サーフログの付け方|頻度と目標設定で伸ばす記録術

サーフログをつけて海に向かうサーファー

「先週、あの日はやたら乗れたんだよな」。そう思っても、潮回りも風向きも思い出せない。そんな経験、ありませんか?

同じ海に、同じくらいの回数通っている。なのに、隣のあの人だけが確実に上手くなっていく。センスの差だと思っていませんか。実はその差、多くの場合「記録しているかどうか」で説明がつきます。

サーフログとは、入水した日のコンディションと自分のプレーを記録したものです。特別なことではありません。ただ、続けている人はかなり少数派です。だからこそ差がつきます。

この記事では、書く項目を7つに絞った現実的なサーフログの付け方をお伝えします。あわせて、月の入水回数の目安と、3ヶ月単位の目標設計テンプレートまで用意しました。読み終えたその日から使えるはずです。「記録が続かない」という悩みも、根性ではなく設計で解決していきましょう。

目次

同じ回数入っているのに差がつく本当の理由

同じラインナップでも上達に差がつくサーファーたち
同じラインナップに浮かんでいても、次の海に持ち帰るものの量は人によって違います

まず、うまくいかない構造から見ていきましょう。

週末サーファーの入水間隔は、平均すると7〜14日です。ここが最大の落とし穴になります。人間の運動記憶は、繰り返さないと2週間で驚くほど薄れるからです。海から上がった直後は「次はもう少し早くパドルをやめよう」と鮮明に思っている。でも次の土曜、板を抱えて海に向かうころには、その決意はきれいに消えています。

結果として何が起きるか。毎回ゼロからのスタートです。前回の課題を引き継げないので、同じ失敗を何十回も繰り返すことになります。年間50回入っていても、実質は「1回目の練習を50回やっている」のと変わりません。

記録が担うのは「記憶」ではなく「判断」

ここで誤解されやすいのが、サーフログの目的です。思い出づくりの日記だと思われがちですが、違います。

本当の目的は、次の判断を変えることです。たとえば3ヶ月ログをつけると、こんなことが見えてきます。「自分は中潮の上げ3分でよく乗れている」「南東の風が入った日は8割の確率で不完全燃焼」。この2行が手に入るだけで、海に行く日の選び方が変わりますよね。

波情報アプリは、明日の波を教えてくれます。でも「あなたが乗れる波」までは教えてくれません。その部分だけは、自分のログにしか書いていないんです。

上達の速い人がやっている3つのこと

周りを見ていると、伸びる人には共通点があります。ひとつ目は、海に入る前に今日のテーマを1つ決めていること。ふたつ目は、上がったあと5分以内に何かを残していること。みっつ目は、月に一度、その記録をまとめて眺めていることです。

逆に言えば、これ以外に特別なことはしていません。毎日海に入れる環境でもなければ、コーチがついているわけでもない。ただ、1回の入水から持ち帰る情報量が違うだけです。

この記事で扱うのは、まさにその仕組み化です。難しいことは書きません。むしろ書く量を減らす方向で設計していきます。

なお、記録と並んで効果が大きいのが自分の動画です。ログで言語化し、映像で客観視する。この2つは相性がいい組み合わせです。あわせてサーフィンは動画で上達する|セルフ分析と撮影のコツもどうぞ。

ステップ1|記録する7項目を決める(それ以外は書かない)

砂浜に置かれたサーフログ用ノート
書く項目を絞ると、車の中で3分あればその日のサーフログが完成します

サーフログが続かない最大の原因は、意外にも「書きすぎ」です。

最初の3回は気合が入っているので、天気も水温も一緒に入った友人の名前まで書きます。でも4回目あたりで面倒になり、5回目には書かなくなる。よくあるパターンですよね。だから最初に、書かないことを決めてしまいます。

