ウェットスーツ新作2027|各社の変更点と買い時の判断表

2027年モデルのセミドライを着て冬の海に入るサーファー

去年の11月、ショップで新作のセミドライを手に取ったまま、30分も迷ったことがあります。隣のラックには去年のモデルが3割引きで吊られていて、値札の差はちょうど2万6,000円。「新しい起毛のほうが暖かいって書いてあるし…」「でも2万円あればブーツとグローブが揃うし…」。結局その日は決められず、翌週行ったら旧モデルのMサイズだけが消えていました。あの悔しさ、覚えがありませんか?

10〜11月は、各社が翌シーズンのウェットスーツを発表する時期です。つまり「新作を待つか、旧モデルを安く買うか」の最後の分岐がここにあります。この記事では、2027年モデル(業界でいう2026-27秋冬)で主要5社が何を変えたのかを一覧にしました。そのうえで、新作の早期割引と旧モデルの処分価格を実額で並べています。そのうえで、あなたの入る海の水温と予算から「どちらを買うべきか」が決まる判断表を用意しています。

読み終わる頃には、ラックの前で30分迷う必要はなくなっているはずです。※各社の発表内容と価格は2026年10月13日時点でWaves編集部が確認したものです。

目次

目次

  1. 2027年モデルで何が変わったか|主要5社の変更点一覧
  2. 新作と旧モデルの価格差はいくらか|早割10%と処分30%の実額
  3. 旧モデルを買っていい人・新作を買うべき人|水温と予算の判断表
  4. 値引きが始まる時期カレンダー|10月から2月までの動き
  5. 納期から逆算する|12月の海に間に合うオーダーの締切
  6. 旧モデルを買う前に見る3か所|型落ちで失敗しないチェック
  7. よくある質問(FAQ)
  8. まとめ

2027年モデルで何が変わったか|主要5社の変更点一覧

サーフショップに並ぶ各社の新作ウェットスーツ
各社の2026-27秋冬カタログは9〜10月に出揃う。店頭ではこの時期、新作と旧モデルが同じラックに並ぶ

まず最初に、検索でつまずきやすいポイントを整理しておきますね。「ウェットスーツ 2027年モデル」で探しても、ほとんど何も出てきません。業界では冬物を「2026-27 FALL WINTER」「26FW」と呼ぶからです。2026年の秋に発表され、2027年の2月まで着る、という意味の表記なんです。この記事でいう2027年モデルは、この2026-27秋冬モデルのことだと思ってください。

そのうえで、今季の変更点を主要5社で見ていきます。結論からいうと、2027年モデルの変化は「素材のマイナーチェンジ」と「膝まわりの運動性」の2つに集約されます。保温力が劇的に上がった、というような変化はありません。この事実が、あとで出てくる「旧モデルで十分な人」の判断に直結します。

O’NEILL|両腕に新素材「光電子エアー」を採用

今季いちばん分かりやすく変わったのがO’NEILLです。長年の実績がある高発熱の起毛素材「FIREWALL 30R」は継続し、膝下パーツには「TB-AIR」を採用。そして両腕パーツに新素材の「光電子エアー」が入りました。狙いはパドル時の動きやすさと快適性の向上です。冬のウェットは腕が重く感じがちなので、ここを軽くしてきたのは現場感のある改良だと思います。

モデル構成は5本柱です。バックジップの「サイコ ゼンジップ」、ロングチェストジップの「サイコ FSCⅡ」、防水と保温に特化した「サイコテック360」。それに胸元ジップを最短にした競技者向けの「サイコフューズ」と、クラシックな「オリジナル」が並びます。さらに千葉以北の厳冬期向けに、ブーツ付きのライトドライが3型あります。ハイパーフリーク、インフェルノ セルフィット、スーパーライトドライです。プロショップ限定のセミドライ「EPIC」は価格据え置きと発表されています。

WEST SUITS|新シリーズ「EDGE」と「3D KNEE」

WEST SUITSは新デザインの「EDGE」シリーズを投入しました。売りはテイクオフのサポートなど運動機能の向上で、新機能「3D KNEE」が膝の屈伸をサポートします。冬のテイクオフで膝が引っかかる感覚、ありますよね? 厚い生地で膝が伸びきらないあの感じを、立体裁断で解消しようという方向性です。素材面の大きな変更は発表されていません。

