茨城サーフィンガイド【2026】大洗・鉾田・波崎の波・駐車場と秋の狙い方

太平洋のうねりを受ける鹿島灘のサーフポイントでライディングするサーファー

「千葉も湘南も、週末はピークが人だらけ…」。そんなふうに感じたことはありませんか?関東のサーファーなら誰もが一度は通る悩みですよね。実は都心から北東へ車を走らせると、驚くほど空いていて、しかもパワーのある波がコンスタントに割れるエリアがあるんです。それが茨城・鹿島灘。大洗から波崎まで約50kmの海岸線に、無数のサーフポイントが並びます。この記事では、日立・大洗・鉾田・鹿嶋・神栖(波崎)の主要ポイントの波質とレベル感、駐車場、季節ごとの注意点までまとめました。読み終わる頃には、次の週末に茨城へ走りたくなっているはずです。

【2026年10月7日更新】秋〜冬の茨城に合わせて大幅に加筆しました。うねりの向き別に反応するポイントの早見表と、北東風・北西風の日の逃げ場を新設。10〜12月の水温とウェットスーツの目安も載せました。さらに河原子・阿字ヶ浦・大竹海岸・日川浜を追加し、駐車場とトイレ・シャワーの一覧表、ライブカメラの探し方も新しく入れています。

目次

目次

  • 茨城(鹿島灘)サーフィンの特徴|波質・風・ベストシーズン
  • 【2026年秋〜冬】茨城の狙い方|うねり・風・水温・1日の組み立て
  • 日立・ひたちなかエリア|河原子・阿字ヶ浦
  • 大洗エリア|リーフの名所と遠浅ビーチ
  • 鉾田エリア|トップサンテ下・大竹海岸と周辺ポイント
  • 鹿嶋エリア|平井・下津・明石
  • 神栖・波崎エリア|日川浜・波崎のトロ厚の波
  • 【比較表】茨城主要ポイント一覧
  • 海水浴シーズンの注意と、9月以降に変わること
  • アクセス・駐車場・ライブカメラ・温泉とグルメ
  • よくある質問(FAQ)
  • まとめ

茨城(鹿島灘)サーフィンの特徴|波質・風・ベストシーズン

南北に長く続く鹿島灘の海岸線。ヘッドランド沿いに無数のサーフポイントが並ぶ
南北に長く続く鹿島灘の海岸線。ヘッドランド沿いに無数のサーフポイントが並ぶ

太平洋のうねりを正面から受ける、小波でもパワフルな波

茨城の海は、太平洋のうねりをまっすぐ受け止める鹿島灘に面しています。だから波数が多く、コンスタントに波が割れる日が多いんです。しかも特徴的なのが波のパワー。モモ・コシの小波でも押しが強く、ショートボードで2〜3アクション入る日も珍しくありません。「サイズがないから今日はダメか…」と思って入ったら、意外と乗れて大満足。茨城ではそんな日がよくあります。

海岸線には番号付きのヘッドランド(人工岬)が並び、その周りに地形が付きやすいのも特徴です。メジャーポイントが混んでいても、少し車を走らせれば空いたピークが見つかる。この「逃げ場の多さ」が茨城最大の魅力かもしれません。

多くのポイントは南西オフショア。メインは5〜9月、秋は「当たり日」の季節

鉾田・鹿嶋・波崎エリアのポイントは、南西の風でオフショア(陸から海へ吹く波を整える風)になります。南西風が吹きやすいのは春から夏。つまり5〜9月が安定して遊べるメインシーズンです。ただ、茨城が一番「化ける」のは実は秋。9月下旬〜11月は台風や低気圧のうねりが鹿島灘に真っすぐ届き、サイズと形がそろう当たり日が増えます。一方で北東風には弱いので、秋冬は風向きのチェックが夏以上に重要です。北寄りの風の日は、西〜北西がオフショアになる大洗・大貫方面やヘッドランドの南側が選択肢になります。台風のうねりが入る日は一気にサイズアップするので、台風サーフィンの見極め方も合わせて確認しておきましょう。秋冬の具体的な狙い方は次の章で詳しく解説します。

千葉・湘南より圧倒的に人が少ない

茨城のもうひとつの魅力が、混雑の少なさです。夏の土日でも混むのは午前中が中心で、平日や午後はガラガラの日が多め。有名なトップサンテ下でも、平日は20人前後ということがよくあります。千葉北エリアの週末の混み具合を知っている人ほど、茨城の空き具合には感動するはずです。1本でも多く波に乗りたい練習期のサーファーにこそ、おすすめしたいエリアなんです。

【2026年秋〜冬】茨城の狙い方|うねり・風・水温・1日の組み立て

秋の夕暮れ、ゴールデンアワーの鹿島灘でボードを抱えるサーファー
秋の茨城は台風・低気圧うねりで化ける季節。日没が早まるので時間配分も変わる

ここからは、この記事をいま読んでいる人にいちばん役立つ「秋から冬の茨城」の話です。夏の茨城は南西風で安定して遊べますが、秋は台風と低気圧のうねりでサイズと形がそろう一方、北東風にやられる日も増えます。つまり秋冬の茨城は、うねりの向きと風向きを読めるかどうかで当たり外れが大きく分かれるエリア。ここを押さえると、週末の「空振り」が目に見えて減ります。

秋の茨城が面白い3つの理由

1つ目は、うねりへの感度です。鹿島灘は太平洋に向かって開いたビーチなので、関東の東海上を通過する台風や、秋以降に増える低気圧のうねりをダイレクトに拾います。千葉北が反応する日は茨城も反応し、むしろ北〜北東うねりには千葉より素直に反応することも多いんです。