次の7項目だけを記録してください。逆に、これ以外は書かなくていいと割り切ります。

項目書き方の例なぜ必要か
①日付・時間帯8/25 6:00-8:00間隔と時間帯の傾向が見える
②ポイント一宮・志田下自分と相性の良い場所がわかる
③潮回りと潮位中潮・上げ3分再現性のある条件を特定できる
④風向きと強さ北東2m・オフ面が崩れる条件を学習できる
⑤うねりの向きとサイズ南東・腰〜腹ポイント選びの精度が上がる
⑥テイクオフ本数/トライ本数7本/15本唯一の客観的な成果指標
⑦今日の失敗と次の一手後ろ足が遅れた→重心を前に次回のテーマがそのまま決まる

この7つなら、スマホのメモに3分で入力できます。①〜⑤は事実の記録、⑥は数値、⑦だけが自分の言葉です。この配分が続けるうえでちょうどいいバランスなんです。

⑥の「分母」を書くのがいちばん効く

7項目のなかで、特に効くのが⑥です。

多くの人は「今日は5本乗れた」とだけ覚えています。でも大事なのは分母のほうです。15回トライして5本なら成功率33%。逆に8回のトライで5本なら62%です。この2日はまったく意味が違いますよね。

成功率が低い日は、テイクオフの技術ではなく波選びに問題があることが多いです。乗れない波にパドルしているわけですから。分母を書き始めると、この区別がつくようになります。

ちなみに数え方は厳密でなくて構いません。海から上がる直前に「だいたい15本くらいパドルしたな」と思い返す程度で十分です。数字の精度より、毎回同じ物差しで測ることのほうが大切だからです。

⑦は「原因+次の一手」をセットで書く

⑦でやりがちなのが、感想で終わることです。「今日は全然ダメだった」と書いても、次に活かせる情報はゼロですよね。

必ず「原因→次の一手」の形にしてください。たとえばこうです。「ノーズが刺さった → パドルをやめるのが早い → 次回は波に押されるまで2かきねばる」。矢印でつなぐだけで、次の入水のテーマが自動的に決まります。

そして次の入水では、そのテーマだけをやります。あれもこれもと欲張らないこと。1回1テーマが鉄則です。

③④⑤の読み取りに自信がない方は、うねりの向きとは?ポイント選びが変わる読み方ガイドサーフィンの潮の満ち引き入門|満潮・干潮どっちが良い?を先に押さえておくと、記録の精度が一段上がりますよ。

ステップ2|続く「器」を選ぶ(紙・アプリ・スプレッドシート)

スマホのサーフログアプリで記録をつける
車に戻ってウェットを脱ぐ前に。濡れた手でも入力できるかが継続の分かれ目です

項目が決まったら、次はどこに書くかです。ここでの選択が、継続率をかなり左右します。

結論から言うと、正解は人によって違います。判断軸はシンプルで、「海から上がって5分以内に入力できるか」の一点です。帰宅してから書こうとすると、まず続きません。眠いですし、シャワーを浴びたら記憶は半分に減っています。

手段入力の速さ振り返りやすさ費用目安向いている人
紙のノート◎(1〜2分)△(集計不可)200〜800円スマホを海に持ち込まない人
スマホの標準メモ◎(1分)△(検索のみ)0円まず3ヶ月試したい人
サーフログ専用アプリ◎(1分・タップ中心)◎(自動集計)0〜500円/月数字で傾向を見たい人
スプレッドシート△(3〜5分)◎(自由に集計)0円自分で分析したい人

最初の3ヶ月はスマホの標準メモで十分

いきなり専用アプリから入る必要はありません。むしろおすすめしないくらいです。

理由は2つあります。ひとつは、自分がどの項目を本当に見返すのか、最初は分からないから。もうひとつは、アプリの入力欄が多すぎて挫折するケースが多いからです。まずは標準メモに1行フォーマットで打ち込むところから始めましょう。

