2026年の夏、サーフィン界がかつてないほど盛り上がっているのをご存じですか?プロサーフィン誕生から50周年を迎えるWSLは、男女統合の全12戦という新体制に移行。国内では7月に「S.LEAGUE 26-27」が茨城で開幕し、9月にはアジア競技大会(愛知・名古屋)でサーフィンが初めて正式種目として実施されます。しかも優勝者にはロサンゼルス五輪の出場枠まで懸かっているんです。「大会って何を見ればいいの?」「どこで観られるの?」という方も大丈夫。この記事では、2026年夏に注目すべき国内外のサーフィン大会・イベントを一挙にまとめました。日程・会場・観戦方法から、自分が大会に出る方法まで。これを読めば、今年の夏が何倍も楽しくなりますよ。
目次
- 2026年夏、サーフィンシーンがアツい3つの理由
- 国内の注目大会・イベント【2026年夏】
- WSLチャンピオンシップツアー2026の見どころ
- アジア競技大会2026でサーフィンが初の正式種目に
- 大会を観戦・参加するには
- これからサーフィンを始める人へ
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
2026年夏、サーフィンシーンがアツい3つの理由

「今年はなんだか大会が多いな」と感じている方、その感覚は正解です。2026年の夏は、偶然とは思えないほど節目が重なっているんです。理由は大きく3つあります。
理由1:プロサーフィン誕生50周年でWSLが新体制に
2026年はプロサーフィンが誕生してから、ちょうど50年。記念すべきこの年に、WSL(ワールド・サーフ・リーグ)は大改革を断行しました。男女統合の全12戦、敗者復活なしの新フォーマット。初日からすべてのヒートに意味がある、緊張感あふれるツアーに生まれ変わったんです。夏はまさにシーズン中盤の山場。南アフリカ、タヒチ、フィジーと、世界屈指の波が舞台になります。
50年前、プロサーフィンはほんの一握りの大会から始まりました。それが今や、世界9か国を巡る一大ツアーに成長。WSLのCEOも「歴史を称えると同時に、未来を築く年」と語っています。節目の年のチャンピオンは、間違いなく歴史に名が刻まれます。誰がその座を掴むのか。この視点だけでも、今シーズンは追いかける価値があるんです。
理由2:アジア競技大会でサーフィンが初の正式種目に
2026年9月開幕のアジア競技大会(愛知・名古屋)。ここでサーフィンが史上初めて正式種目として実施されます。会場は愛知県田原市の大石海岸周辺。日本のサーファーがホームの波で、アジアの頂点を争います。しかも、優勝者にはロサンゼルス2028五輪の大陸枠が与えられるんです。単なる地域大会ではなく、五輪への直行便。これは見逃せませんよね?
理由3:国内ツアー「S.LEAGUE」が2年目で本格化
JPSAを母体とする国内プロツアー「S.LEAGUE」。26-27シーズンは7月、茨城エリアの3連戦「IBARAKI BREAK」で開幕します。トップカテゴリーのS.ONEと、挑戦の場であるS.TWOの2部制も定着してきました。国内のプロサーファーたちの戦いを、身近なビーチで観られるチャンスです。週末のサーフトリップと観戦を組み合わせる楽しみ方も、今年はアリですよ。
国内の注目大会・イベント【2026年夏】

まずは国内から見ていきましょう。この夏、日本のビーチで開催される主要大会をまとめました。
S.LEAGUE 26-27開幕シリーズ「IBARAKI BREAK」(7月・茨城)
今夏最大の国内トピックが、このIBARAKI BREAKです。S.LEAGUE 26-27シーズンの開幕3連戦が、すべて茨城県で行われます。スケジュールは次のとおりです。
| 大会 | 日程 | 会場 |
|---|---|---|
| BREAK 1:S.TWOショートボード開幕戦「大洗プロアマオープン」 | 2026年7月2日(木)〜4日(土)※予備日5日 | 茨城県大洗町 磯場 |
| BREAK 2:S.ONE開幕戦&MASTERS開幕戦「第30回茨城サーフィンクラシック 河原子プロ」 | 2026年7月8日(水)〜12日(日)※予備日13日 | 茨城県日立市 河原子海水浴場 |
| BREAK 3:S.TWOロングボード開幕戦 | 2026年7月25日(土)〜26日(日)※予備日27日 | 茨城県鉾田市 とっぷさんて下 |