2つ目は、海水浴場の規制が終わること。9月以降は平井・下津・波崎・大洗サンビーチなどで終日サーフィンができ、夏に有料だった駐車場も無料運用に戻る場所が多くなります。3つ目は混雑の減少。10月に入ると夏のビジターが減り、人気のトップサンテ下でも土日の朝で30〜40人前後、昼過ぎには半分以下という日が普通になります。「空いていてパワフル」という茨城の魅力が、いちばん素直に出るのが秋なんです。秋全体のポイント選びの考え方は秋のサーフィン ポイント選び|低気圧うねりの狙い方でも整理しています。

うねりの向き別|茨城のどのポイントが反応するか

同じ茨城でも、うねりの向きで「当たる場所」はかなり変わります。下の表は、秋冬によく出る4パターンのうねりと、反応しやすいポイント、合わせたい風向きを整理したものです。予報の見方はうねりの向きの読み方と波の周期の早見表も参考にしてください。

うねりの向きよく出る気圧配置反応しやすいポイントオフショアになる風ひとこと
北東〜東東海上を北上する低気圧・高気圧の吹き出しトップサンテ下(北側)・京知釜・平井・河原子南西(鹿島灘)/西(日立・大洗)秋冬の茨城の基本パターン。サイズが出すぎたら波崎・下津へ
東〜東南東関東の東を通る台風・前線平井・明石・トップサンテ下・大洗サンビーチ西〜南西鹿島灘全体が反応。ヘッドランド脇のピークを選ぶ
南東〜南関東の南海上の台風・南岸低気圧トップサンテ下(南側)・波崎・日川浜北西〜北ヘッドランド南側は北西オフになる。千葉北がクローズする日の候補
北(冬型)西高東低の季節風大洗・大貫・北部のリーフ(河原子周辺)西〜北西北東風が強い日は鹿島灘はジャンク。大洗以北か千葉南へ

迷ったら「北東〜東うねり+南西風=トップサンテ下か平井」「南寄りのうねり+北西風=ヘッドランド南側か波崎」「冬型の北風=大洗・大貫」と覚えておけば大きく外しません。台風のうねりが入っている日の具体的な判断は台風スウェルはどこで入る?で、通過後の水質の判断は台風後のサーフィン水質判断で詳しく解説しています。

北東風・北西風の日はどこへ逃げる?

秋の茨城で最も多い失敗が、北東風の日にそのまま鹿島灘へ向かってしまうこと。鉾田〜波崎のビーチは北東風で面がガタガタになり、せっかくのうねりが台無しになります。この日に候補になるのが、西風がオフショアになる大洗海岸と大貫、そしてヘッドランドの南側です。ヘッドランド(人工岬)の南側は北西風をある程度よけてくれるので、同じトップサンテ下でも北側と南側で面の良さが変わるんです。

北東風が強すぎて茨城全域が厳しい日は、思い切って南へ。千葉南の鴨川や平砂浦は北寄りの風がオフショアになる貴重なエリアです。詳しくは千葉南サーフィンガイドと冬の北西風はどこに入る?風向き別ポイントの決め方をどうぞ。逆に南西風が強い日は茨城がベスト。千葉北が南西風で乱れていても、茨城は面ツルということがよくあります。オフショア・オンショアの見分け方で風向きの基本も確認しておきましょう。

10〜12月の水温とウェットスーツ早見表(茨城)

茨城は千葉より水温が1〜2℃低めに推移し、北へ行くほどさらに下がります。さらに南西風が数日続くと湧昇で急に冷えることがあるので、同じ月でも「数字より1段階暖かい装備」を車に積んでおくのが茨城の鉄則です。下の表は鹿島灘(鉾田〜波崎)を基準にした目安で、原稿作成時点の平年値ベースです。その年の黒潮の張り出しで前後するので、出発前に波情報サイトの水温を確認してください。

時期水温の目安ウェットスーツ小物補足
10月上旬21〜22℃シーガル/3mmフルスーツ不要暑い日はロングスプリングでも。朝イチはフルが安心
10月下旬19〜20℃3mmフルスーツ不要〜薄手インナー北東風の日は体感が一気に下がる
11月上旬17〜18℃3mmフル+インナー/5mmフルインナー推奨風が強い日は5mmに切り替える人が増える
11月下旬15〜16℃5mmフル/セミドライブーツ検討日立以北はブーツ必須レベル
12月12〜14℃セミドライブーツ+グローブ(+キャップ)北部は真冬装備。平井でも1月は10℃前後まで下がる

「10月はまだシーガルでいける?」と迷うなら、秋のウェットスーツ選び方【2026】10月・11月は何を着る?が判断の軸になります。ウェットの種類そのものを整理したい人はウェットスーツの種類全9種をどうぞ。冬の1着に悩んでいる人はセミドライと5mmフルスーツの違いとセミドライおすすめ5選を読んでから選ぶと失敗しません。小物はサーフブーツはいつから?、サーフグローブはいつから?、ヘッドキャップの選び方で水温別の切り替え時期を確認できます。

