サーフボードの車への積み方|キャリア選びと固定術

サーフボードを車に積んで海へ向かうサーフトリップ

夏のサーフトリップ、楽しみですよね。でも準備の段階で必ずぶつかるのが「サーフボード、どうやって車に積もう?」という壁。とくに初めてマイボードを手に入れた人は、ルーフキャリアにすべきか、ソフトラックでいいのか、そもそも中積みできるのか、迷ってしまうものです。

間違った積み方をすると、走行中にボードが風であおられたり、最悪は高速道路で脱落…なんて事故にもつながります。逆に、自分の車と使い方に合ったキャリアを選べば、海までのドライブが一気に快適になります。

この記事では、サーフボードの運び方3パターンの違いから、失敗しないキャリアの選び方、車種別の積み方、そして高速走行でも安心な固定のコツまで、まるごと解説します。読み終わるころには、あなたの愛車にぴったりの積み方が見つかっているはずです。

目次

この記事の内容(目次)

サーフボードの運び方は大きく3パターン/車載キャリアを選ぶ前に知っておきたい違い/失敗しない選び方5つのポイント/タイプ別キャリア比較表/車種別おすすめの積み方/安全な固定方法と高速走行の注意点/よくあるご質問/まとめ、の順でお届けします。

サーフボードの運び方は大きく3パターン

サーフボードを車内に中積みする様子
まずは自分の運び方が3つのどれに当てはまるかを把握しよう

サーフボードを車で運ぶ方法は、ざっくり「車内に積む中積み」「ルーフに載せるソフトラック」「ベースキャリア+ハードキャリア」の3つに分けられます。まずはこの違いを押さえると、選び方がグッと楽になります。

① 中積み(車内積み)|いちばん安全で基本

サーフボードの基本は中積みです。車内に入れてしまえば、紫外線も雨も風もシャットアウトできます。炎天下にボードを長時間さらすと変色や劣化の原因になるので、夏はとくに中積みが安心なんです。

後部座席を倒してフラットにすれば、ミニバンはもちろん、ハスラーのような室内の広い軽自動車でもロングボードが入ります。デメリットは、人数が多いと積めないことと、ワックスが内装に付きやすいこと。ボードケースに入れて積むと、この2つはかなり防げます。

② ソフトラック|手軽さ重視の簡易キャリア

ソフトラックは、ドアの隙間からベルトを車内に通し、クッションを介してボードをルーフに固定する簡易タイプです。ベースキャリア不要で車種を問わず使え、価格も5,000円前後からと手頃。「中積みできないときだけ使いたい」という人にぴったりです。

③ ハードキャリア|安定感重視の本格派

ベースキャリア(ベースバー)を車に取り付け、その上に専用のサーフキャリアを装着するのがハードキャリアです。金具でがっちり固定するため安定性が高く、高速道路や長距離移動が多い人に向いています。そのぶん車種への適合確認が必須になります。

車載キャリアを選ぶ前に知っておきたい違い

ソフトラックでサーフボードを車のルーフに固定
ソフトラックはドアからベルトを通すだけ。車種を選ばず手軽に使える

「結局ソフトとハード、どっちがいいの?」という疑問に、先に答えを出しておきましょう。判断軸はシンプルで、使う頻度と走行スタイルです。

手軽さ重視ならソフトラック

取り付けは慣れれば5〜10分。使わないときはバッグにしまえて、車種を変えても使い回せます。ベースバーのある車でも、ダカインのキャリアパッドのような緩衝材を挟めば擦りキズを防いで装着できます。

注意点は安定性です。ベルト固定のため、ハードキャリアに比べると一歩譲ります。高速走行や長距離は不向きで、製品によってはベルトを伝って雨水が車内に入ることも。購入前にレビューを確認しておくと失敗しません。

安定感重視ならハードキャリア

専用部品でベースキャリアを固定するので、ソフトより圧倒的にしっかり固定できます。高速をよく使う、毎週末サーフィンに行く、という頻度の高い人にはこちらが安心。ただしベースキャリアもサーフキャリアも車種適合が前提なので、メーカーの適合表で愛車を必ず確認してください。