Dusksuits|フラッグシップ「HIGHLINE EVO」を改良

Dusksuitsは、昨季好評だったパドルを軽くする機能を継承しました。そのうえでフラッグシップの「HIGHLINE EVO U-ZIP」を、長時間着ても快適なフィットに進化させています。価格を抑えた定番の「FOAMBALL U-ZIP」と、バックジップ派向けの「TRIM AUTO ZIP SYSTEM」は継続。最も冷えるエリア向けのブーツ付きドライ「DRIFT ICE U-ZIP」も残ります。注目すべきは仕様変更で、下半身のテープ加工が今季から有償オプション(通常8,800円)になりました。昨年まで標準だったものが別料金になるのは、実質的な値上げです。

BILLABONG・BEWET|カタログ公開済み、詳細はショップで

BILLABONGは2026年10月9日に2026-27 WINTERの新モデルカタログを公開しました。公式ページには「サステナブルでハイパフォーマンス、チームライダーのお墨付き」とあります。ただ、モデルごとの素材変更はカタログ(フリップブック形式)でしか確認できません。BEWETは9月6日に2026-27 FALL WINTERカタログが各ショップに到着しました。それに先立つ8月から、プレシーズンのオーダーキャンペーンが走っています。このほかRLM rubber、ROCKHOPPER、WAVE WARRIORS、SPE-Xといった国内オーダー系も、9月上旬までにカタログが出揃いました。

ブランド2027年モデルの主な変更点早期特典(確認日10/13)
O’NEILL両腕に新素材「光電子エアー」。FIREWALL 30R・TB-AIRは継続10/31まで表示価格から10%OFF、フルオーダー料無料、ポンチョ進呈
WEST SUITS新シリーズ「EDGE」、膝の屈伸を助ける「3D KNEE」10/19〜11/1 全モデル10%OFF、フルオーダー料無料(最大33,180円お得)
DusksuitsHIGHLINE EVO U-ZIPのフィット改良。下半身テープ加工が有償化10/25までオーダー料無料、テープ加工4,400円、オールジャージ・袖厚変更無料
BILLABONG10/9に2026-27 WINTERカタログ公開。素材詳細はカタログ参照ショップごとに異なる
BEWET9/6にカタログ到着。8月からプレシーズンオーダー実施プレシーズンオーダー特典(ショップで要確認)

各ブランドのサイズ感や保温性の違いそのものは、ウェットスーツのブランド比較【2026】5社の違いと選び方で詳しくまとめています。ここでは「今季どこが変わったか」だけに絞っているので、ブランド選び自体に迷っている人はそちらを先に読んでみてください。

新作と旧モデルの価格差はいくらか|早割10%と処分30%の実額

フード付きセミドライを着込むサーファー(新作と旧モデルの価格差を考える)
新作の早割は10%、旧モデルの処分は30%。同じ「割引」でも実額では2万円以上の差になる

ここからが本題です。新作には「早期オーダー割引」、旧モデルには「在庫処分」という、それぞれ別の値引きがかかります。割引率だけ見ると「10%と30%」ですが、大事なのは実額です。実際に公開されている数字で計算してみましょう。

公式サイトの実例|2026モデルのセミドライが30%OFF

O’NEILLの日本公式サイトでは、2026年10月13日時点で2026モデルのセミドライが値下げされています。ジャージセミドライのロングチェストFX 5/3mmは86,900円が60,830円。LCZ LTD 5/3mmは89,100円が62,370円で、いずれも30%OFFです。差額は約2万6,000円です。レディースのスーパーフリーク セミドライ 5/3mmは75,900円が49,335円の35%OFF。こちらは「残りわずか」の表示が出ています。

一方、同じO’NEILLの2027年モデルは10月31日まで表示価格から10%の早期割引です。仮に定価9万円のモデルなら8万1,000円。旧モデルの処分価格60,830円との差は、ざっくり2万円。つまり冒頭の「ラックの前の2万円」は、今年も同じ構図で起きています。

買い方定価の目安(5/3mmセミドライ)割引支払額の目安付く特典
2027年モデル・早期オーダー86,900〜89,100円10%OFF78,210〜80,190円フルオーダー料無料、ノベルティ
2027年モデル・通常価格(11月以降)86,900〜89,100円なし86,900〜89,100円なし(納期も伸びる)
2026年モデル・公式処分(既製)86,900〜89,100円30%OFF60,830〜62,370円なし。サイズは在庫限り
2026年モデル・2〜3月の最終処分同上30〜40%OFF52,000〜62,000円なし。サイズ欠けが多い