秋冬の1日の組み立て方|日没の早さと風の変化を前提に

秋の茨城で意外と効くのが時間配分です。日の出は10月上旬でおよそ5時40分、11月下旬には6時30分前後まで遅くなります。日没は10月上旬の17時15分から、11月下旬には16時30分前後まで早まります。夏のように「夕方にもう1ラウンド」は難しくなるので、朝イチに勝負をかけるのが基本。秋は朝のうちは風が弱く、昼前から北東や南西の風が強まる日が多いので、6〜9時の3時間が最も当たりやすい時間帯です。暗い時間に動くときの注意は冬の早朝サーフィンの安全確認と装備にまとめています。

海上がりの体感温度を決めるのは水温より風です。鹿島灘の駐車場は海に向かって開けた場所が多く、風をよける物がありません。ポリタンクのお湯とポンチョ、車のそばで風下側に回る、この3つで秋の寒さの7割は防げます。秋サーフィンの寒さ対策|効くのは水温より風が考え方の土台です。道具はポリタンクとお湯の使い方とお着替えポンチョおすすめ10選を参考に、11月に入る前に整えておきましょう。買い足す順番は秋冬サーフィン装備チェックリストが便利です。月ごとの波の見通しは10月の波予想・11月の波予想・12月の波予想を随時更新しています。

日立・ひたちなかエリア|河原子・阿字ヶ浦

大洗より北、日立市からひたちなか市にかけての海岸は、鹿島灘の長いビーチとは表情が変わります。リーフや玉石の地形が混ざり、北東うねりに素直に反応するパワーのある波が特徴。ローカル色がやや強く、秋冬が本番になるエリアです。鹿島灘が北東風でジャンクな日や、冬型の北うねりが入る日に候補になります。水温は鹿島灘より1℃前後低めに見ておきましょう。

河原子海岸 — 日立の看板。全国大会も開かれる実力派ポイント

河原子(かわらご)は日立エリアのメインブレイクで、全国規模の大会が開かれてきた茨城北部の看板ポイントです。磯と砂が混ざる地形にうねりが当たり、サイズが出るとパワーのあるホレた波になります。北東うねりに反応し、西〜南西風がオフショア。鹿島灘が北東風で乱れている日でも、河原子周辺は地形と向きの違いで面が残ることがあります。

有名ポイントだけに、波が良い日は上手いサーファーが集まり緊張感が出ます。初心者が単独でいきなり入るより、落ち着いたサイズの日を選ぶか、近隣ショップのサポートを使うのが安心です。海岸沿いには宿が多く、前泊して朝イチに入る遠征と相性が良いのも河原子の強み。駐車場・トイレ・シャワーなどの設備は比較的整っていますが、大会や海水浴シーズンは運用が変わるので、出発前に日立市の案内を確認しておきましょう。

阿字ヶ浦 — 駅から歩ける貴重なビーチ。小波の日は初心者もOK

ひたちなか市の阿字ヶ浦(あじがうら)は約1.2kmの白い砂浜が続く海岸です。ひたちなか海浜鉄道の阿字ヶ浦駅から徒歩圏で、常陸那珂有料道路のひたち海浜公園ICからは車で5分ほど。関東では珍しく「電車で行けるサーフポイント」です。遠浅のビーチブレイクで、波が落ち着いた日なら初心者も練習しやすい雰囲気があります。歴史のあるポイントで、ローカルへの挨拶と譲り合いは忘れずに。

駐車場は約200台規模の公共駐車場に加えて周辺に民間駐車場もあり、夏は海水浴場として賑わいます。秋は国営ひたち海浜公園のコキアの紅葉シーズンと重なり、休日は周辺道路が混みやすいので、朝の早い時間に動くのが正解。サーフィン後に海浜公園や那珂湊おさかな市場へ寄る「観光セット」の遠征にも向いています。ボードの電車持ち込みルールはサーフボードは電車で運べる?で確認できます。

ヘッドランド脇のサンドバーへ向かうサーファーのシルエット
茨城はヘッドランドごとに地形が付く。混んだら隣のヘッドランドへ移動するのが基本

大洗エリア|リーフの名所と遠浅ビーチ

大洗海岸(水族館側)— JPSA大会も開かれたリーフの名ポイント

大洗は茨城では貴重なリーフ(岩盤)ポイント。JPSA(日本プロサーフィン連盟)の大会が開催されたこともある有名スポットです。リーフならではの整った波が割れ、コシサイズでもショートボードでアクションを入れられます。波が決まると掘れてチューブになる日もあり、そんな日はローカルと上級者が集中します。

ただしインサイドにはリーフが点在し、潮が引くとかなり浅くなります。初心者の入水はおすすめしません。レギュラー方向に最後まで乗るとリーフに近づくので、乗り継ぎにも注意が必要です。車のナビは「大洗水族館」にセットし、手前の大きな駐車場を利用しましょう。西風がオフショアなので、鹿島方面が北風でジャンクな日の貴重な逃げ場にもなります。

大洗サンビーチ — 遠浅で初心者やファミリーもOK

大洗海岸の南にある大洗サンビーチは、遠浅の広いビーチブレイク。北側は比較的サイズが小さく、南へ行くほどサイズとパワーが出る傾向があります。自分のレベルに合わせて立ち位置を選べるので、初心者から上級者まで幅広く楽しめる懐の深いポイントです。夏は海水浴場としても大人気なので、遊泳エリアの規制には注意しましょう。周辺にはサーフスクールやレンタル対応のショップが複数あり、茨城でサーフィンを始める人の入口にもなっています。なお、サーフィン目的でアクアワールド大洗(水族館)の駐車場を使うのはNG。サンビーチ側の大規模駐車場を利用してください(夏は有料期間あり、秋冬は無料運用が基本)。