濡らしたくない・キズつけたくないなら車内積み

走行中の汚れや飛び石、紫外線をいっさい避けたいなら車内積みが最強です。ルーフより低い位置なので積み下ろしも楽。視界の上部をふさがないよう、固定だけ工夫しましょう。

失敗しないキャリア選び 5つのポイント

ベースキャリアにサーフボードを固定した車
積載枚数・車種適合・走行スタイルを軸に選ぶと失敗しにくい

タイプの方向性が決まったら、次は具体的な選び方です。次の5点をチェックすれば、買ってから後悔することはほぼなくなります。

ポイント1:取り付け方式(ソフト/ハード/車内)

まずは前章の3タイプから、自分の使い方に合うものを決めます。月に数回・近場中心ならソフトラックや中積み、毎週末・遠征多めならハードキャリア。ここがすべての出発点です。

ポイント2:積載できる枚数

シングルのソフトラックでショート2〜3枚、ダブルタイプなら4〜6枚が目安。仲間と相乗りする機会が多いなら、最初からダブルを選ぶと使い回しが効きます。ハードキャリアはバーの本数と幅しだいで、ロング2枚以上も安定です。

ポイント3:車種への適合

ハードキャリアで最重要なのが適合確認です。ベースキャリアが車種に合わないと、そもそも取り付けられません。ルーフレールの有無やダイレクト取り付けの可否で選ぶ部品が変わるので、メーカー公式の適合表で型式までチェックを。

ポイント4:高速走行への対応力

高速道路がメインの人は、固定力の高いハードキャリアか、しっかりしたベースバー前提で選びましょう。ソフトラックは低速・短距離向き。ここを見誤ると、ばたつきや緩みのストレスがつきまといます。

ポイント5:保管・盗難対策

ソフトラックは使わないときコンパクトに収納できるのが魅力。一方ハードキャリアは付けっぱなしになるため、ロック機構付きだと安心です。海外や人気のないビーチでは、載せっぱなしの盗難にも注意してください。

【比較表】タイプ別キャリアまとめ

ここまでの内容を一覧にまとめました。自分の優先順位と照らし合わせて、最適なタイプを見つけてください。

タイプ価格帯の目安積載枚数取り付け安定性高速適性こんな人向け
ソフトラック(シングル)4,000〜7,000円1〜3枚とても簡単たまに・近場中心の人
ソフトラック(ダブル)8,000〜13,000円4〜6枚簡単△〜○仲間と相乗りが多い人
ハードキャリア+ベースバー20,000〜50,000円2〜4枚+適合確認が必須毎週末・高速遠征が多い人
車内積み(中積み)0円〜(ケース代のみ)車内しだい座席を倒すだけキズ・日焼けを避けたい人
価格は2026年時点の一般的な目安。実際の積載枚数は製品やボードサイズで変わります

車種別・おすすめの積み方

同じサーフボードでも、車のサイズで最適解は変わります。代表的な車種別に、現実的な積み方を整理しました。

軽自動車(ハスラー・ウェイクなど)

「軽だとボードは無理かな」と思われがちですが、そんなことはありません。室内が広い軽なら後部座席を倒せば、9フィート前後のロングでも中積みできます。難しい場合はソフトラックでルーフに。ただし軽は車重が軽く横風に弱いので、高速では速度を抑えめにしましょう。

コンパクトカー(フィット・ヤリスなど)

ショートボードなら斜めに入れて中積みできることが多いです。ロングはソフトラックが現実的。荷室が短いぶん、ボードケースで保護しつつ助手席側に斜め積みするのが定番テクです。

ミニバン・SUV(ハイエース・デリカなど)

サーファーに人気No.1がこのクラス。複数枚を余裕で中積みでき、車中泊までこなせます。本数を多く運ぶならルーフにハードキャリアを足すと、車内の居住空間を保ったまま積載量を倍増できます。

安全な固定方法と高速走行の注意点

サーフボードを積んで高速道路を走るサーフトリップ
高速走行は風との戦い。向き・締め具合・増し締めの3点を必ず守ろう

どんなキャリアでも、固定が甘ければ事故のもと。ここだけは手を抜かないでください。基本ルールはシンプルです。

ボードはテールを前・裏返しが鉄則

積むときはテールを前、デッキ(表)を下にして裏返します。ノーズを前にするとロッカーの反りが風を受け、ボードへの負担が増すからです。フィンが後ろで引っかかり、脱落防止にもなります。前側が下がる姿勢にすると、さらに風の抵抗を減らせます。

