サーフィン前後にある「準備」や「片付け」の快適さは、サーフィンを長く続けたい人にとって、とても重要な課題です。
着替えが寒くてつらい。荷物が多くてまとまらない。濡れたウェットの扱いに困る。車が砂まみれになる——。
そんな小さなストレスの積み重ねが、「今日は行くのやめようかな…」という気持ちにつながってしまうからです。
「サーフィンを長く続けたい」そんなあなたにこそ、読んでほしい内容です。
この記事では、初心者の人が「何をそろえたらいいのか迷う」という悩みを解消しつつ、実際にサーファーが使用している便利アイテムを、「定番アイテム」と「+αアイテム」に分けて、わかりやすく紹介していきます。
定番のサーフィン便利グッズ 4選
まずは、サーファーが口をそろえておすすめする「定番の便利アイテム」を4つ、厳選して紹介します。
どれもサーフィンへ行くなら必ず持っていたい、すぐに取り入れたほうが良いものばかりです。
サーフボードやウェットスーツなどの必需品はそろえたけれど、他に必要なものが分からないという人に、必見の内容となっています。
サーフポンチョ

サーフィン初心者の人が最初に悩むポイントのひとつが、「着替えのしづらさ」でしょう。
スクールに通っている時は、サーフショップの更衣室を使用できますが、自分で色んなポイントへ出かけるようになると「周りの目が気になって落ち着いて着替えられない」「寒すぎて着替えがつらい」という声を、初心者の人からよく聞きます。
そんな着替えの悩みを解決してくれるのが「サーフポンチョ」です。
ポンチョをかぶるだけで、体全体を覆ってくれるため、タオルのように飛ばされたりずれたりする心配がなく、周囲の視線を気にせず落ち着いて着替えられます。
サーフポンチョを使用するメリット
着替えがスムーズになる
冬でも身体が冷えにくく、着替えの寒さを軽減する
安心して着替えられる(女性サーファーは特に必須です!)
レオナ着替えが楽になって、寒さ対策にもなる!
絶対にあったほうが良いアイテムですね。



便利すぎて、1度使うともう普通のタオルには戻れないね
サーフィン専用日焼け止め
サーフィン初心者の人が意外と見落としがちなのが、日焼けによる肌ダメージです。
海に入っている時は気持ちよく、サーフィンに集中しているので、つい紫外線の強さを忘れてしまいがちです。
また、日常用の日焼け止めでは耐水性が弱く、海に入るとすぐに落ちてしまいます。
サーフィンをする時には、「サーフィン専用のウォータープルーフタイプの日焼け止め」が必須になります。
サーフィン専用の日焼け止めを使用するメリット
ウォータープルーフ性能が非常に高い
海で使うことを前提に作られたアイテムが多い
(スティックタイプで塗りやすい、白浮きしにくいなど…)
リーフセーフ処方のものが多く、自然にも優しい



サーファー用の日焼け止めって、普通のと全然違うんですね!



耐水性が全然違うよ〜
普通のやつだと一瞬で流れて焼けちゃうから絶対持っておくべき!
着替えバケツ


サーフィン後に必ず直面する悩みのひとつに「砂だらけの足元でどうやって着替えるか問題」があります。
着替えの時に、濡れたウェットスーツに砂がくっつきやすかったり、足元が安定しない場所で着替えると転びそうになったりします。
外での着替えの悩みを解決してくれるのが「着替えバケツ」です。
着替えバケツの中で着替えることで、足元が安定し、ウェットスーツに砂が付くのを防いでくれます。
また、着替え終わったウェットスーツはそのままバケツに入れて運べるため、車内が濡れたり砂まみれになる心配もありません。
着替えバケツを使用するメリット
着替えの時に足元が安定する
ウェットスーツに砂が付くのを防ぐ
濡れたウェットスーツをそのままバケツに入れて運べる



着替えの時に便利なのはもちろん、濡れたものを運ぶためにも必須アイテムなんですね!



帰ったあとに、ウェットスーツを洗うためにも使うよ!
1つで2役〜3役してくれるから、絶対に持っておこう
ポリタンクと持ち運びシャワー


サーフィン初心者の人が困る悩みの1つとして「海から上がったあと、体についた砂をどうするか問題」があります。
サーフポイントによってシャワーがある場所もありますが、シャワーや水道が設置されていないポイントも多いのが現実です。
サーフィン後のシャワー問題を解決してくれるのが「ポリタンク」です。
ポリタンクに温かいお湯を入れておけば、海上がりにすぐ体を流せて、冬の寒さや塩の不快感を軽減できます。
ウェットスーツを軽く洗い流して、砂抜きができるのも大きなメリットです。
また、ポリタンクとセットで、持ち運びシャワーも準備しましょう。
水がたくさん入った状態でポリタンクを持ち上げて水浴びするのは、意外と力が必要で大変です。
持ち運びシャワーを使うことで、力を使わずに、流したいところをきれいに流すことが可能になります。
ポリタンクと持ち運びシャワーを使用するメリット
シャワーや水道が設置されていないポイントでも体を流すことができる
温かいお湯を入れることで冬の寒さを軽減する
重いポリタンクを持ち上げることなく、水浴びすることができる



冬はポリタンクのお湯がないと絶対に無理!笑



持ち運び用のシャワーもそろえたら、もう最強だぞ!