表を見ると分かるとおり、早割の10%は「新作を定価で買うより1割安い」だけで、旧モデルの処分価格には届きません。新作と旧モデルの差額は、早割を使っても約1万8,000〜2万円、早割を逃すと約2万6,000円です。

見落としがちな「オーダー料無料」の価値

ただし、早割の本当の価値は10%の割引ではなく、フルオーダー料が無料になる点にあります。WEST SUITSは「通常のフルオーダー価格より最大33,180円お得」と明記しています。Dusksuitsは今季から有償になったテープ加工8,800円が半額の4,400円。さらにオールジャージ5,500円相当と、袖の厚み変更5,500円相当が無料です。合わせると1万5,000円分以上の仕様が、期間内なら実質タダになります。

つまり、体型が既製品に合わず「オーダーしか選択肢がない」人は話が別です。早割期間の新作のほうが、旧モデルの処分品より実質的に安くなるケースがあるんです。逆に、既製品のサイズがぴったり合う人にとって、早割の特典はほとんど価値がありません。この違いが、次の判断表の分かれ目になります。

ちなみにオーダーの流れや納期、料金の内訳そのものはウェットスーツのオーダー完全ガイド|価格・納期・流れで詳しく書いています。初めてオーダーする人はそちらを一度読んでおくと、特典の価値が実感しやすいですよ。

旧モデルを買っていい人・新作を買うべき人|水温と予算の判断表

冬の海へ向かうウェットスーツ姿のサーファーたち
湘南・千葉の真冬なら旧モデルの5/3mmで十分戦える。茨城以北や連日入る人は新作の投資が効く

さて、ここまでの材料を使って判断表を作ります。軸は2つ、「入る海の真冬の水温」と「既製サイズが合うかどうか」です。予算はその結果としてついてきます。

軸1|真冬の水温が15℃前後なら、旧モデルで戦える

湘南や千葉の1〜2月の水温は、年にもよりますが14〜16℃あたりで推移します。この帯なら、去年の5/3mmセミドライと今年の5/3mmセミドライで保温力に体感できる差はほぼありません。先ほど見たように、2027年モデルの変更点は腕の軽さや膝の動きで、起毛素材そのものは各社とも継続だからです。

一方で、茨城や東北、日本海側のように真冬の水温が10〜12℃まで落ちるエリアは話が変わります。この帯では「膝下の浸水をどれだけ止めるか」「腕の重さで1時間後にパドルが落ちないか」が、そのまま滞在時間に響きます。O’NEILLのサイコテック360のように360度インナーで浸水を抑えるモデルや、ブーツ付きライトドライが選択肢に入る水温です。だから新作の改良が、投資として回収しやすいんです。

軸2|既製サイズが合うなら旧モデル、合わないなら新作オーダー

もうひとつの軸がサイズです。旧モデルの処分品は既製サイズの在庫限りで、人気のMやMLから消えていきます。試着してぴったりなら、その場で買うのが正解。逆に、首と脇に隙間が出る、膝裏が余る、といったズレがあるなら、どれだけ安くても冬の1時間が寒さとの戦いになります。

その場合は早割期間中に新作をオーダーするほうが、結果的に安く、長く使えます。既製品の試着で見るべきポイントはウェットスーツのサイズの選び方|メンズ既製品の測り方を参考にしてください。

あなたの条件おすすめ理由・予算の目安
真冬の水温14℃以上/既製サイズが合う/月2〜4回旧モデル(既製・処分品)保温差は体感なし。5万〜6万円台で5/3mmが買える
真冬の水温14℃以上/既製が合わない新作を早割でオーダーオーダー料無料の特典が1万5,000円超の価値。7万8,000円前後
真冬の水温12℃以下/週1以上入る新作(上位モデルかライトドライ)腕・膝の改良と浸水対策が滞在時間に直結。9万〜12万円
今季が初めての冬/続くか分からない旧モデルか中古まず1シーズン越す。来年、続いていたら新作オーダー
今のウェットが3シーズン目で、生地がヘタり始めた新作を早割で旧モデルは来年また型落ち。長く着るなら今の改良型を
ブーツ・グローブ・キャップがまだ揃っていない旧モデル+小物に2万円小物のほうが体感の暖かさに効く