大貫方面(大貫正面・つるかめ)— 北風の日の逃げ場

大洗のすぐ南、大貫方面のビーチは北西風がオフショア。普段はサイズが控えめですが、他のポイントがクローズするほどサイズが上がった日に、ちょうど良いコンディションになります。千葉でいう飯岡や御宿のような立ち位置ですね。北風の吹く日でサイズがある日は上級者が集まり、初心者にはハードルが上がる点だけ覚えておきましょう。

鉾田エリア|トップサンテ下・大竹海岸と周辺ポイント

トップサンテ下 — 茨城で一番有名な看板ポイント

鉾田市の温泉施設「とっぷさんて大洋」の下に広がるビーチが、通称トップサンテ下。茨城のサーフポイントの中で最も有名で、うねりを拾いやすく波質も良い、まさに看板ポイントです。茨城に着いたらまずトップサンテの波を見てから移動先を決める、というサーファーも多いんですよ。テトラ脇から走るレギュラーはパワーがあり、小さい日でも十分楽しめます。

近年はトロ厚めの波質になる日が多く、ロングボードやミッドレングスとの相性も良好。テイクオフの早いボードなら、ロングライドの練習がはかどります。人気ポイントゆえに週末は混雑しやすく、ピークが狭いので60人も入るとパドル合戦に。混んでいる日は無理せず、周辺ポイントへ移動するのが正解です。駐車場が年間を通して無料なのも、遠征組にはうれしいポイントですね。ただしトイレとシャワーはありません。「とっぷさんて大洋」の営業時間内に温泉を使うか、ポリタンクのお湯で済ませる前提で動きましょう。駐車場に仕切り線はなく、間隔を保って停めるのが暗黙のルールです。

秋冬のトップサンテ下は、ヘッドランドの北側と南側で性格が変わります。北側は北東〜東うねりがベストで南西風がオフショア。南側は南東寄りのうねりにも反応し、北西風をヘッドランドがよけてくれます。「今日はどちら側か」を駐車場から波を見て決めるだけで、面の良さが変わるんです。サイズアップ時はヘッドランド脇に強いカレントが出るので、離岸流の見分け方を頭に入れて入水してください。

大竹海岸 — 約1,000台の大駐車場。サンドバー次第で空いたピークが見つかる

鉾田市の北部、大竹海岸はおよそ1,000台規模の大駐車場を備えた広いビーチブレイクです。鉾田ICからアクセスしやすく、南北どちらにも動きやすい位置にあるので、「まずここで波を見てから決める」中継点として使うサーファーも多いですね。観光色が薄く、海に向かう目的がはっきりしている人には居心地の良い海です。

波はサンドバー(砂の地形)次第。地形が決まっている時期は混雑を避けて質の良い波に乗れますが、台風後などで地形が流れると割れにくくなります。海水浴期間は駐車場が有料になりますが、9月以降は無料運用に戻るのが基本。トイレは駐車場側にありますが、シャワーなど初心者向けのサポートは大洗ほど厚くないので、着替えと温水は自分で用意して行きましょう。

京知釜・周辺ヘッドランド — 混雑した日の分散先

トップサンテの北数kmにある京知釜(きょうちがま)は、波質がトップサンテに似ているのに人が少ない穴場。ほかにも鉾田〜鹿嶋の海岸線にはヘッドランドが連続していて、その脇ごとに波が割れます。メジャーポイントが混んだら、車で5〜10分流して空いたピークを探す。これが茨城サーフィンの正しい楽しみ方です。ローカルの方が入っている小さなポイントでは、挨拶と譲り合いを忘れずに。

鹿嶋エリア|平井・下津・明石

平井・波崎のようなメローな波はロングボードの練習に最適
平井や波崎のメローな波は、ロングボードのロングライド練習にぴったり

平井海岸 — 初心者が最初に入るならここ

「茨城で初心者におすすめのポイントは?」と聞かれたら、まず名前が挙がるのが平井海岸です。東関東自動車道の潮来ICから最も近いポイントのひとつで、アクセスが良く駐車場も広め。波質はメローでテイクオフしやすく、サイズも控えめな日が多いので、初めての茨城遠征にぴったりなんです。ショートからロングまで、好きなボードで楽しめますよ。ポイント目の前の砂利の駐車場は約800台規模で、トイレと無料シャワーも完備。右側(北側)の鹿島港の堤防が南寄りの風をブロックしてくれるので、南風の日にも強いのが平井の隠れた長所です。ナビは「平井海水浴場」で設定するとわかりやすいでしょう。

平井は全国的に見てもロングボーダーの比率が高いポイントで、右の堤防脇はロングの独壇場。うねりが入ると堤防のアウトから300m近く乗れる日もあります。ショートの人は中央〜左側へ移動するとピークが取りやすくなります。堤防からの波チェックは立ち入り禁止なので、必ず浜から確認を。右堤防脇はアウトへ出やすい反面、初心者でもサイズのある日に簡単に沖へ出てしまう点だけは要注意です。冬は水温が10℃前後まで下がるので、12月以降はセミドライにブーツ・グローブのフル装備が標準になります。

ただしムネ〜アタマまでサイズが上がって波が良い日は、話が別。ホレ気味の速い波になり、上手いサーファーが集まります。そういう日はこの後ご紹介する下津や波崎など、ワンサイズ小さいポイントへ移るのが賢い選択です。真夏は海水浴場になるため、駐車場が有料になる点も覚えておきましょう。