ポリタンクやシャワーの選び方は、こちらの記事で詳しく紹介しています


+αアイテムでさらに快適になるグッズ3選
サーフィンに慣れてくると、「こんな時にアレがあったら便利なのにな〜」と感じる場面が増えてくるでしょう。
最低限の道具だけでもサーフィンはできますが、「あると便利な+αアイテム」を取り入れることで、サーフィンの満足度がさらに上がります。
この章では、「あると便利な+αアイテム」を3つ、紹介していきます。
どれもサーフィン経験者の多くが「もっと早く買えばよかった」と感じるアイテムで、初心者の人が次のステップとしてそろえるのにもぴったりです。
今のあなたのサーフィンスタイルに照らし合わせながら、「これは自分に必要だな」と感じるアイテムを、ぜひ見つけてみてください。
サーフボードスタンド


サーフボードのメンテナンスや準備・片付けって、意外と大変に感じませんか?
ワックスを塗ったり、フィンを付け替えたりする時に、地面に直接置くことで、ボードに傷がつくことがあります。
強風が吹くことで、置いてあったボードが倒れてしまうこともあります。
そこで役立つのが「サーフボードスタンド」です。
サーフボードを一時的に置く場所が作れるので、ワックスアップやフィン交換などの作業がしやすくなります。
また、ボードを直接地面に置かずにすむため、傷や汚れを防げるのも大きなメリットです。
サーフボードスタンドを使用するメリット
ワックスアップやフィン交換など、サーフボードのメンテナンスがしやすい
サーフボードを直接地面に置かずにすむため、傷や汚れを防げる



海から上がった時に、ちょっとボードを置きたい!って時、サーフボードスタンドがあると助かります。



地面に直接置くと意外と傷つくからね〜。買って損はないと思うよ!



サーフボードスタンドは、ロング用・ショート用と種類があるので、こちらの記事が参考になります


ウェットスーツ用ハンガー
サーフィンを長く続けていく上で、ウェットスーツは大切に長く使えると良いですね。
濡れたウェットスーツを普通のハンガーにかけると、重みで肩が伸びたり、形が崩れたりします。
また、通気性の悪い状況で乾かすと、水分がこもりやすく臭いの原因にもなります。
ウェットスーツ用に作られた専用ハンガーを使うことで、ウェットスーツを長持ちさせることができます。
ウェットスーツ用ハンガーを使用するメリット
荷重を分散させるため、型崩れを起こしにくい
乾きやすい構造になっているため、臭いの原因にならない



ハンガーなんてどれも一緒かと思っていたけど、ウェットスーツ用のハンガーを使うようになって乾き方が早くなりました!



普通のハンガーだと肩の部分が伸びてしまうから、専用ハンガーが絶対におすすめ!
ホットジェル


冬のサーフィンでの大きな悩みは、なんと言っても寒いことでしょう。
寒いと海に行く回数が減ってしまう人も少なくありません。
また、冷えによって身体がこわばり、テイクオフやパドリングがしづらくなったり、集中力が奪われたりしてしまいます。
そこで、冬のサーフィンを支えてくれる大きな味方が「ホットジェル」です。
ホットジェルは肌に塗ることでじんわり温かさを与えてくれるアイテムで、寒さを軽減してくれます。
特に肩・腰・背中・太ももなどの大きな筋肉に塗ると効果的で、体が温まりやすくなることで動きもスムーズになります。
ホットジェルを使用するメリット
冬の寒さを軽減してくれる
体が温まることでサーフィン中の動きをスムーズにする



ホットジェルって塗るだけでそんなに変わるんですか?



全然違うよ。寒さが軽減されるから、気持ちの面でも楽になる!
この記事に、ホットジェルについて詳しく書いてあるから参考にしてみて


まとめ|便利グッズは上達の近道になる
海に入っている時間だけが上達のための時間と思うかもしれませんが、サーフィン前後の準備や片付けなどの部分も、サーフィン全体の満足度に大きく影響します。
初心者のうちは、ウェットスーツの着替えが大変だったり、体が冷えてやる気が削がれてしまうこともよくあります。
こうした小さなストレスが積み重なると、「今日はやめておこうかな…」という気持ちになってしまい、結果的に海へ行く回数が減ってしまうんです。
今回ご紹介した便利グッズは、「海に行くのをやめたくなる瞬間」をひとつひとつ解消してくれる存在です。
サーフィンへ行くための快適さを上げるためのアイテムでもありますが、サーフィンを続けやすくなることが、何よりの価値だと考えています。
あなたのサーフィンライフに合わせて、必要な便利グッズをぜひ取り入れてみてください♩