具体的にはこんな1行です。「8/25 6-8 志田下 中潮上げ3分 北東2オフ 南東腰腹 7/15 後ろ足遅れ→重心前」。これで7項目すべてが入っています。慣れれば40秒です。

ポイントは、1回の入水を1行に収めること。行が増えないので、スクロールするだけで数ヶ月分を一気に眺められます。この「一覧性」が、あとで効いてきます。

3ヶ月続いたらアプリかスプレッドシートへ

12〜15本ほどログが溜まってきたら、次の段階です。ここで初めて集計が意味を持ちます。

サーフログ専用アプリの強みは、コンディション別の絞り込みです。「オフショアの日だけ抽出」といった見方が数タップでできます。国内向けのものなら、腰・腹といった体感サイズ表記に対応しているので入力も楽ですね。無料で始められて、詳細分析だけ月額数百円という料金体系が主流です。

一方スプレッドシートは、自分で列を設計できるのが魅力です。潮回りごとの平均成功率を出す、といった独自の集計も自由自在。手間はかかりますが、データが手元に残る安心感があります。どちらを選ぶにせよ、書き出し(エクスポート)ができるかは確認しておきましょう。数年分のログは、あとから読み返す価値のある資産になりますから。

コンディション記録を楽にする裏技もあります。波情報アプリの画面を1枚スクショしておくんです。潮位グラフごと残せるので、あとで照合するときに便利ですよ。アプリ選びは無料の波情報アプリおすすめ5選【2026】選び方と使い分けにまとめています。

ステップ3|月の入水回数を決める(頻度と上達の関係)

ログをつけ始めると、必ず気になってくることがあります。「自分の回数、少なすぎないか?」という不安です。

結論を先に言います。回数そのものより、間隔のほうが重要です。感覚が薄れるスピードには個人差がありますが、多くの人にとって分岐点は3週間あたり。ここを超えると、前回の続きではなく作り直しになります。

つまり「月4回だけど毎週」と「月4回だけど月末に4連続」では、意味がまったく違うということです。同じ4回でも、前者のほうが積み上がります。

月の入水回数典型的な間隔ログのつけ方3ヶ月で狙える変化
月1回30日前回ログを行く前に必ず読む海に慣れる・恐怖が減る
月2回14日テーマを2回続けて同じにする1つの動作が安定し始める
月4回7日毎回テーマを更新できる課題が技術面に移っていく
月6〜8回3〜5日週単位でテーマを設定応用動作に手が届く
月10回以上2〜3日強度の高い日と復習日を分ける疲労管理が最優先課題に

月2回の人こそログの効果が最大になる

意外に思われるかもしれませんが、ログが最も効くのは月2回前後の人です。

毎日入れる人は、記憶が新しいうちに次の入水が来ます。極端な話、書かなくても繋がるんですね。でも2週間空く人は、記録がないと本当にゼロに戻ります。逆に言えば、その2週間を記録で埋められれば、入水回数の少なさをかなり取り返せるということです。

やり方はシンプルです。海に向かう車の中で、前回のログを声に出して読む。それだけ。「後ろ足が遅れたから今日は重心を前」と口にしてから入ると、本当に体の動きが変わります。試してみてください。

回数を増やせない時期の埋め方

仕事が忙しい、波がない、季節的に厳しい。海に行けない時期は必ず来ます。

そんなときは、ログに「陸の行」を足しましょう。入水していない週でも、やったことを1行書くんです。「8/28 陸 ポップアップ20回 目線の確認」といった具合に。これがあると、ログの空白期間ができません。空白が続くと、そのまま記録自体をやめてしまいがちなので、この工夫は地味に効きます。

限られた入水回数で伸ばす具体的な練習設計は、サーフィンは週1でも上達する!限られた海時間で伸びる練習法で詳しく扱っています。頻度が上げられない方は、あわせて読んでみてください。