下津海岸 — 正面は練習向き、崖下は中級者以上

下津(おりつ)海岸は、鹿島方面のサイズが上がった日にチェックしたいポイント。波数が少なめで人も少ないので、初心者がテイクオフを繰り返すコソ練に向いています。トップサンテ方面がハラ前後の日なら、平日はほぼ貸し切りということも。一方、海水浴場の右隣にある崖下ポイントは、決まると速めのホレた波になりショートボード向き。こちらは中級者以上向けです。

明石 — 左はメロー、右はホレ気味の二枚看板

明石は左右で波質が変わる面白いポイント。左側はメローで乗りやすく、右側は速めで少し掘れた波が立ちます。波が良い日は3〜4アクション入ることもあり、初級者がステップアップするのにちょうど良いレベル感です。駐車スペースは鳥居脇と坂上の2カ所で、いずれも台数が限られます。左側のインサイドにはテトラが埋まっているので、位置は入水前に必ず確認しましょう。

神栖・波崎エリア|日川浜・波崎のトロ厚の波で練習し放題

日川浜 — 風車が目印。約600台の無料駐車場と温浴施設が近い

鹿嶋と波崎の間、神栖市の日川浜(にっかわはま)は海岸沿いに並ぶ風車がシンボルのビーチです。約600台の無料駐車場があり、堤防沿いに湾状の地形ができるため、うねりの向き次第で風をよけながら遊べます。近くにキャンプ場や温浴施設もあるので、半日で帰るより1日ゆっくり海辺で過ごしたい人に向いています。南寄りのうねりに反応しやすく、鹿島方面がサイズアップした日の候補にも。日川浜から数km南の風車群のあたり(須田浜)にもピークが点在し、人の少ない日が多めです。広いビーチなので、風が強い日の流れには注意しましょう。首都圏の西側からは移動が長く感じやすいので、到着前に疲れない計画を。

波崎(砂丘公園前・かねきゅう・海水浴場)

茨城最南端、千葉との県境に位置するのが神栖市の波崎エリアです。遠浅で広大なビーチが続き、波質はトロ厚め。テイクオフがゆったりしているので、初心者の練習に本当に向いています。ロングボードやミッドレングスなら、次々に来る波でロングライドを繰り返せますよ。波崎砂丘植物公園前、かねきゅう前、波崎海水浴場前と駐車スペースが点在するので、割れているピークの前に停めて入るスタイルです。波崎海水浴場には約600台の無料駐車場と、隣接する休憩施設「サンサンパーク」にシャワー・トイレが整っていて、ビジターでも動きやすいのが魅力。快水浴場百選に選ばれた水のきれいさも、秋晴れの日には格別です。

鹿島方面がサイズアップした日の逃げ場

波崎は普段サイズが控えめなぶん、鹿島方面のうねりが強い日にちょうど良くなるポイント。茨城まで来たのに波が大きすぎて入れない…という日の保険になってくれます。ただし広いビーチだけに風が強い日は流れが出ますし、北風ではジャンクになりがち。うねりの強い日は離岸流の見分け方を頭に入れてから入水してくださいね。波が良い日は千葉から上がってくるサーファーで混むこともありますが、それでも湘南の混雑とは比べものになりません。

【比較表】茨城主要ポイント一覧(レベル・地形・駐車場)

ここまでご紹介したポイントを一覧表にまとめました。初心者おすすめ度は★の数(多いほどおすすめ)で示しています。

ポイントエリア地形オフショア初心者おすすめ度駐車場
河原子海岸日立リーフ+サンド西〜南西★★(小波日のみ)あり(大会・夏は運用変更)
阿字ヶ浦ひたちなかビーチ西〜南西★★★★約200台+民間(駅徒歩圏)
大洗海岸(水族館側)大洗リーフ西★(中上級向け)あり(サンビーチ側を利用)
大洗サンビーチ大洗ビーチ西〜北西★★★★★あり(夏は海水浴客で混雑)
大貫正面・つるかめ大洗ビーチ北西★★★★(小波時)あり
大竹海岸鉾田ビーチ南西★★★★約1,000台(夏は有料)
トップサンテ下鉾田ビーチ南西(北側)/北西(南側)★★★★(混雑時注意)無料・トイレなし
京知釜鉾田ビーチ南西★★★★あり(小規模)
平井海岸鹿嶋ビーチ南西★★★★★広い(夏は有料)
下津海岸鹿嶋ビーチ南西★★★★(正面)あり(夏は有料)
明石鹿嶋ビーチ南西★★★数台のみ
日川浜神栖ビーチ南西〜西★★★★約600台無料
波崎神栖ビーチ南西★★★★★約600台無料(サンサンパーク)ほか複数

迷ったら「初めての茨城=平井か波崎」「小波の日にガッツリ=トップサンテ下」「北風の日=大洗・大貫・河原子」と覚えておけば大きく外しません。

茨城と合わせて検討したいのが隣接エリアです。南西風で茨城が良い日は千葉北も同じ風でオフショア、北東風の日は千葉南が逃げ場になります。北へ足を延ばすなら東北サーフィンガイドと北泉海岸ガイドもどうぞ。うねりの向きで行き先を決める考え方は秋の国内サーフトリップ|うねりの向きで行き先を選ぶにまとめています。