最後の行は意外と重要です。5/3mmのセミドライで寒い原因は、実はスーツ本体ではなく手足と頭からの放熱であることが多いんです。新作との差額2万円で、ブーツ・グローブ・ヘッドキャップが一式揃います。セミドライ本体の選び方はセミドライおすすめ5選【2026】冬用ウェットの選び方で整理しています。5mmフルスーツとの違いはセミドライと5mmフルスーツの違い|どっちを買うか判断表をどうぞ。

値引きが始まる時期カレンダー|10月から2月までの動き

夕暮れのビーチでウェットスーツを着るサーファー(値引き時期カレンダー)
10月末で早割が終わり、11月下旬のブラックフライデー、2〜3月の最終処分へ。値引きは段階的に深くなる

「待てばもっと安くなるのでは?」という読みは半分正しく、半分危険です。値引きは確かに段階的に深くなりますが、同時に在庫のサイズも減っていきます。月ごとの動きを、2026-27シーズンの実際の締切日と合わせて見ていきましょう。

10月|早割の最終週と、旧モデル処分の開始

10月は2つのことが同時に起きる月です。ひとつは新作の早期オーダー締切で、Dusksuitsが10月25日、O’NEILLが10月31日、WEST SUITSが11月1日まで。この週を過ぎると10%OFFとオーダー料無料が消えます。もうひとつは旧モデルの処分開始で、O’NEILL公式のように既に30%OFFがついています。つまり10月の後半は、新作が最も安く、旧モデルはまだサイズが揃っている、唯一の重なりの時期なんです。

11月|ブラックフライデーと納期の壁

11月下旬のブラックフライデーでは、海外ブランド系の既製品を中心に割引が入ります。ただしここで買えるのは既製の旧モデルか、新作の定価からの値引きです。注意したいのは納期で、ショップのブログでは「比較的早いブランドでも6〜7週間、11月や12月のオーダーは到着が大幅に遅れる可能性がある」と案内されています。11月中旬にオーダーすると、仕上がりは年明けになる計算です。

12月|在庫のサイズ欠けが本格化

12月は水温が本格的に下がり、旧モデルの処分品が一気に動く月です。MとMLから先に消えるので、標準体型の人ほど「待ったら無かった」が起きやすくなります。年末のセールで割引率が深くなることはありますが、自分のサイズが残っているかどうかは運次第です。

1月|初売り・福袋、そして2月の最終処分へ

1月は初売りと福袋の月です。福袋にウェットスーツ本体が入るケースは少ないですが、小物のセットは狙い目です。サーフィン福袋2027|中身と買う価値をブランド別に検証で中身を検証しているので、興味があればどうぞ。そして2〜3月が冬物の最終処分で、30〜40%OFFが相場になります。ただしここで残っているのはSやXLなど端のサイズが中心。「来シーズン用に安く買っておく」という作戦が成立するのは、端のサイズが合う人か、在庫豊富な大型店をこまめに見られる人に限られます。

時期新作(2027年モデル)旧モデル(2026年モデル)狙い目度
10月前半〜中旬早割10%OFF+オーダー料無料公式・店頭で30%OFF開始、サイズ揃う◎ 両方が最良の重なり
10月下旬〜11/1早割締切(10/25・10/31・11/1)30%OFF継続◎ 新作は最後のチャンス
11月中旬〜下旬定価。ブラックフライデーで一部割引ブラックフライデーで割引、Mから欠け始める○ 既製の旧モデル向き
12月定価。オーダーは年明け納品処分継続。サイズ欠け本格化△ サイズがあれば買い
1月定価。初売りで一部値引き初売り・福袋△ 小物狙い
2〜3月定価(春物へ切替)最終処分30〜40%OFF、端サイズ中心○ 来季用に合えば買い

サーフボードや小物を含めた年間の買い時はサーフィン用品のセール時期はいつ?買い時カレンダー2026にまとめています。ウェット以外も一緒に揃えるなら、そちらで全体の順番を組んでみてください。

