響が出てきます。
この章では、リーシュコードの役割を知り、選び方や使用時の注意点についてお伝えしていきます。
はじめてリーシュコードを選ぶ人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
リーシュコードの役割


リーシュコードの役割は、サーフボードと自分の身体をつなぎ、波に巻かれて転倒したときにボードが流されないようにすることです。
自分の安全が確保されるだけでなく、周囲のサーファーへサーフボードが衝突するリスクも減らすことができます。



最初、リーシュって何のためにあるのか分からなくて、飾りくらいにしか思ってなかったです 笑
でも今は、大切さを実感してます!



俺も前にリーシュが切れて、ボードが流さちゃったことがあって…
ありがたみを痛感したよ
リーシュコードの選び方


リーシュコードを選ぶときは、「長さ」「太さ」「絡まりにくさ」に注意して選びましょう。
リーシュコードの長さ
自分のサーフボードに合った長さを選びます。
例えば、7ft のサーフボードを使ってたら、リーシュコードも7ft 用のものを選びます。
短すぎると、転倒した時にサーフボードが近くに戻りすぎて危険、長すぎると足に絡まりやすくなります。
リーシュコードの太さ
初心者の人は、太めのリーシュコード(7mm)がおすすめです。
細いリーシュコードは水の抵抗が少なく動きやすいのですが、耐久性に欠けるため、初級者以上の人に適しています。
はじめのうちは波に巻かれて引っ張られる回数が多いため、細いものだと切れてしまうことがあります。
リーシュコードの絡まりにくさ
リーシュコードには「スイベル」という絡まりを防ぐパーツがついています。
リーシュコードのつなぎめが回転することによってねじれを防ぎ、サーフィン中のストレスをなくしてくれます。
両端にスイベルがついていて、スムーズに動くものを選ぶと良いでしょう。



個人的には、足首に巻く部分のクッション性も重視してる!
足首が擦れて痛くなったら嫌だからさ〜



こちらの記事で、おすすめのリーシュコードも紹介しています


使用時の注意点と適切な交換時期
せっかくリーシュコードを使っていても、装着方法や使用期限を守らないと、安全にサーフィンができない可能性があります。
リーシュコード使用時の注意点や適切な交換時期について、知っておきましょう。
リーシュコード装着時の注意点
リーシュコードは、テイクオフをしたときに、後ろに出る足につけるのが基本です。
リーシュコードに緩みがあると巻かれたときに足首から抜けてしまう可能性があるため、しっかり固定しましょう。
また、足首の外側にマジックテープの外側がくるように巻くことで、足に絡みにくくなります。
リーシュコード交換の目安
リーシュコードは、定期的に交換する必要があります。
一般的には、半年〜1年が交換の目安とされていて、使用頻度や使用する波のサイズ、保管環境によって変わります。
ひび割れやコードの伸び、マジックテープの劣化などが見られる場合は、早めの交換がおすすめです。
リーシュコードの保管は、直射日光に長時間さらしたり、車内の高温環境に放置してしまうと、劣化が早まります。
使い終わったら真水で軽く洗い、直射日光を避けて陰干しすることが、長持ちさせるコツです。



リーシュコードって、ついうっかり長く使ってしまいがちだけど、この間サイズが大きい時に切れちゃって、焦りました!



見た目に変化がなさそうに見えても劣化しているから、1年に1回は交換する癖をつけようね!
サーフワックスの種類と塗り方
サーフィンを始めたばかりの人がよく戸惑うのが「サーフワックスの種類の多さ」です。
ワックスをいざ購入しようと思ったら、種類がたくさんあってどれを選べば良いのか分からなくなってしまいます。
この章では、「サーフワックスにはどんな種類があるのか」「どうやって選べばいいのか」、さらに「具体的な塗り方やメンテナンスのコツ」まで、わかりやすくお伝えしていきます。
サーフワックスをきちんと使い分けられるようになると、サーフボードに対する愛着が深まりますよ。
サーフワックスの役割


サーフワックスは「グリップ力」を生み出すために塗るものです。
サーフボードの表面はツルツルしているため、ワックスがないと、テイクオフのときに滑ってしまいます。
ワックスの役割を最大限に活かすためには、こまめなメンテナンスも欠かせません。
ワックスを塗りっぱなしで放っておくと、時間とともにグリップ力が落ちるため、必要に応じて新しく塗り直す習慣をつけましょう。



サーフィンをはじめたばかりの時、「ワックスを塗る姿がサーファーっぽい!」ってそれだけでテンション上がってたなぁ 笑



滑らないように大切なアイテムだから、ちゃんと塗ろうね 笑
季節や水温に合った選び方
サーフワックスは、季節や水温に合わせて種類が分かれています。
一般的に、ワックスは以下のように分類されています。
ベースコート(下地)
トップコート(水温によって塗り分ける)
・Cold(5〜14℃)
・Cool(14〜19℃)
・Warm(19〜23℃)
・Tropical(24℃以上)
波情報アプリで水温は確認できますが、ざっくりと季節で選んでもOKです。
夏はTropical、春秋はWarmかCool、冬はColdを選ぶのが一般的です。



ベースコート塗っただけでも表面はザラザラするけど、これだけじゃダメなんですか?