海水浴シーズンの注意と、9月以降に変わること

朝イチの茨城のビーチへ向かうサーファー。平日は貸し切りに近い日も
茨城は朝イチが狙い目。夏は海水浴場が開く前、秋は風が強まる前に良い波をいただこう

南西風が続くと海水温が下がる。夏でもウェット判断は慎重に

意外と知られていないのが、茨城の海水温の変化です。オフショアの南西風が連日吹くと、表面の暖かい海水が沖へ流され、冷たい水が湧き上がって水温が下がります。真夏なのに海に入った瞬間「冷たっ!」となるのはこのため。特に6月〜7月中旬は、気温が高くても水温が低い日があり、ウェット選びを外すと1ラウンドもたずに撤収…なんてことも。トランクスだけでなく、シーガルやタッパーも車に積んでおくと安心です。詳しくは夏のウェットスーツの選び方で解説しています。

海水浴場との共存ルール(7〜8月)

平井・下津・波崎・大洗サンビーチなどは、夏になると海水浴場が開設されます。遊泳エリアでのサーフィンは禁止か、時間・エリアの規制が入るのが基本。ポイントごとの規制は毎年変わる可能性があるので、現地の看板とライフセーバーの指示に必ず従いましょう。おすすめは海水浴場が開く前の朝イチです。空いている・風が弱い・規制前と、良いことずくめですよ。

9月以降は終日サーフィンOK・駐車場も無料に|秋ならではの注意3つ

海水浴場が閉まる9月以降は、平井・下津・波崎・大洗サンビーチも終日サーフィンができ、夏に有料だった駐車場の多くが無料運用に戻ります。遠征組には一番うれしい季節ですが、気をつけたいことが3つあります。1つ目は監視員がいないこと。夏のように誰かが見てくれている状態ではないので、流された時の対処は自分で判断する前提で入りましょう。

2つ目は台風・大雨の後の水質と漂流物です。鹿島灘は利根川や那珂川の河口が近く、大雨の後は濁りと流木が数日残ります。目安は台風後のサーフィン水質判断|いつから入れる?を参考に。3つ目は日没の早さ。11月は16時半を過ぎると暗くなり、広い砂浜では駐車場の位置がわからなくなることもあります。入る前に車の位置を目印と一緒に覚え、日没45分前には上がる計画で動いてください。

シャロー地形と危険生物にも気を配ろう

茨城のビーチは場所によって極端に浅いインサイドがあり、過去には重大な事故も起きています。ワイプアウト時は頭から落ちない・ボトムに手をつかないが鉄則。また夏の遠浅ビーチは、アカエイなどの危険生物と遭遇する季節でもあります。すり足で歩く・むやみに底に足をつかないなど、危険生物対策の基本もチェックしておきましょう。

アクセス・駐車場・ライブカメラ・温泉とグルメ

夕方の鹿島灘。サーフィン後は周辺の温泉施設で疲れを癒せる
夕方まで波乗りしたら、海沿いの温泉で締めるのが茨城流

東京からのアクセスは約1.5〜2時間

鹿嶋・波崎方面へは、東関東自動車道で潮来ICへ。都心から概ね1時間半〜2時間が目安です。大洗方面へは常磐道〜北関東道で水戸大洗ICへ。千葉北より少し遠いぶん、人の少なさというご褒美が待っています。日帰りももちろん可能ですが、朝イチと夕方の2ラウンドを狙うなら車中泊や前泊も便利。冬のサーフィン車中泊の装備とポータブル電源の容量の目安を揃えておくと、秋冬の茨城遠征の自由度が一気に上がりますよ。11月以降の早朝は路面凍結や濡れた装備の管理も気になるので、冬サーフィンの車トラブル対策も一読を。

駐車場は「無料〜夏だけ有料」が基本|ポイント別早見表

茨城のポイント駐車場は、無料または海水浴シーズンのみ有料という場所が多め。トップサンテ下は通年無料、平井・下津は夏に有料となります。明石のように数台しか停められないポイントもあるので、満車なら潔く別ポイントへ。浜に乗り入れるタイプの場所では、砂にタイヤを取られるスタックにも注意してください。人けの少ない駐車場では車上荒らし対策として、貴重品は必ず携行しましょう。

海沿いに停めた車。茨城のポイント駐車場は無料が基本
茨城のポイント駐車場は無料が基本。秋冬は砂浜の乗り入れとスタック、車上荒らしに注意

主要ポイントの駐車場と設備を一覧にしました。台数や有料期間は原稿作成時点の目安で、年度や海水浴場の開設状況で変わります。出発前に各市町の公式案内を確認してください。

ポイント駐車場の規模料金トイレシャワーメモ
河原子海岸あり無料(大会・夏は変更あり)ありあり(夏期中心)宿が多く前泊向き
阿字ヶ浦約200台+民間夏は有料ありあり(夏期)駅徒歩圏・観光シーズンは渋滞
大洗サンビーチ大規模夏は有料ありあり(夏期)水族館の駐車場はサーフ利用不可
大竹海岸約1,000台夏は有料ありなし〜簡易鉾田ICから近い中継点
トップサンテ下中規模(線なし)通年無料なしなし温泉「とっぷさんて大洋」が隣接
平井海岸約800台(砂利)夏は有料ありあり(無料)潮来ICから30分弱
下津海岸あり夏は有料ありあり(夏期)コンパクトで動線が短い
明石数台(鳥居脇・坂上)無料なしなし満車なら潔く移動
日川浜約600台無料ありあり(夏期)風車が目印・温浴施設近い
波崎海水浴場約600台無料ありあり(サンサンパーク)千葉・銚子からも近い