納期から逆算する|12月の海に間に合うオーダーの締切

冬の浜でボードを抱えるウェットスーツ姿のサーファー(オーダー納期の逆算)
オーダーの納期は6〜7週間が目安。12月上旬に着たいなら10月中の発注が現実的なライン

新作をオーダーすると決めた人が、次に直面するのが納期です。ここを甘く見ると「スーツが届く頃には水温の底を越えていた」という笑えない事態になります。冬物の納期は通常3〜6週間、繁忙期は8週間に伸びる、というのがこれまでの相場でした。今季もショップから「早いブランドで6〜7週間」という案内が出ています。一部のブランドは、年内納品の受付をすでに締め切ったという話も聞こえてきます。フルオーダーは採寸データを工場に送ってからの手作業なので、注文が集中するほど後ろにずれるんです。

12月上旬に着たいなら10月中、年内なら11月上旬

逆算してみましょう。湘南・千葉で水温が15℃を切り、セミドライが本当に必要になるのは12月中旬以降です。12月上旬に手元に欲しいなら、7週間前は10月中旬。ちょうど各社の早割締切と重なります。年内に間に合えばいい、という人でも11月上旬が現実的な最終ラインです。11月下旬のブラックフライデーで新作をオーダーすると、納品は1月中旬あたり。真冬の半分を旧ウェットで過ごすことになります。「せっかく新作を頼んだのに、いちばん寒い1月に着られない」という状況は避けたいですよね。

オーダーが間に合わない人の「つなぎ」の組み方

すでに11月に入っていて、どうしても今年中に新作をオーダーしたい。そんな人は「今季は旧モデルの既製で越し、オーダーは来季の早割に回す」と割り切るのがひとつの答えです。旧モデルの既製5/3mmを6万円前後で買い、2〜3シーズン着る。その間に、体型に合うブランドとサイズの傾向をつかんでおく。来年10月の早割で、迷わずオーダーできるようになります。

もうひとつの選択肢は中古です。9〜10月と3〜4月は出物が増える時期で、相場は新品の3〜5割。状態の見方さえ押さえれば、つなぎとしては十分です。ウェットをどこで買うかの全体像はウェットスーツはどこで買う?店・ネット・中古の比較と買い時で比較しています。

旧モデルを買う前に見る3か所|型落ちで失敗しないチェック

最後に、旧モデルの処分品を買うと決めた人向けのチェックリストです。「安かったから」で買って、1月に後悔するパターンを3つ潰しておきます。

1. 製造年とディスプレイ期間

型落ちには「昨季の未使用在庫」と「2シーズン前のディスプレイ品」が混ざっています。ネオプレンは着ていなくても経年で硬くなるので、2シーズン前の品はタグの年度表記を必ず確認してください。店頭で日光に当たり続けたディスプレイ品は、肩の色あせが目印になります。色あせがある個体は、起毛のヘタりも同時に進んでいることが多いです。迷ったら袖口を軽く折り返してみてください。折り目に白い筋がすぐ出るものは、生地の可塑剤が抜け始めているサインです。

2. 首・脇・膝裏の3か所の密着

既製の処分品は交換できないことが多いので、試着で見るべきは首・脇・膝裏の3か所です。首は指1本が入るかどうか、脇は腕を回して生地が引っ張られないか、膝裏は余りが指2本分以内か。この3か所のどれかに隙間があると、冬の1時間で確実に冷えます。価格ではなく、ここが合うかどうかで決めてください。できれば試着のまま、その場でパドルの動きを10回ほどしてみると、脇の突っ張りがはっきり分かります。

3. 今の仕様と「何が無いか」

今季Dusksuitsのように、昨年まで標準だった仕様が有償になった例があります。逆にいえば、旧モデルには「今は別料金のものが標準で付いている」ケースもあるということです。テープ加工、インナーネック、膝パッドの有無を店員さんに確認して、新作との仕様差を把握しておくと、2万円の差額が高いのか安いのか判断しやすくなります。素材ごとの特徴はウェットスーツの素材の違い|ジャージ・ラバー・起毛の選び方、寿命の目安はウェットスーツの寿命は何年?買い替えサイン7つと判断基準が参考になります。

よくある質問(FAQ)

ウェットスーツの2027年モデルはいつ発売されますか?

業界では「2026-27秋冬モデル」と呼ばれ、カタログは8月下旬〜10月上旬に出揃います。2026年はBEWETが9月6日、Dusksuitsが9月11日、BILLABONGが10月9日にカタログを公開しました。早期オーダーの締切は10月25日〜11月1日に集中しています。発売というより「受注開始」のイメージで、既製品の店頭入荷は10〜11月、オーダー品の納品は発注から6〜7週間後が目安です。

旧モデルは何年前のものまで買って大丈夫ですか?

