初心者向け|事故やケガを防ぐ、サーフィンの安全対策と応急処置

サーフィン 入門 安全対策

「サーフィンを始めたけれど、事故やケガが心配…」「1人で海に行っても大丈夫かな?」
そんな不安を抱えている人、多いのではないでしょうか。

この記事では、事故やケガを防ぐリスク回避方法や万が一に備えた応急処置など、今日から実践できるサーフィンの安全対策をご紹介します
サーフィン中の不安を減らし、安全第一でサーフィンを楽しむために、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

海に入る前に行いたい、3つの事前チェックポイント

海は想像以上に過酷な環境で、準備不足が事故やトラブルの原因になることがあります。

この章では、海に入る前に行いたいチェックポイントを、3つご紹介します。
サーフィン前に何をチェックすべきかが明確になり、自信を持って海に向かえるようになります

海のコンディションを確認する

サーフィンを計画している日の朝「波がありそうだから行こうかな〜」と軽く判断していませんか?
サーフィン初心者の人の多くが、波情報アプリの情報を見て、なんとなく海に向かってしまうことがあります。
しかし、波が大きすぎる日や強い風の日に無理して入ると、トラブルに巻き込まれるリスクが高くなります。

サーフィンに行く前に、波情報や天気予報などをしっかりとチェックし、その日のコンディションが自分のレベルに合っているかを見極めることが大切です。
たとえば、強めのオンショアが吹いている、波が大きすぎるなどの条件が重なると、初心者にとって非常にハードな状況となります。「今日はやめておこう」と判断できる力も、サーフィンを長く続けるために重要です。

無理して入って事故やケガをするより、気持ちを切り替えて別の日にサーフィンを楽しむようにしましょう!

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体調管理と睡眠の重要性

「ちょっと寝不足だけど行けるかな」「昨日飲みすぎたけど、波いいから入ろうかな…」こんな経験、ありませんか?
睡眠不足や二日酔いの状態の状態でサーフィンをすると、集中力や判断力の低下が原因となり、重大な事故につながることがあります。また、足がつりやすくなり、波に巻かれてパニックになることも…。

サーフィンをする前日は、しっかりと睡眠を取り、アルコールは控えめにしましょう!

レオナ

昨日ちょっと飲みすぎちゃって…でも今日波良さそうなんだよねー。

気持ちわかるけど、寝不足やお酒残ってる状態でのサーフィンは、危ないよ!

レオナ

うーん…確かに。今日はヨガでもして、明日に備えようかな

サーフィン道具の劣化チェック方法

サーフィンに関する道具のチェックを怠ると、思わぬ事故につながることがあります。
海という自然環境は、紫外線・塩分・摩擦など、サーフィンに関する道具にとって過酷な状況です。
道具の劣化に対応できるよう、定期的なチェックと必要に応じた早めの交換を習慣にしましょう。

リーシュコード
リーシュコードは、サーフボードとサーファーをつなぐ大切な存在です。
しかし長期間使っていると、劣化で切れやすくなります。
特に付け根のジョイント部分は要注意で、ねじれや細かいヒビなどがないか、しっかりと確認しましょう。

フィン
フィンがグラついていたり、ヒビが入っていたりすると、ライディング中に外れることがあり危険です。

デッキパッド
足のグリップ力に直結するパーツで、剥がれていたり表面がツルツルになっていると、ライディング中に滑ってバランスを崩す原因となります。
粘着面の劣化で剥がれることもあるため、触ったときにベタつきやズレを感じたら、交換を検討しましょう。

レオナ

リーシュコード…前回交換したの、いつだっけなぁ…

使用頻度によるけれど、リーシュコードは、1年に1回の交換を目安にすると良いよ!

海にひそむ4つの危険因子とその回避方法

海の中には、一見わかりにくい危険因子がひそんでいます。
例えば…離岸流(リップカレント)、岩場やサンゴ、テトラポット、そしてクラゲやウニなどの海の生物たち。
これらの危険因子を知らずに海に入ると、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。

海にひそむ危険因子について学び、サーフィンを安全に楽しましょう!