秋冬は人けが少なくなるぶん、車上荒らしのリスクは夏より上がります。鍵の保管方法はサーフィン中の車の鍵どうする?、具体的な対策はサーフィン中の車上荒らし対策で詳しく解説しています。浜に乗り入れるタイプの駐車スペースは、秋の長雨の後に砂が緩んでスタックしやすくなるので、迷ったら舗装側に停めてください。遠征に向く車種はサーフィンにおすすめの車10選を参考に。

[PR]茨城は無料の駐車場が基本ですが、夏場は有料化と満車が重なります。台数の少ないポイントを狙う日は、予約制の駐車場を先に確保しておくと動きやすくなります。

▶ タイムズのBで周辺の予約制駐車場を探す

▶ 特Pで空いている駐車場を探す

波情報とライブカメラ|出発前に3つ見れば空振りが減る

茨城遠征で一番もったいないのが、2時間走って着いたら北東風でジャンク、というパターン。出発前に見るものを3つに固定すると、空振りが目に見えて減ります。1つ目はライブカメラ。波情報サイト「なみある?」がトップサンテ下(ヘッドランド北側)をライブ配信していて、面の状態と人の数が一目でわかります。波崎方面は波崎海洋研究施設(HORS)のYouTubeライブも参考になります。

2つ目は風予報。Windyの見方で6〜9時の風向きと風速を確認し、北東5m/s以上なら大洗・大貫か千葉南へ切り替える、という自分なりの基準を持っておくと迷いません。3つ目は実測の波高です。国土交通省のナウファス(鹿島港の観測値)で有義波高と周期を見れば、「今サイズがあるか」が予報ではなく実測でわかります。無料で使える波情報アプリの使い分けは波情報 無料アプリおすすめ7選、潮回りの考え方はサーフィンの潮の満ち引き入門にまとめています。鹿島灘は干潮前後にヘッドランド脇の地形が出やすいので、潮位も合わせて見ると精度が上がります。

温泉&海鮮グルメで締める茨城遠征

茨城遠征の楽しみは波だけではありません。トップサンテ下の目の前には温泉施設「とっぷさんて大洋」があり、海から上がってすぐ湯船に直行できます。大洗方面なら、那珂湊おさかな市場で海鮮丼を頬張るのが定番コース。サーフィン+温泉+海鮮まで揃って、これぞ国内サーフトリップの醍醐味です。秋冬の茨城グルメといえばあんこう鍋。大洗・那珂湊方面では11月頃から提供が始まり、冷えた体を芯から温めてくれます。日川浜の近くにも温浴施設があり、鹿嶋・神栖方面で上がった日の帰り道に便利です。海近の温泉はサーフィン帰りの海近温泉10選、エリア選びの全体像は国内サーフトリップおすすめエリアガイドもどうぞ。

[PR]茨城は都心から片道2時間前後。朝イチと夕方の両方を狙うなら前泊が効きます。温泉のある宿を押さえておくと、遠征そのものが目的になります。

▶ じゃらんで周辺の宿・温泉を探す

波崎や日川浜に向かう前に北東うねりの入り方を確かめたいときは、海上保安庁の犬吠埼灯台カメラが無料で使えます。千葉・神奈川の無料ライブカメラ一覧と映像の読み方は波情報ライブカメラ 無料一覧【2026】千葉・神奈川30か所以上の見方と使い方にまとめているので、茨城遠征の前にあわせて確認してください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 茨城サーフィンのベストシーズンはいつですか?

安定して遊べるのは5〜9月、波の質で選ぶなら9月下旬〜11月です。主要ポイントは南西風がオフショアで、春〜夏に整ったコンディションになりやすいのが前者の理由。後者は台風と低気圧のうねりが鹿島灘にダイレクトに届き、サイズと形がそろう当たり日が増えるからです。ただし秋冬は北東風に弱いので、風予報のチェックが夏以上に重要になります。

Q2. 初心者が最初に入るならどのポイントがおすすめですか?

平井海岸か波崎がおすすめです。どちらもメロー〜トロ厚めの波質でテイクオフの練習がしやすく、駐車場からのアクセスも簡単。広いビーチなので、空いたピークを選べば周りに気兼ねなく練習できます。大洗海岸(リーフ)はインサイドが浅く、初心者は避けましょう。サイズが上がった日は無理せず、下津などワンサイズ小さいポイントへ。

Q3. 東京からどのくらいかかりますか?

車の場合、鹿嶋・波崎方面へは東関東自動車道経由で約1時間半〜2時間、大洗方面へは常磐道〜北関東道経由で約2時間が目安です。千葉北(60〜90分)より少し遠いぶん、混雑の少なさが最大のメリット。荷物の多いサーフィンでは車移動が基本ですが、時間に余裕のある遠征なら車中泊との組み合わせも快適です。

Q4. 夏でもウェットスーツは必要ですか?

真夏の暑い日はトランクス+タッパーで入れる日もありますが、油断は禁物です。茨城は南西風が続くと冷たい水が湧き上がり、真夏でも水温が下がることがあります。特に6月〜7月中旬は水温が安定しないため、シーガルやスプリングも車に積んでおくのがおすすめ。現地で水に手を入れてから、その日の装備を決めると失敗しません。

Q5. 混雑具合は千葉・湘南と比べてどうですか?

体感でははっきり空いています。混むのは夏の土日午前と、トップサンテ下など一部の有名ポイントに限られます。平日なら人気ポイントでも20人前後、マイナーポイントなら数人〜貸し切りという日も珍しくありません。混雑時もヘッドランド沿いに移動すれば空いたピークが見つかるのが、茨城の強みです。

Q6. 海水浴シーズンでもサーフィンできますか?

