「サーフィンを始めたいけれど、最初のウェットスーツ、どう選べばいいの?」こんなお悩みはありませんか?
初めてのウェットスーツ選びは、誰にとってもわからないことだらけ。ウェットスーツの種類、素材、サイズ感…見た目は似ているのに、値段も着心地もバラバラ。「とりあえず安いものでいいかな?」と考えてしまう人も多いかもしれませんが、ウェットスーツはサーフィン中にあなたの身体を守ってくれる大切なアイテムです。
この記事では、初心者の人でも失敗しないウェットスーツの選び方を基本からご紹介します。季節ごとに合った種類の選び方、素材による着心地や保温性の違い、価格帯の目安、サイズの測り方まで…
「自分に合った一着を見つけたい」「初心者でも失敗しない買い方を知りたい」
そんなあなたに、読んでほしい内容が詰まっています。一緒にウェットスーツのABCを学んでいきましょう!
ウェットスーツの基本:種類や特徴を理解しよう
サーフィンを始めたばかりの人にとって「ウェットスーツって何を基準に選べばいいの?」という疑問は多いです。この章では、ウェットスーツの基本的な役割から種類、素材、価格帯まで、わかりやすく解説します。ウェットスーツ選びをする前に、まずはウェットスーツの基本について知っておきましょう!
ウェットスーツの役割

サーフィン用のウェットスーツには、実はたくさんの役割があります。主な役割として、保温・ケガ防止・日焼け防止・浮力が挙げられます。
保温
季節によりますが、海水温は気温に比べて低いことがあり、体温が奪われやすい環境です。
ウェットスーツを着ることで、体温の低下を防ぎ、寒さから身体を守ってくれます。
特に春や秋、冬の海では欠かせないアイテムです。
ケガ防止
海には岩やサンゴ、小石などがあり、波に巻かれた時に体をぶつけてしまうことがあります。
ウェットスーツを着ることで、摩擦や衝撃から皮膚を守ることができます。
初心者は転倒することも多いので、安全面でのメリットは大きいです。
日焼け防止
日差しの強い海では、長時間の紫外線にさらされることで想像以上に日焼けをします。
また日差しによる疲労の軽減にも役立ちます。
浮力
ウェットスーツの素材は水に浮く性質があります。
そのため、海で身体の浮力が増し、緊急時にも役立ちます。

ウェットスーツって寒さ対策だけじゃないんだね!



そうそう、ケガや紫外線から身体を守ってくれるよ。
最初はちょっとお金がかかるけど、サーフィンをする上では超重要なアイテムだよ。
ウェットスーツの種類


ウェットスーツは、季節や水温に合わせて選ぶことが大切です。最初から全ての種類のウェットスーツを揃えるのは難しいので、サーフィンを始めたばかりの人におすすめのウェットスーツを、厳選してご紹介します!
フルスーツ(3mm)
長袖・長ズボンのタイプで、最もスタンダードなスタイルです。
春・秋・冬の、水温が20℃以下になる季節に最適です。
年間を通してサーフィンをするなら必ず持っておきたい、汎用性の高いウェットスーツです。
シーガル
半袖・長ズボンタイプで、春や初夏、秋の始めなどにぴったりです。
腕が出ているので、上半身の動きやすさが特徴です。
下半身をカバーしてくれるので、気温が高くて水温の低い季節に向いています。
スプリング
半袖・半ズボンタイプで、真夏や水温が高い時期に適しています。
6月〜9月頃によく見られるスタイルです。
ロンスプ(ロングスプリング)
長袖・半ズボンタイプで、腕をカバーしながら脚を動かしやすいという特徴があります。
風が強い日や朝夕に気温が下がるような初夏や初秋にぴったりです。



あたたかい時期にサーフィンを始めるなら、まずはシーガル・スプリング・ロンスプあたりを購入すれば低予算で始められるね。



年間通してサーフィンするなら、フルスーツも必須アイテムになります!
ウェットスーツの素材


ウェットスーツの素材による違いは、保温性や柔軟性、耐久性、着心地に大きく関係しています。ウェットスーツの素材は、ネオプレーンというゴムで出来ていて、ウェットスーツに最適な素材です。これにジャージ素材、ラバー素材を表面に貼り合わせることで、柔らかさや着脱のしやすさ、耐久性が調整されています。
ジャージ素材
ジャージ素材は、伸縮性に優れ、非常に柔らかく着心地が良いのが特徴です。
着脱がしやすく、摩耗に強いため、初心者の人にも向いています。
動きやすさとコスパのバランスが良く、スタンダードな選択肢となっています。
ラバー素材
ゴムそのものの滑らかな表面を持っており、風を通しにくく保温性に優れています。
特に冬用のウェットスーツに使うことで、体の冷えをしっかり防ぎます。
ジャージ素材と比べると伸縮性が劣り、擦れに弱いため、初心者の人は取り扱いに注意が必要です。



ジャージ素材は動きやすくて、初心者向きだね!