注目はやはりBREAK 2の河原子プロ。S.ONEのショートとロング、さらにMASTERSまで集結する5日間の祭典です。記念すべき第30回という節目でもあります。7月の茨城は波のコンディションも安定しやすい時期。観戦デビューにはうってつけの大会と言えるでしょう。
NSA主催・公認大会も夏から秋にかけて続々
アマチュアの最高峰を決めるNSA(日本サーフィン連盟)の大会も要チェックです。春には第43回全日本級別選手権が鵠沼海岸で開催されました。そして秋の大一番が、第60回全日本サーフィン選手権です。2026年10月8日〜15日、福島県南相馬市の北泉海岸で開催予定。第60回という歴史の重みを感じる大会ですね。また、6月には第3回PREGOチャレンジカップなどの公認大会も開催。第4回全日本パラサーフィン選手権のエントリーも発表され、夏以降も話題が尽きません。
ビーチイベントで「お祭り気分」を味わうのもアリ
ガチの競技だけがサーフィンイベントではありません。5月末には辻堂海浜公園で「The SURF FESTIVAL 2026」が開催され、大いに賑わいました。夏のビーチでは各地でサーフ系のフェスやマルシェが目白押し。家族連れで楽しめるイベントから大会観戦に入るのも、いい流れなんです。
WSLチャンピオンシップツアー2026の見どころ

世界最高峰のWSLチャンピオンシップツアー(CT)。2026年は全12戦、9か国を9か月かけて巡る長丁場です。夏から秋にかけてのスケジュールを押さえておきましょう。
夏〜秋のCTスケジュール(第5戦〜第9戦)
| 大会 | 日程 | 開催地 |
|---|---|---|
| CT5 | 6月12日〜20日 | サカレマ(ブラジル) |
| CT6 | 7月10日〜20日 | ジェフリーズベイ(南アフリカ) |
| CT7 | 8月8日〜18日 | テアフポオ(タヒチ) |
| CT8 | 8月25日〜9月4日 | クラウドブレイク(フィジー) |
| CT9 | 9月11日〜20日 | ローワー・トレッスルズ(アメリカ) |
レギュラーシーズンは9月のトレッスルズで終了。その後は10月のアブダビ、ポルトガルのポストシーズン2戦を経て、12月のパイプマスターズで全日程が締めくくられます。最終戦パイプには開幕時のフルメンバー全員が出場。しかも1.5倍のポイント(最大15,000pt)が懸かる新形式です。タイトル争いが最後の最後までもつれる仕掛けですね。
新フォーマットで「捨てヒート」がゼロに
2026年の大きな変更が、敗者復活ラウンドの撤廃です。これまでは初戦で負けても復活のチャンスがありました。今年は違います。最初のヒートから、すべてが勝負どころ。男子36名・女子24名と女子の出場枠も拡大されました。さらにレギュラーシーズン上位7戦の成績でポストシーズン進出者を選抜。最終ランキングはベスト9戦の結果で決まります。1ヒートの重みが格段に増した、見応えのあるシーズンなんです。
日本人選手から目が離せない
CTで戦う五十嵐カノア選手は、今シーズンも好調です。6月のエルサルバドル戦では、過去最大級の波で今季2度目の準々決勝進出。ボードを3本折りながらも勝ち上がる気迫のサーフィンを見せました。夏のタヒチ、フィジーはパワーのある波が舞台。日本人選手がどこまで食い込めるか、注目して追いかけましょう。
夏のCTで特に注目したいのが、タヒチのテアフポオです。パリ五輪の会場にもなった、世界で最も美しく、最も危険と言われる波。リーフの上で巻き上がる分厚いバレルは、見ているだけで鳥肌ものです。続くフィジーのクラウドブレイクも、うねりが直撃する外洋のリーフブレイク。8月はこの2連戦だけでも配信をチェックする価値があります。深夜の配信でも、つい最後まで観てしまうんですよね。
アジア競技大会2026でサーフィンが初の正式種目に
この夏の終わり、日本のサーフィン史に新しい1ページが加わります。2026年9月19日〜10月4日に開催されるアジア競技大会(愛知・名古屋)。サーフィンがアジア大会史上初めて、正式種目として実施されるんです。
会場は愛知県田原市・大石海岸
競技会場は愛知県田原市赤羽根町の大石海岸(ロングビーチ)周辺。太平洋に面した遠州灘エリアは、国内有数のコンスタントな波で知られています。全日本クラスの大会経験も豊富な、実績あるブレイクです。アジア各国のトップサーファーが、この波で技を競います。