ステップ4|3ヶ月目標テンプレートに落とし込む

3ヶ月の目標を達成して波を走るサーファー
3ヶ月というスパンは、サーファーにとって最も現実的な目標単位です

記録が溜まってきたら、いよいよ目標設定です。ここまで来て初めて、意味のある目標が立てられます。

なぜ3ヶ月なのか。理由は2つあります。まず、月4回として12回。動作を定着させるには、これくらいの反復が必要です。そして、日本の海は3ヶ月でコンディションの傾向が変わります。夏の小波、秋の低気圧うねり、冬のオフショア。季節をまたぐと前提が変わってしまうんですね。

1年の目標は遠すぎて忘れます。1ヶ月では変化が出ません。3ヶ月がちょうどいいんです。

目標は「できるようになりたいこと」で書かない

ここが最大のコツです。多くの人は「横に走れるようになる」と書きます。でも、これでは達成できたかどうかが曖昧ですよね。

そうではなく、ログで測れる形に置き換えます。「テイクオフ成功率を35%から50%に上げる」「横に3秒以上走れた本数を、3ヶ月で累計20本にする」。こうすると、毎回のログがそのまま進捗表になります。

数字が入っていることが大事です。数字にすると、良かった日と悪かった日の差が可視化されます。そして差の理由を探すようになります。これが上達のエンジンです。

そのまま使える3ヶ月テンプレート

ログの1ページ目に、次の5行を書き写してください。3ヶ月に一度だけ更新すればOKです。

項目書く内容記入例
①期間開始日と終了日9/1〜11/30
②入水目標合計何回入るか12回(月4回)
③測る指標ログで数えられる数字を1つテイクオフ成功率
④現在値→目標値今の数字と3ヶ月後の数字35%→50%
⑤毎回のテーマ指標を上げるための動作を1つパドルを2かき粘る

⑤が特に重要です。3ヶ月間、基本的にこのテーマを変えません。飽きるくらい同じことを繰り返して、ようやく身につきます。毎回テーマを変える人が伸び悩むのは、どれも中途半端に終わるからです。

ただし、明らかに達成してしまった場合は別です。成功率が2ヶ月目で55%に届いたなら、次の指標に移りましょう。その判断ができるのも、ログがあるからこそですね。

レベル別・最初の3ヶ月に置くべき指標

何を測ればいいか迷ったら、次を目安にしてください。

今の状態測る指標3ヶ月後の目安
スープで立てるスープで5秒以上立てた本数1回の入水で5本
グリーンに乗り始めたテイクオフ成功率30%→45%
まっすぐしか行けない横に3秒以上走れた本数累計20本
横に走れる1本あたりのターン回数1回→2回
伸び悩んでいる狙った波を見送れた回数1回の入水で10回

最後の行が面白いところです。中級者の壁にぶつかっている人は、乗った本数より「見送った本数」を測ったほうが伸びます。波を選べるようになることが、次の段階だからです。詳しくはサーフィン中級者の壁の越え方|伸び悩みの原因と練習法で解説しています。

陸で3分、ログの振り返りチェックリスト

ここまでが書き方でした。でも、書いただけでは何も変わりません。読み返して初めて価値が出ます。

とはいえ、大げさな分析は不要です。月に一度、3分だけ時間を取ってください。次の6つに答えるだけで、翌月の行動が変わります。

月末3分でやる6つの確認

  1. 今月は何回入ったか。最長の空白は何日だったか
  2. 成功率が最も高かった日はどんな条件だったか(潮・風・うねり)
  3. 逆に、最も低かった日に共通する条件はあるか
  4. ⑦欄に同じ失敗が3回以上出ていないか
  5. 3ヶ月目標の指標は、先月より動いたか
  6. 来月、行く日を選べるとしたらどの条件を狙うか