初心者の人が選ぶなら、まずはジャージ素材を選べば間違いないね。
ウェットスーツの価格帯
「ウェットスーツって、いくらくらいが普通なの?」という疑問は、多くの初心者サーファーが最初に持つ悩みのひとつ。安すぎると機能性が心配、高すぎても手が出せない…どこで折り合いをつければいいのか、分かりづらいですよね。
ウェットスーツの価格帯は非常に幅広く、ウェットスーツの種類・素材・機能・ブランドによって大きく異なります。
3mmフルスーツの価格帯
30,000円〜が一般的です。
春・秋・冬と長く使えるため、コストパフォーマンスは高めです。
シーガル・スプリング・ロンスプの価格帯
20,000円〜が相場になります。
フルスーツに比べると、袖が短い分だけ少し安価になる傾向にあります。
予算を抑えたい場合には、中古のウェットスーツも検討してみましょう。最近ではメルカリやオークションサイト、サーフショップの中古コーナーなどで、中古のウェットスーツを購入することができます。状態の良いものを見つけられれば大きな節約になりますが、サイズ感や劣化具合はしっかり確認する必要があります。



ウェットスーツって、ブランドによって価格帯がかなり左右されるよね。



ネット専売のウェットスーツブランドなら、新品でももう少し安かったりするよ!
サイズ別にみるウェットスーツの選び方
「試着してみたけど、なんだかキツすぎる気がする」「ぴったりサイズって、どのくらいが正解?」と、ウェットスーツのサイズ選びに悩む声はとても多いです。普段の洋服感覚でサイズを選んでしまうと、動きづらかったり、海水が入ってきて寒い思いをしたりしてしまいます。
ウェットスーツ選びに役立つ、既製とオーダーメイドの違い・既製のウェットスーツを購入する時のチェックポイント・サイズを正しく測る方法などをご紹介します。
既製とオーダーメイドの違い


ウェットスーツの購入を考える時、既製とオーダーメイド、2つの選択肢があります。初心者の人がはじめてウェットスーツを購入するなら…、既製のもので合う人は既製サイズでもOK!体型によってはオーダーメイドの方が快適!というのが結論です。
既製のウェットスーツ
俗に言う、吊るしと呼ばれるタイプ。
S・M・L・XLなど、あらかじめ決められたサイズがあり、オーダーに比べると価格は抑えめです。
ブランドごとに微妙なサイズの違いはありますが、日本人の平均体型であれば、ある程度合うように設計されています。
試着をして、動きやすさのチェックをすることをおすすめします。
オーダーメイド
自分の身体を採寸して、1着ずつ作る完全カスタムのウェットスーツです。
既製サイズに比べると価格は高くなりますが、動きやすさや保温性の向上は段違いです。
身長と体重のバランスが標準と異なる人(細身・がっちり型・脚長など)は、オーダーを選択すると良いでしょう。



オーダーって高そうだけど、そこまで快適になるならちょっと気になる…!



特に冬用のウェットスーツは、オーダーだと快適さが全く違うよ。
あたたかい時期のウェットスーツなら、既製サイズの購入でもOKかな!
既製のウェットスーツを購入する時のチェックポイント
既製のウェットスーツを購入する時、確認しておきたいチェックポイントをご紹介します。
首元・手首・足首のフィット感
ここが緩いと水が入りやすくなり、保温性が一気に落ちてしまいます。
逆にきつすぎると血流が悪くなるので、程よく密着する感覚が理想です。
肩や腕周りの動きやすさ
サーフィンは、上半身を大きく使うスポーツです。
試着時に腕を上げたり回したりして、ストレスがないか確認してください。
肩がつっぱる感覚があると、パドリングがしづらくなります。
背中のジッパー位置やタイプ
ジッパーが硬かったり、背中でうまく閉められない場合は着脱が大変になってしまいます。
最近ではフロントジップやノンジップタイプも増えているので、自分に合うスタイルを選ぶのも重要です。



ジャストサイズのウェットスーツは、最初は少しタイトに感じるかもしれません!



海に入ると生地が少し伸びてなじむため、最初のフィット感は少しきつめに感じるくらいがベストかな。
ウェットスーツの正しい測り方とサイズ表


ウェットスーツの正確なサイズ選びには、自分の身体を測ることが基本です。採寸は、できるだけ他の人に手伝ってもらい、正しい姿勢で行いましょう。
1. サイズ表で身長と体重をチェックする
各ブランドによって、ウェットスーツのサイズ表があります。
まずはサイズ表で、身長と体重をチェックしましょう。
2. 胸囲、ウエスト、ヒップ、首囲、股下、腕の長さ、肩幅など、動きに関わる部位のチェック
着心地や可動域に直結するため、最低限チェックしたほうが良いポイントです。
採寸する時は、リラックスした状態でやわらかいメジャーを使い、衣服はなるべく薄着で行うのがポイント。
特に胸囲や腹囲は呼吸によってサイズが変わるので、自然な呼吸状態で測るのが理想です。



測り方が心配な人は、店員さんに相談するのもありだよ。
サーフィン歴のある店員さんなら、体型に合ったアドバイスがもらえることも多いよ〜



お店によって、測ってくれることもあるしね!
まとめ
ウェットスーツは、身体を守り、サーフィンの安全性を高めてくれる大切なアイテムです。見た目や価格だけで選ぶのではなく、季節、自分の体型、着やすさなどを考慮して選ぶことで、より充実したサーフィンライフを送ることができます。
初心者の人なら、まずは3mmのフルスーツやあたたかい季節用のシーガル・スプリング・ロンスプから始めてみるのが、おすすめです。慣れてきたらシーズンごとのウェットスーツを揃えたり、オーダーメイドにチャレンジするのも良いでしょう。
海に行く前の準備期間も、サーフィンの楽しみのひとつです。自分にぴったりの1着を見つけて、最高のサーフィンライフを始めましょう。