離岸流(リップカレント)の見分け方と対処法

サーファーが沖へ流されてしまう水難事故についてのニュースを、耳にしたことがあるでしょう。
これは、強い流れで一瞬にして沖へと流されてしまう離岸流(リップカレント)が原因です。

離岸流(リップカレント)を見分けるには

・波が砕けていない、穏やかな場所
周りの波が白く砕けているのに、そこだけ波が立たずに、筋のように見えたり、水の色が少し異なったりする場所があれば注意が必要です。
・沖へ向かって流れる泡やゴミ、濁り
海面に浮いている泡、海藻、ゴミなどが、沖に向かって帯状に流れていくのが見えたら、それはリップカレントの可能性が高いです。
・地形的な特徴
防波堤・テトラポッドなどの近くや、河口付近は、強い流れを生み出すことがあります。

離岸流(リップカレント)に流された時の対処方法

・慌てない
パニックになると体力を消耗し、冷静な判断ができなくなります。落ち着いて状況を把握しましょう。
・岸に向かって泳がない
非常に強い流れなので、岸に向かって泳いでも体力を消耗するだけで、戻ることはできません。
・岸と平行に泳ぐ
リップカレントの幅は、10~30m程度と比較的狭いことが多いです。流れから脱出するために、岸と平行に泳ぎましょう。流れを感じなくなったら、岸に向かって泳ぎ始めます。

リーフ(岩場・サンゴ)での注意点

海底がリーフ(岩場・サンゴ)のポイントは、波が安定して良いことが多い反面、危険も多いです。
初心者の人は、砂浜と同じ感覚でリーフのポイントに入ってしまうとケガをしやすいので、注意点と対処法を知っておきましょう。

・潮位(タイド)の確認
リーフのポイントでは、水深が浅くなる干潮時に岩やサンゴが露出し、ケガのリスクが高まります。
そのため、満潮時の前後数時間しかサーフィンできない場所も多いです。
必ず事前に潮位表を確認し、安全な時間帯を選んでサーフィンをしましょう。

・リーフブーツの着用
初心者の人は特に、リーフブーツの着用をおすすめします。
岩場やサンゴは非常に鋭利なので、足を切ってしまうことが多いためです。
また、ライディング後は足から飛び降りないように注意してください

・波のパワーと危険性
リーフのポイントでは、波のパワーが強いことがあります。
波に巻かれた時は、両腕で頭と顔をしっかりと守るようにしましょう。

レオナ

初めて入るリーフのポイントでは、ゲッティングアウトのルートにも、確認が必要だよね!

どこに岩場やサンゴがあって、安全に沖に出られるルートなのか、ローカルサーファーの様子を観察したり尋ねるのが良いよ

テトラポッドの危険性

テトラポッドは、サーフィン中に近づいてはいけない危険なエリアのひとつです。
テトラポッド周辺には、複雑な潮の流れが生まれやすく、強い引き波によって体が吸い込まれることがあります。
また、波に巻かれてテトラポッドに激突すれば、サーフボードが壊れたり、自分自身が身体を打ってしまう危険性もあります。

サーフポイントに着いたら、どこにテトラポッドがあるかを把握し、近くで波待ちや休憩をしないようにしましょう。

レオナ

テトラポッドに吸い込まれて大怪我をするって話、聞いたことある!怖いよね〜…

テトラポッドからは、離れて行動するようにしよう。

海洋生物(クラゲやウニ)とのトラブルと対処法

サーフィン中に遭遇するのが、クラゲやウニなどの海洋生物です。
特に夏の海(7月〜9月がピーク)ではクラゲの発生率が高く、サーフィン中に刺されてしまうことがあります。
また、リーフのポイントでウニを踏んでしまった、というケースもあります。

予防策
・ラッシュガードやサーフレギンスの着用をし、肌の露出を最小限にする。
・リーフブーツを履く。
・クラゲ避けのジェルを塗布する。

クラゲに刺された時の対処法
すぐに陸に上がり、海水で洗い流しましょう。真水を使用したり、こすったりするのは避けてください
患部を冷やすことで、痛みや炎症が和らぐ可能性があります。
軽度であれば市販の虫刺され薬を使用し、症状が重い場合は病院を受診しましょう。