特に4番が効きます。同じ失敗が3回以上出ているなら、それは一時的なミスではありません。フォームか判断のどこかに、構造的な問題があるということです。

そういうときは、練習量を増やしても解決しません。むしろ動画を撮る、詳しい人に見てもらう、道具を見直すといった別のアプローチが必要になります。ログは、その判断のタイミングを教えてくれる装置でもあるんです。

条件と成果を突き合わせると見えてくるもの

2番と3番は、慣れてくると本当に面白くなります。

たとえば半年分のログを眺めると、こんな傾向が出てくることがあります。「腹サイズの日は成功率50%超え、胸以上になると20%台に落ちる」。この一行が見えた瞬間、自分の課題がはっきりします。サイズが上がったときのパドル力なのか、恐怖心なのか、テイクオフの角度なのか。仮説を立てて、次の胸サイズの日に検証すればいいわけです。

あるいは「同じポイントでも上げのほうが明らかに数字がいい」と分かれば、行く時間帯を潮に合わせるようになります。同じ2時間でも、中身の濃さが変わりますよね。

これは、誰かに教わってできることではありません。あなたの海、あなたの板、あなたの体でしか出ないデータだからです。ログを続ける最大の見返りは、ここにあります。

続かない人がハマる5つの失敗パターンと対処法

最後に、挫折の典型例を挙げておきます。どれか思い当たるものがあれば、対処法をそのまま試してみてください。

失敗1|帰宅してから書こうとする

いちばん多いパターンです。海から上がって、シャワーを浴びて、ごはんを食べて、気づけば夕方。もう細かいことは覚えていません。

対処は単純で、書く場所を車の中に固定することです。ウェットを脱ぐ前でも構いません。むしろ濡れた手のままスマホに40秒打ち込むくらいが理想です。「駐車場を出る前に書く」というルールにしてしまうと、迷いがなくなります。

失敗2|きれいに書こうとする

文章として整えようとすると、途端に負担になります。ログは他人に読ませるものではありません。

単語の羅列で十分です。「中潮上げ3 北東2オフ 腰腹 7/15 後ろ足遅い」。これで完璧。3ヶ月後の自分が読んで意味が分かれば、それ以上は要りません。手書き派の方も、罫線を無視して殴り書きでいきましょう。

失敗3|1回サボると全部やめてしまう

完璧主義の落とし穴です。1回書き忘れると「もう連続記録が途切れた」と感じて、まるごとやめてしまう。

対処法は、あらかじめ「抜けてOK」と決めておくこと。抜けた日は「8/20 記録なし」とだけ書けば、行は途切れません。そもそもログは連続性を競うものではなく、傾向を見るためのものです。8割埋まっていれば、十分に傾向は読めます。

失敗4|書くだけで読み返さない

半年書き溜めたのに一度も読み返していない。これでは、ただの作業になってしまいます。

読み返すタイミングを、行動とセットにしてしまいましょう。おすすめは「海に向かう車の中」と「月末の夜」の2つです。前者は前回のログを1つだけ。後者は先ほどの6項目チェック。カレンダーに月末のリマインダーを1つ入れておくと、ほぼ確実に習慣化します。

失敗5|数字が伸びないと落ち込む

これも大事な話です。ログをつけると、伸びていない時期がはっきり見えてしまいます。それがつらくてやめる人がいます。

でも思い出してください。サーフィンの成果は、コンディションに大きく左右されます。台風シーズンで波が大きい月は、成功率が落ちて当たり前なんです。だから比較するときは、同じくらいのサイズの日どうしで比べましょう。それができるのも、条件を記録しているからこそですね。

それに、数字が動かない時期にこそ土台は作られています。停滞期の抜け方についてはサーフィンが上達しない5つの原因|停滞期の抜け出し方も参考になりますよ。

よくある質問(FAQ)

Q1. サーフログは初心者でもつける意味がありますか?