LA28五輪の出場枠が懸かる大一番
このアジア大会、ただの国際大会ではありません。男女それぞれの優勝者には、ロサンゼルス2028五輪の大陸枠が与えられます。つまり、優勝すれば五輪内定への最短ルート。日本代表「波乗りジャパン」には都筑有夢路選手、池田美来選手らが名を連ねています。東京五輪銅メダリストの都筑選手が、ホームの波で五輪切符を狙う構図です。地上波やネットでも話題になること間違いなしですよ。
サーフィン競技は波次第で実施日が動く可能性があります。観戦を計画するなら、大会公式サイトでの直前の開催判断チェックが必須です。決勝が行われる予定の9月28日前後は、特に注目が集まる見込み。アジア大会全体では400を超える種目が行われますが、五輪枠が直接懸かる競技は限られています。サーフィンはその筆頭格。歴史的瞬間を現地で見られるチャンスは、そう多くありません。
大会を観戦・参加するには

「観てみたい」と思ったら、行動あるのみです。サーフィンの大会観戦は、実は他のスポーツよりずっと気軽。そのコツをお伝えします。
現地観戦は基本無料。持ち物と心構え
国内大会の多くは、観戦無料です。ビーチに行けば、そこがもう観客席。選手のパドルの息づかいまで感じられる距離感は、現地ならではです。持ち物は日焼け止め、帽子、飲み物、レジャーシートがあれば十分。夏のビーチは日差しが強烈なので、熱中症対策は念入りに。また、大会エリアは選手優先です。サーフィン可能エリアの規制案内には必ず従いましょう。波が良くて、つい自分も入りたくなる気持ちは分かりますけどね。
モデルプランの一例を挙げてみます。たとえば7月の河原子プロ観戦なら、朝6時に現地入り。まず規制エリア外で1ラウンド入って、9時頃からヒート観戦。昼は大会会場の出店やキッチンカーでローカルフードを楽しむ。午後は決勝ラウンドを浜で観て、夕方に温泉へ寄って帰る。サーフィンと観戦と小旅行が、1日で全部楽しめてしまいます。これが国内大会観戦の醍醐味なんです。
WSLはアプリで、国内戦は配信でチェック
海外開催のWSL CTは、公式サイトと公式アプリでライブ配信されます。日本語実況はありませんが、映像だけでも迫力は十分伝わります。時差の関係で深夜・早朝の観戦になることも多いです。タヒチ戦なら日本の朝方がヒート時間帯。出勤前の1ヒートが日課になるサーファーも多いんですよ。国内のS.LEAGUEはABEMAなどでの配信実績があります。各大会の公式SNSで最新の配信情報をチェックしましょう。
自分が大会に出る方法もある
観るだけじゃ物足りない。そんなあなたには、出場という選択肢もあります。NSAの級別選手権は、サーフィン歴やレベル別にクラス分けされた大会。初心者クラスなら、大会デビューのハードルはぐっと下がります。出場にはNSA正会員登録が必要です。また、PREGOチャレンジカップのような公認大会や、ローカルのプロアマオープンも狙い目。ルールや戦略を学んでから挑戦したい方は、競技サーフィンで勝つためのルールと戦略入門を先に読んでみてください。
これからサーフィンを楽しむ人へ
大会シーズンの盛り上がりは、サーフィンを始める絶好のきっかけです。トップ選手のライディングを見て「自分もやってみたい」と思ったら、それが始めどき。夏は水温も高く、初心者が海に入りやすい季節です。
日本のサーフシーンは今、大きな変革期にあります。アジア大会の正式種目化、そして2032年ブリスベン五輪を見据えた動きも活発です。国内ではプロチーム「seven x seven Surf Team」が発足し、次世代の育成が本格化しています。詳しくは2032年ブリスベン五輪へ。seven x seven Surf Teamが起こすパラダイムシフトでも紹介しています。観る側から始めて、いつか出る側へ。そんなストーリーを描ける時代が、もう来ているんです。
始め方に迷ったら、スクールの体験レッスンが近道です。大会観戦のついでに、開催地近くのサーフショップを覗いてみるのもいいですね。大会が開かれるビーチは、波のクオリティが保証されているようなもの。茨城の大洗や日立、愛知の田原は、どれも普段から良い波が立つエリアです。観戦で土地勘をつけておけば、後々のサーフトリップ先の候補にもなります。大会カレンダーが、そのままあなたのサーフマップになっていくわけです。
よくある質問(FAQ)
Q1. サーフィンの大会は誰でも出場できますか?