締めすぎず、ゆるすぎず

ベルトはきつく締めすぎるとレールが凹みます。逆にゆるいと風であおられて危険。ボードがズレない範囲で、レールが変形しない強さが正解です。複数枚なら板と板の間に緩衝材を入れ、バランスよく均等に積みましょう。

走り出してからの「増し締め」を忘れずに

出発前にしっかり締めても、走行中の振動でベルトは必ず緩みます。走り出して異音がしたら緩みのサイン。高速ならSAやPAでこまめに増し締めを。ハードケースで積むときはチャックを全閉にし、風の侵入を防いでください。

ベースキャリアの選び方|ベースバーと適合車種

ハードキャリアを使うなら、土台となるベースキャリア(ベースバー)選びが肝心です。ここを車種に合わせて正しく選べないと、サーフキャリアは載せられません。順番に見ていきましょう。

まずはルーフの取り付けタイプを確認

車の屋根には主に4タイプの取り付け面があります。レールが付いた「ルーフレール」、左右にレールが埋め込まれた「フィックスドポイント」、何もない「ダイレクトルーフ」、雨どいのある「レインガーター」。自分の車がどれかで、必要なフット(足)の種類が変わります。

わからないときは、スーリーやイノーといったメーカーの公式サイトで、車種・年式・型式を入力すれば適合品が一発で出ます。ここを省略すると高確率で買い間違えるので、面倒でも必ず確認してください。

バーの長さと本数を決める

サーフボードは横向きに載せるので、バーは長めだと複数枚積みやすくなります。ショート中心なら標準長で十分ですが、ロングや複数枚を運ぶならワイドなバーが安心。前後2本のバー間隔は広いほど安定するので、ルーフの許す範囲で離して取り付けましょう。

サーフ専用アタッチメントを足すと快適

ベースバーに直接ボードを縛ってもいいのですが、サーフボード専用のパッドやアタッチメントを足すと、レールへの食い込みや擦れキズを防げます。ウインチ式でベルトを巻き上げて固定するタイプなら、力が弱い人でもがっちり締められて便利です。

ソフトラックを長く快適に使うコツ

手軽さが魅力のソフトラックですが、ちょっとした使い方で寿命も安全性も大きく変わります。せっかく買うなら、長く快適に使いたいですよね。

取り付けは平らな場所で、左右対称に

ソフトラックは前後2本のクッションを、ルーフ上で平行かつ左右対称になるよう置くのが基本です。ここが斜めだとボードが安定せず、走行中にズレてしまいます。ドアを開けてベルトを車内に通したら、たるみが出ないよう均等に引き締めましょう。

使わないときは外して保管

ソフトラックを付けっぱなしにすると、ベルトの劣化が早まり、盗難のリスクも上がります。使い終わったら外してバッグに収納するのが基本。コンパクトにたためるので、トランクに常備しておけば「中積みできない日」にもさっと対応できます。

雨対策はひと工夫

ベルトを伝って雨水が車内に入るのがソフトラックの弱点。ドアの隙間に小さなタオルを噛ませておくと、浸水をかなり抑えられます。長距離の雨天走行が読めるときは、無理せず中積みやハードキャリアに切り替える判断も大切です。

ここまで読めば、ソフトラックとハードキャリアの使い分け、そして固定の勘どころがつかめたはずです。最後に車種別のポイントと安全管理をもう一度振り返って、自分に最適な一台分の積み方を固めていきましょう。

よくあるご質問(FAQ)

自転車やバイクでサーフボードを運ぶのは違法ですか?

専用キャリアを使い、ボードがはみ出しすぎなければ自転車での運搬自体は可能です。ただし道路交通法には積載物の幅や長さの制限があり、バイクは特に不安定で危険。風にあおられて転倒する恐れもあります。基本は車での運搬が安全です。自転車は短距離にとどめ、交通量の多い道は避けましょう。

軽自動車にロングボードは積めますか?