未使用品なら1シーズン前(2026年モデル)までが安心ラインです。ネオプレンは未使用でも経年で硬くなり、起毛の保温力も落ちます。2シーズン前の在庫は、割引が40%以上でも慎重に。タグの年度表記と肩の色あせを確認し、店頭で長く吊られていたディスプレイ品は避けるのが無難です。中古の場合は使用回数も聞いてください。

新作の早割と旧モデルのセール、結局どちらが安いですか?

支払額だけなら旧モデルのセールです。O’NEILL公式の例では2026モデルの5/3mmセミドライが30%OFFの60,830円、新作は早割10%で約8万円なので、差は約2万円。ただし早割にはフルオーダー料無料や有償オプションの無料化が付き、WEST SUITSでは最大33,180円相当になります。既製サイズが合わない人は、早割の新作オーダーのほうが実質的に安くなることがあります。

新作を待っている間に旧モデルが売り切れることはありますか?

あります。旧モデルの処分品は既製サイズの在庫限りで、12月に入るとMとMLから先に消えていきます。2〜3月の最終処分に残るのはSやXLなど端のサイズが中心です。標準体型で旧モデルを狙うなら、サイズが揃っている10月中に試着して決めるのが確実です。「もっと安くなるまで待つ」は、端のサイズが合う人向けの作戦だと考えてください。

試着せずにネットで旧モデルを買っても大丈夫ですか?

同じブランドの同じモデルを着たことがあり、サイズが分かっているなら問題ありません。初めてのブランドは避けたほうが安全です。海外ブランドはサイズ表記が日本規格と異なり、処分品は交換不可のことが多いからです。どうしてもネットで買うなら、首回り・胸囲・身長の3点でサイズ表と照らし合わせ、返品条件を先に確認してください。

今のウェットがまだ着られるなら、新作は見送ってもいいですか?

生地にハリがあり、首や脇から浸水しないなら見送って問題ありません。2027年モデルの変更点は腕や膝の運動性が中心で、保温力の劇的な向上はないからです。逆に、3シーズン目で起毛が寝てきた、浸水が増えた、という人は今季の早割で買い替えるのが得です。来年まで待っても今年の新作が型落ちで安くなるだけで、改良点は同じものを着ることになります。

まとめ|10月後半は「新作が最安、旧モデルはサイズが揃う」唯一の重なり

新作を待つか、旧モデルを安く買うか。この記事の要点を整理します。

  1. 2027年モデル(2026-27秋冬)の変更点は、O’NEILLの新素材「光電子エアー」、WEST SUITSの「3D KNEE」、Dusksuitsのフィット改良など運動性の改善が中心で、保温力の劇的な変化はない
  2. 価格差は、新作早割(10%OFF・約8万円)と旧モデル処分(30%OFF・約6万円)で約2万円。早割を逃すと約2万6,000円
  3. 早割の本当の価値はオーダー料無料などの特典で、最大33,180円相当。既製サイズが合わない人は新作オーダーのほうが実質安い
  4. 真冬の水温14℃以上で既製が合うなら旧モデル、12℃以下か連日入るなら新作。差額2万円でブーツ・グローブ・キャップを揃えるのも賢い
  5. 早割締切は10/25〜11/1。納期6〜7週間を逆算すると、12月上旬に着たいなら10月中の発注がライン
  6. 旧モデルは製造年・首脇膝裏の密着・仕様の有無の3点を確認してから買う

ブランドごとの違いはウェットスーツのブランド比較【2026】5社の違いと選び方、セミドライの具体的な候補はセミドライおすすめ5選【2026】冬用ウェットの選び方、どこで買うかの比較はウェットスーツはどこで買う?店・ネット・中古の比較と買い時をどうぞ。

ラックの前で30分迷うより、この週末に試着して決めてしまいましょう。首・脇・膝裏が合えば旧モデルを抱えてレジへ、合わなければ早割でオーダー用紙に名前を書く。どちらを選んでも、12月の最初の冬型が来たとき、あなたは暖かい状態で沖に向かっています。

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この記事を書いた人

サーフィンにハマって海の近くに移住しちゃった女の子。効率良く楽しくサーフィンするために情報集めるサーフィンマニア。

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