大会によります。NSAの級別選手権はアマチュア向けで、レベル別のクラス分けがあるため初心者でも挑戦できます。出場にはNSA正会員登録が必要です。プロアマオープン形式の大会なら、一般エントリー枠が設けられることもあります。まずはローカルの公認大会で経験を積むのがおすすめです。
Q2. WSLの試合はどこで観られますか?
WSL公式サイトと公式アプリで全戦ライブ配信されます。視聴は無料で、過去のヒート映像やハイライトも観られます。日本との時差で深夜・早朝の配信になる大会も多いので、リプレイ機能の活用が便利です。国内のS.LEAGUEはABEMAなどで配信された実績があり、大会公式SNSで最新情報が告知されます。
Q3. 大会の観戦にお金はかかりますか?
国内のサーフィン大会は、基本的に観戦無料です。ビーチは公共の場所なので、入場料という概念がそもそもありません。駐車場代と飲食代くらいを見ておけば大丈夫です。ただし大会開催時は周辺駐車場が混み合います。朝早めの到着か、公共交通機関の利用が安心ですよ。
Q4. アジア競技大会のサーフィンはいつ・どこで開催されますか?
アジア競技大会(愛知・名古屋2026)は2026年9月19日〜10月4日に開催され、サーフィン競技は愛知県田原市赤羽根町の大石海岸(ロングビーチ)周辺で実施予定です。サーフィンが正式種目になるのはアジア大会史上初。男女の優勝者にはロサンゼルス2028五輪の大陸枠が与えられる、重要な大会です。
Q5. 2026年のWSLで日本人選手は出場していますか?
はい。最高峰のチャンピオンシップツアーでは五十嵐カノア選手が活躍中です。2026年6月のエルサルバドル戦では今季2度目の準々決勝に進出しました。また、チャレンジャーシリーズや国内のS.LEAGUEでも、CT昇格を目指す日本人選手たちが世界を相手に戦っています。
Q6. 大会期間中、一般サーファーは海に入れますか?
大会エリアは競技優先のため、規制ラインの内側では一般のサーフィンができません。ただしビーチ全体が閉鎖されるわけではなく、規制エリア外なら入水できる場合がほとんどです。現地の案内看板や大会本部の指示に従いましょう。観戦と朝イチの1ラウンドを両立させるのが、大会シーズンの賢い楽しみ方です。
まとめ:2026年の夏は「観る」サーフィンも面白い
2026年夏のサーフィン大会・イベントを振り返っておきましょう。
- S.LEAGUE 26-27は7月の茨城3連戦「IBARAKI BREAK」で開幕
- WSL CTは50周年の新フォーマット。夏は南アフリカ〜タヒチ〜フィジーの3連戦
- 9月のアジア競技大会でサーフィンが史上初の正式種目に。LA28五輪枠も懸かる
- 国内大会は観戦無料。WSLは公式アプリで無料ライブ配信
- NSA級別選手権など、初心者が出場できる大会も豊富
歴史が動く夏に、リアルタイムで立ち会えるのは幸運なことです。ビーチで、画面で、世界最高のサーフィンを浴びるように観る。そして自分も海に入る。そんな夏にしていきましょう。観戦のお供には海水浴シーズンのサーフィンマナーと鵠沼海岸サーフィン完全ガイドもどうぞ。今年の夏、海で会いましょう!