積めます。ハスラーやウェイクなど室内の広い軽なら、後部座席を倒せば9フィート前後のロングも中積み可能です。難しければソフトラックでルーフに載せられます。ただし軽は車重が軽く横風の影響を受けやすいので、高速道路では速度を控えめにし、固定を念入りに確認してください。

ソフトラックで高速道路を走っても大丈夫ですか?

短距離・低速なら可能ですが、頻繁に高速を使うならハードキャリアをおすすめします。ソフトラックはベルト固定のため、長時間の高速走行では緩みやばたつきが出やすいからです。使う場合はSAでこまめに増し締めし、ボードは裏返してテールを前に。風の抵抗を最小限に抑えるのがコツです。

サーフボードは何枚まで積めますか?

タイプによります。シングルのソフトラックでショート2〜3枚、ダブルタイプなら4〜6枚が目安です。ハードキャリアはバーの本数と幅しだいで、ロング2枚以上も安定して積めます。ただし枚数が増えるほど風の抵抗と重量が増すので、板の間に緩衝材を入れ、左右バランスよく積みましょう。

ボードはテールを前と後ろ、どちら向きが正解ですか?

基本はテールを前、デッキを下にして裏返します。ノーズを前にするとロッカーの反りが風を受け、ボードへの負担が大きくなるためです。後ろ側でフィンが引っかかり、万が一の脱落防止にもなります。複数枚なら大きい板を下にし、ノーズの向きを揃えると安定します。

雨の日にキャリアへ載せっぱなしでも平気ですか?

短時間なら問題ありませんが、長時間は避けたいところ。ソフトラックはベルトを伝って雨水が車内に入ることがあります。ハードケースに入れれば雨や飛び石から守れますが、ケース内に風が入るとあおられるのでチャックは全閉に。駐車中はボードを車内に移すのが安心です。

結局どれを選べばいい?タイプ別の結論

迷ったときの指針を、ライフスタイル別にズバリまとめます。自分に近いものを選んでみてください。

月1〜2回・近場メインの人 → ソフトラック or 中積み

使用頻度が低いなら、わざわざ高価なハードキャリアを買う必要はありません。室内が広い車なら中積みが一番安全で安上がり。人数が多い日や相乗りに備えて、ダブルのソフトラックを一つ持っておくと安心です。

毎週末・高速遠征が多い人 → ハードキャリア一択

波を求めて遠征するヘビーユーザーなら、初期投資をしてでもハードキャリアにすべきです。固定の安心感と積み下ろしのスムーズさは、回数を重ねるほど効いてきます。ベースバーは車を買い替えても流用しにくいので、長く乗る車に投資しましょう。

とにかくボードを大事にしたい人 → 中積み+ケース

紫外線やキズからボードを守りたいなら、ボードケースに入れての中積みがベスト。お気に入りの一本を長く綺麗に保てます。荷室の都合がつくなら、これが最も理にかなった運び方です。

まとめ|自分の車と使い方に合う積み方を

サーフボードの車載は、ポイントを押さえれば難しくありません。最後に要点を整理します。

  1. 運び方は「中積み」「ソフトラック」「ハードキャリア」の3パターン。基本は安全な中積み。
  2. たまに・近場ならソフトラック、毎週末・高速遠征ならハードキャリアが正解。
  3. ハードキャリアは車種適合の確認が必須。メーカーの適合表を必ずチェック。
  4. 積むときはテールを前・裏返しが鉄則。締めすぎず、走行後の増し締めを忘れずに。

車載キャリアが決まったら、運搬中のキズや日焼けからボードを守る装備も合わせて整えておくと安心です。サーフボードケースのおすすめや、海までの移動が快適になる車に積みたい便利グッズ17選もぜひ参考にしてください。自宅での収納に悩んでいるならサーフボードスタンドの選び方も役立ちます。

自分の車と使い方にフィットした積み方が見つかれば、海までのドライブも立派なサーフィンの一部。安全第一で、最高の波を探しに出かけましょう。

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この記事を書いた人

サーフィンにハマって海の近くに移住しちゃった女の子。効率良く楽しくサーフィンするために情報集めるサーフィンマニア。

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