できますが、規制の確認が必須です。海水浴場が開設されるポイントでは、遊泳エリア内のサーフィンが禁止されたり、時間帯規制が入ったりします。規制内容は毎年変わる可能性があるため、現地の看板・ライフセーバーの指示に従ってください。狙い目は海水浴場が開く前の早朝。空いていて風も弱く、規制の心配もありません。

Q7. 秋〜冬の茨城の水温は?ウェットは何を着ればいい?

目安は10月上旬21〜22℃でシーガルか3mmフル、10月下旬19〜20℃で3mmフル、11月上旬17〜18℃で3mmフル+インナーか5mmフル、11月下旬15〜16℃で5mmフルかセミドライ+ブーツ検討、12月12〜14℃でセミドライにブーツ・グローブです。茨城は千葉より1〜2℃低めで、南西風が続くと急に冷えるため、数字より1段階暖かい装備を車に積んでおくと失敗しません。

Q8. 北東風の日はどこに入ればいい?

鹿島灘(鉾田〜波崎)のビーチは北東風で面が乱れるので、西風がオフショアになる大洗海岸・大貫、北部の河原子周辺、またはヘッドランドの南側が候補です。北東風が強すぎて茨城全域が厳しい日は、北寄りの風がオフショアになる千葉南(鴨川・平砂浦)へ切り替えるのが現実的。出発前にWindyなどで6〜9時の風向きを確認し、北東5m/s以上なら行き先を変える基準を持っておきましょう。

Q9. トップサンテ下の駐車場・トイレ・シャワーは?

駐車場は通年無料で、仕切り線のない砂利の駐車場に間隔を保って停めるのが暗黙のルールです。トイレとシャワーはポイントにはありません。隣接する温泉施設「とっぷさんて大洋」の営業時間内に利用するか、ポリタンクのお湯と着替えポンチョで済ませる前提で準備しましょう。アクセスは潮来ICから国道51号を北へ約30分、看板のある信号を右折して坂を下ります。

Q10. 冬も茨城でサーフィンできますか?

できます。むしろ北〜北東うねりに素直に反応する茨城は、冬型の日に大洗・大貫・北部のリーフが良くなるエリアです。ただし水温は12月で12〜14℃、1〜2月は10℃前後まで下がるので、セミドライにブーツ・グローブ・ヘッドキャップのフル装備が標準。日没が16時半前後と早いので朝イチ勝負になり、人けの少ない駐車場での車上荒らしや路面凍結にも注意が必要です。装備と動き方を整えれば、空いた海でパワーのある波に乗れる最高の季節になります。

まとめ|空いていてパワフル。秋冬の茨城は「風を読む」だけで当たりが増える

最後に、茨城サーフィンの要点を整理します。

  1. 鹿島灘はうねりを拾いやすく、小波でもパワーのある波がコンスタントに割れる
  2. 主要ポイントは南西オフショア。安定期は5〜9月、波の質なら9月下旬〜11月の台風・低気圧うねり
  3. 北東〜東うねり+南西風=トップサンテ下・平井、南寄りうねり+北西風=ヘッドランド南側・波崎、冬型の北風=大洗・大貫・河原子
  4. 北東風が強い日は鹿島灘を避け、大洗以北か千葉南へ切り替える
  5. 水温は10月21〜22℃→12月12〜14℃。茨城は千葉より1〜2℃低めで、1段階暖かい装備を積んでおく
  6. 初心者は平井・波崎・阿字ヶ浦、小波の日のガッツリ派はトップサンテ下、北部の河原子は中上級者向け
  7. 9月以降は終日OKで駐車場も無料に戻る。監視員不在・台風後の水質・早い日没の3点に注意
  8. 出発前はライブカメラ(なみある?)・風予報(Windy)・実測波高(ナウファス)の3つを固定で確認

千葉・湘南の混雑に少しでも疲れているなら、次の週末はぜひ茨城へ。千葉北ガイド・千葉南ガイドと合わせて「風向きで行き先を選ぶ」計画を立てれば、この秋冬のサーフィンがもっと自由になります。寒くなっても海に通い続けるコツは冬もサーフィンを続ける人の型にまとめました。波も駐車場も譲り合って、最高の茨城の秋を楽しんでください。

サーファー専用LINEスタンプ誕生

サーファー必見のLINEスタンプが発売中!くすっと笑えて、日常にも使えるスタンプをこの機会に是非!

施設で切れすぎたから、自分たちで作った。citywave CORE LEASH

東京の人工サーフィン施設 citywave Tokyo では、強い水流で貸出用リーシュが頻繁に切れることが現場の悩みでした。そこで工場と直接やり取りし、施設の波・海・車での牽引テストを重ねて作ったのが CORE LEASH(6ft/7mm)です。

まず、この映像を見てください。

サーファーなら驚くテスト方法ですが、更には車で引っ張るテストまで…!

スタッフ内にもサーファーがいることから、citywaveだけでなく、海でも動きやすく、安全性の高いリーシュを作ろうと、デザイン、太さ、安全性を徹底的に追求して誕生しました。7mmレギュラー径・6ft・ダブルスイベル。初中級者の1本目や、台風シーズン前の交換用に。

仁
リーシュは安全のために1年に1回は交換しよう!白濁やひびを見つけたら、切れる前に替えるのが目安だ!

開発ストーリーを読む(3つのテストの記録)

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この記事を書いた人

サーフィンにハマって海の近くに移住しちゃった女の子。効率良く楽しくサーフィンするために情報集めるサーフィンマニア。

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