ウニの棘が刺さった時の対処法
すぐに陸に上がり、取り除けそうな棘は取り除きます。
棘の毒は熱に弱いので、45℃~50℃程度の温かいお湯で温めることで、痛みが和らぐ可能性があります。
温めても痛みが引かない場合や、棘が深く刺さっていて自分で取り除けない場合は、病院を受診しましょう。

レオナ

夏になるとカツオノエボシの目撃情報があったりして怖いよね〜

カツオノエボシに刺された場合、呼吸困難や意識障害などを起こすこともあるから、すぐに病院に行ったほうが良いよ!

事故を防ぐために知っておきたい基本ルールと注意点

サーフィンでは、予期せぬ衝突や転倒によるケガをすることがあります。特に初心者のうちは、サーフボードとの接触や浅い場所で突っ込んでしまったなど、注意をすることで防げる事故を起こしてしまうことがあります。
この章では、サーフィン中によく起こる事故やケガのパターンと予防策をご紹介します。

自分のサーフボードによるケガに注意する

サーフィン中のケガで多いのが、自分のサーフボードによるものだというのをご存知ですか?
フィンで足を切ったり、テイクオフ時にボードが跳ね上がって顔にヒットしたり、波に巻かれている最中にボードがぶつかるケースなどがあり、注意が必要です。

対策
・転倒時は両腕で、頭と顔を守る。
・初心者はソフトボードを使用するのがおすすめ!万が一当たってもダメージが軽減されます。

レオナ

ソフトボードでの練習は安心感があるよね。フィンも柔らかいタイプが多いし!

フォームが安定したらケガのリスクも減ってくるから、慣れるまではソフトボードがおすすめだね!

浅い場所やホレた波での事故と回避テクニック

ホレた波でサーフィンをすると、波にのまれた時に体を強く打ちつけられて、大きな事故につながることがあります。対策としては、まず波を見極めることが大切です。
初心者のうちは、ホレた波を避けて、ダラダラと割れる緩やかな波のポイントを選ぶのがベストです。
また、転倒時には必ず腕で頭を守る姿勢を取るようにしましょう。

レオナ

波がホレてたのに突っ込んじゃったことがあって…背中からドンッて落ちて、すごく痛い思いをしたことある

それ危なかったね。干潮の時間帯だったんじゃない?
無理せず楽しむのが1番!

サーフィンの基本ルールとマナーを守ることが事故防止に

サーフィンでは、守らなけらばいけない基本的なルールが存在します。
これは、衝突や事故を防ぐために欠かせない、安全にサーフィンをするためのルールになります。

ワンマン・ワンウェイブ
ピーク(波の一番高い位置)に1番近いサーファーが、その波に優先的に乗ることができる、というルール。
これを知らずに、横から無理に波に乗ろうとすると、すでに波に乗っているサーファーの進行を妨げてしまい、接触事故のリスクが高まります。

ゲッティングアウト時の注意点
ゲッティングアウト(沖に戻る動作)時に、ライディング中のサーファーを横切ることは、非常に危険です。

まずはサーフィンを始める前に、最低限のルールを学ぶことが大切です。

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まとめ

サーフィンは自然の中で楽しむことのできる素晴らしいスポーツですが、危険と隣り合わせでもあります。
しかし、今回ご紹介したような事前準備や安全確認をすることで、リスクを減らすことができます。

初心者の人、これから1人でサーフィンに挑戦しようとしている人にとって、安全対策の知識は心強い味方になります。今日はやめておこうと判断できる勇気も、大切なスキルの1つです。
ぜひこの記事を参考に、安全第一で楽しいサーフィンライフを送ってください

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この記事を書いた人

サーフィンにハマって海の近くに移住しちゃった女の子。効率良く楽しくサーフィンするために情報集めるサーフィンマニア。

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