むしろ初心者ほど効果が大きいです。上達スピードが最も速い時期なので、変化が数字にはっきり出ます。スープで立てた本数を数えるだけでも、1ヶ月で伸びが見えて楽しくなりますよ。最初は7項目すべてを埋めなくても構いません。日付・ポイント・トライ本数・気づいたこと、この4つから始めて、慣れてきたら潮や風を足していきましょう。

Q2. 1回の記録にどれくらい時間をかけるべきですか?

目安は3分以内、慣れれば1分です。それ以上かかる設計になっているなら、項目が多すぎます。時間をかければ質が上がるものではありません。むしろ短く書ける形にしておくほうが、長期的には価値のあるデータが溜まります。丁寧に書いて3ヶ月でやめるより、雑に書いて3年続けるほうが圧倒的に強いんです。

Q3. アプリと紙のノート、どちらがいいですか?

入力の速さは同等なので、判断軸は「集計したいかどうか」です。潮回り別・サイズ別の成功率を見たいならアプリかスプレッドシート。ただ次回のテーマを引き継げればいいなら紙で十分です。迷ったら、まずスマホの標準メモで3ヶ月試してください。自分がどの項目を見返すかが分かってから、専用ツールに移るのが失敗しない順番です。

Q4. 月に何回入れば上達しますか?

回数より間隔が重要です。空白が3週間を超えると、前回の感覚がリセットされやすくなります。現実的な目安は月2〜4回。月2回でも、前回のログを読んでから入れば十分に積み上がります。逆に月8回入っていても、毎回テーマなしで入っていると数字は動きません。「入る前に前回の一手を確認する」ことのほうが、回数を1回増やすより効きます。

Q5. 目標はどれくらいの期間で設定すべきですか?

3ヶ月をおすすめしています。月4回なら約12回の入水にあたり、動作が定着し始める分量だからです。1年では遠すぎて忘れますし、1ヶ月では波のコンディションに結果が左右されすぎます。3ヶ月ごとに指標を1つだけ決め、毎回のテーマは変えない。この形が、週末サーファーにとって最も再現性が高いやり方です。

Q6. 過去のログを見返すタイミングはいつがいいですか?

2つのタイミングを固定しましょう。ひとつは海に向かう車の中で、前回の「次の一手」を1つだけ読むこと。もうひとつは月末に3分、6項目のチェックをすること。この2つを行動とセットにしておけば、読み返しを忘れません。半年ほど溜まると、自分だけの傾向が見えてきます。そこからがサーフログの本当の面白さです。

まとめ|書く量を減らすほど、記録は続いて効いてくる

サーフログは、才能の差を埋めるための現実的な道具です。最後に要点を整理しておきます。

  1. 記録するのは7項目だけ。日付・ポイント・潮・風・うねり・本数(分母つき)・次の一手
  2. 書く場所は車の中。海から上がって5分以内、1分で終わる形にする
  3. 最初の3ヶ月はスマホの標準メモで十分。集計したくなってからアプリへ
  4. 回数より間隔。空白3週間を超えないことを優先する
  5. 目標は3ヶ月単位で、ログで測れる数字に置き換える
  6. 月末に3分だけ読み返す。同じ失敗が3回出たら別の手を打つ

今日の帰り道から始められます。駐車場を出る前に、スマホのメモを開いて1行打ってみてください。それが3ヶ月後、あなたにしか書けない攻略本になっているはずです。

記録と一緒に取り組むなら、サーフィンは動画で上達する|セルフ分析と撮影のコツで映像による客観視を、サーフィンは週1でも上達する!限られた海時間で伸びる練習法で1回あたりの密度の上げ方を押さえておくと効果的です。条件の読み方を鍛えたい方はうねりの向きとは?ポイント選びが変わる読み方ガイドもどうぞ。

次の一本を、次の一本で終わらせない。書き残した人だけが、その続きから始められます。

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この記事を書いた人

サーフィンにハマって海の近くに移住しちゃった女の子。効率良く楽しくサーフィンするために情報集めるサーフィンマニア。

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