ベースコートだけだとグリップ力は不十分なんだ!
必ずトップコートと合わせて塗ってね。
ワックスの塗り方とメンテナンス方法


「サーフワックスって、どうやって塗ればいいの?」という声を、初心者の人からよく耳にします。
ワックスの塗り方にはコツがあり、また塗ったあとのメンテナンスも大切となります。
ワックスの塗り方
「ベースコート」と「トップコート」の2種類を塗り重ねていきます。
ベースコートは硬めで粘着性が高く、土台となる凹凸を作る役割があります。
その上に、水温に合ったトップコートを重ねることで、しっかりとしたグリップ力が得られます。
ワックスの基本的な塗り方は、ベースコートを左右から斜めに塗っていき、ダイヤモンドのような柄を作っていきます。(クロスパターンと呼ばれます。)
その後、力を入れすぎず、均等に、円を描くようにベースコートを塗り、土台を作っていきます。
土台である凸凹ができたら、トップコートを円状に塗り重ねていきます。
ワックスのメンテナンス方法
ワックスは時間の経過とともに、グリップが落ちたり、砂が付着してしまいます。
そのため、古いワックスは定期的にはがしてリフレッシュすることが必要です。
グリップ力が弱くなってきた、ワックスが汚れてきたと感じたら、塗り直しをしましょう。
また、季節の変わり目も、ワックスの種類が変わるため、一度ワックスを剥がして新しくする必要があります。



夏は油断してるとワックスが溶けて…
砂がくっついて一緒に固まっちゃうことがあるよね



分かる。見た目も良くないし、地味にショックだよね 笑



サーファーに人気のワックスを知りたい人は、こちらの記事も参考にしてね!


サーフボードフィンの種類と違い
サーフィンを始めたばかりだと、フィンの違いって正直よく分からないですよね。
しかし、フィンはサーフボードの動きを大きく左右する重要なアイテムになります。
この章では、フィンの種類とそれぞれの違い・初心者の人におすすめのフィンについて、お伝えしていきます。
フィンの役割と種類


サーフボードのフィンには、「舵取り」の役割があります。
フィンがあることで、水の流れをコントロールし、サーフボードはまっすぐ進むことができます。
主なフィンの種類は、以下の4タイプに分けられます。
シングルフィン(1本)
クラシックなロングボードに使われるセッティングで、直進性が高く、安定感のあるライディングが特徴です。
スピードは出にくいですが、ドライブ感のあるクルージングに向いています。
ツインフィン(2本)
両サイドにフィンを2本配置したセッティングで、主にレトロフィッシュ系のボードに使われます。
ターンが軽快でスピードも出やすく、ルースな乗り味(滑るような動き)が特徴です。
コントロールがやや難しいため、中級者以上向けになります。
トライフィン(3本)
センターに1本、両サイドに2本、計3本のセッティングです。
現代のショートボードで最もスタンダードなスタイルで、安定性・回転性・スピードのバランスが非常に良いため、初心者から上級者まで幅広く使われています。
クアッドフィン(4本)
両サイドに2本ずつ、計4本のセッティングです。
スピードが出やすく、小波でもスムーズに走れるため、速いブレイクの波に強いタイプです。
反面、ターンのコントロールがやや難しくなるため、パフォーマンス系のサーファーに好まれます。



最初はスタンダードに、
トライフィンのセッティングから始めるのがおすすめだよ



安定感があるからね!
慣れてきたら、色々試してみると良いね♩
初心者におすすめのフィンの選び方


サーフィンを始めたばかりの人にとって、フィンの選び方は少し複雑に感じるかもしれません。
初心者の人におすすめなフィンの選び方について、3つのポイントに絞ってお伝えします。
おすすめのフィンセッティング
初心者にもっともおすすめなのは、「トライフィン(3本構成)」です。
バランスが非常によく、最もスタンダードなセットアップになります。
まっすぐ進むときの安定性がありつつ、ターンもスムーズにできるため、最初に身につけるべき基本動作を自然に覚えやすいというメリットがあります。
素材の違い
フィンの素材によって、しなりや重さが変わってきます。
初心者の人には、プラスチックでできたフィンがおすすめです。
プラストックなのでやわらかく、あたってもケガをしづらいメリットがあります。
サーフボードについているフィンボックスの仕様に注意する
現在主流のフィンシステムには、「FCS」「FCS II」「Futures(フューチャー)」の3種類があります。
自分のサーフボードに、どのフィンボックスがついているか確認してから、フィンを購入しましょう。
FCS(旧タイプ)
フィンを2本のネジで止めるスタンダードな方式です。
古いボードやエントリーモデルによく使われています。
フィンを固定するためのネジやフィンキーが必要ですが、着脱は安定しています。
FCS II
専用の工具不要で、ワンタッチ着脱が可能な最新式です。
初心者の人にも人気で、FCSとの互換性(専用パーツを使えば取り付け可)もあり、おすすめです。
Futures(フューチャー)
1本のネジでしっかり固定するタイプです。
少し重めですが、安定性を重視したい人におすすめです。



FCS II のタイプは、ネジでとめる手間がないから、すごく楽だよ〜!



最初はプラスチックタイプのフィンが、ケガをしづらいからおすすめだよ
まとめ
今回の記事では、サーフボードとウェットスーツの他に、最低限そろえたいアクセサリーについて詳しくご紹介しました。
リーシュコード・サーフワックス・フィンは、どれもサーフィンを楽しむために必要不可欠です。
それぞれの役割を知り、正しい使い方や選び方を知ることで、サーフィンの上達につながります。
「サーフィンの小物、何を基準に買えばいいのかわからない」と不安を抱えていた人も、この記事を通じて、自分で納得して選ぶ判断基準を持てたのではないでしょうか?
ギア選びも、サーフィンの楽しみの一つ。
自信を持って、自分に合ったサーフィン小物を選んでみてください
















