「サーフィンを始めた!最初に買うサーフボードって、どう選べばいいの?」
こんなお悩み、ありませんか?
サーフボード買おうと思っていざサーフショップに行ってみたけれど、サーフボードにはさまざまな種類があるため、何を基準に選べば良いか、迷ってしまうことがあるでしょう。
この記事では、初心者の人が失敗せずに、自分に合った1本を見つけられるよう、サーフボードの種類・形状・素材の違いを、分かりやすく解説していきます。
ぜひ最後まで読んで、サーフボード選びの参考にしてください!
サーフボードの基本知識と種類、初心者向けの選び方
サーフボード選びに役立つ、サーフボードの基本知識を分かりやすくお伝えします。
また、初心者の人がサーフボード選びで気をつけたいポイントもご紹介します。
これを読めば、自分にぴったりの1本がきっと見つかるはずです!
サーフボードのサイズ(ショートボード、ミッドレングス、ロングボード)

サーフィンを始めるときは、たくさん波に乗れるサーフボードを選ぶことが何より大切です。
波にたくさん乗れることで、感覚がつかみやすくなり、上達のスピードが大きく変わってきます。
初心者におすすめ!サイズの選び方
サーフィンを始める最初の1本には、ミッドレングス(ファンボード)または、ロングボードがおすすめです。
ロングボード
長さが9Ft 以上あり、初心者がサーフィンの練習をするのにぴったり!
波をとらえる面積が広いため、テイクオフしやすいことが特徴です。
ミッドレングス(ファンボード)
ショートボードとロングボードの中間にあたるサイズ感で、取り扱いがしやすく、ステップアップにも最適です。
ショートボード
テイクオフの難しさやバランスの取りにくさから、最初の1本としてはハードルが高めです。
ゆくゆくはショートボードに移行したいと考えている人も、はじめはロングボードやミッドレングスで練習してから、ショートボードに挑戦するのが理想的です。

私はスクールのロングボードからはじめたよ!
安定感抜群だから、はじめてでもテイクオフがしやすかったのを覚えてる〜



将来的にショートボードに挑戦したい人は、ミッドレングスがステップアップに最適かもね。
サーフボードの素材
サーフボードの代表的な素材には、ソフトボードとハードボード(EPSとPU)があります。
初心者におすすめ!素材の選び方
ソフトボード/ハードボードならEPS素材がおすすめです。


ソフトボード
…コストコのサーフボードやソフテックなどが、ソフトボードの代表例です。
素材:表面がやわらかいスポンジ状の素材でできています。
安全性:ぶつかってもケガをしにくく、安全です。
浮力:ボリューム(厚みや幅)が多めで、安定性と浮力が高く、初心者でも簡単に波に乗れます。
耐久性:衝撃に強く、壊れにくいです。
特徴:テイクオフがしやすく、スクールなどにも使われていて、初心者に特におすすめです。


ハードボード
…初心者から上級者まで幅広く使われます。プロサーファーが試合で使用しているのも、ハードボードです。
素材:硬い樹脂とフォーム(発泡スチロールなど)からできています。
安全性:ソフトボードに比べると硬いため、ぶつかった時にケガのリスクがあります。
特徴:初心者から上級者まで幅広く使われます。ハードボードの代表的な素材には、EPSとPUの2種類があります。
ーEPS
軽量で強度が高く、へこみにくい素材で出来ています。
パドリングが楽なのでテイクオフが早く、体力が少ない初心者にもおすすめできます。
ーPU(ポリウレタン)
PUは最も一般的なサーフボードの素材で、しっかりとした重量感としなりがあります。
オールラウンドに使えますが、衝撃に弱くへこみやすいため、上達してからの選択肢として考えても良いでしょう。



安全性を優先するなら、ソフトボードがおすすめだね!



ハードボードで探すなら、たくさん波に乗って感覚をつかみやすいEPSが良いかな。
サーフボードのテール


サーフボードのテールとは、サーフボードの後ろ部分のことです。
テールの形状は、サーフボードの動きや安定感、波との相性に関わる部分になります。
初心者におすすめ!テール形状の選び方
スカッシュテールがおすすめです。
スカッシュテール
形状:四角い形状で角を少し丸めたテール
特徴:テールの面積が広いため、安定感が高くテイクオフしやすい特徴があります。
ラウンドテール
形状:丸みを帯びたテール
特徴:比較的安定感が高いですが、テール面積が少なくなるため、スカッシュテールに比べると安定感は劣ります。
波を選ばずオールラウンドに使いやすいため、人気です。
ピンテール
形状:とがった細い形状のテール
特徴:大きな波やパワフルな波でサーフィンをする上級者向き。安定感が低いので、初心者には向きません。
スワローテール / フィッシュテール
形状:V字に切り込みが入った形のテール
特徴:切り込み部分から水が抜けるため、細かい動きや方向転換がしやすいです。初心者には安定感がないように感じられるため、あまりおすすめできません。
はじめは安定性を重視した、スカッシュテールでテイクオフ出来る回数を増やし、上達に合わせて違う形状に挑戦していくのが良いでしょう。



サーフボードのテールには、それぞれ意味があるんだね!



うん、見た目だけじゃなくて、テイクオフのしやすさやターンの性能に影響するよ。
サーフボードのレール


サーフボードのレールとは、サーフボードの側面のふちの部分のことです。
水の流れを左右し、ボードの操作性、安定性、スピード性に影響を与えます。
レール形状には、大きく分けてボキシーレール、ミディアムレール、テーパーレールの3種類に分けられます。
初心者におすすめ!レール形状の選び方
ボキシーレールがおすすめです。
ボキシーレール
形状:厚みがあり、丸みを帯びたボリューム感のあるレール形状
特徴:安定感に優れているため、テイクオフやライディングの練習をするのにぴったりです。
テーパーレール
形状:厚みが薄く鋭く削り込まれ、シャープなレール形状
特徴:パフォーマンス重視のサーフィンに適しています。安定性に欠けるため、初心者には難しいです。
ミディアムレール
形状:ボキシーレールとテーパーレールの中間的な形状。
特徴:安定性と操作性のバランスが良いので、オールラウンドに使えます。



はじめは厚みのあるサーフボードを選ぶと良いんだね。



横に走れるようになってきたら、ミディアムレールに切り替えていくと良いよ!
サーフボードのロッカー


サーフボードのロッカーとは、サーフボードの反り具合のことです。
ロッカーが強いほどボードの先端が上を向いていて、ロッカーが弱いとフラットな形状になります。
初心者におすすめ!ロッカー形状の選び方
ロッカーが弱い、フラットなサーフボードがおすすめです。
水面との接地面積が広くなるため、安定感がありスピードが出やすく、テイクオフが楽になります。
ロッカーが強いサーフボードは、ターンしやすいのですが、スピードが出づらく、テイクオフが難しくなるため、上級者向きになります。



最初はフラットに近いサーフボードを選ぶと良いってこと?



そうだね!
安定してスピードも出しやすいから、最初の1本におすすめだよ。
サーフボードのフィン


サーフボードのフィンとは、サーフボード底面についている翼のようなものです。
フィンがあることで、安定性が保たれ、方向転換ができるようになります。
初心者におすすめ!フィンの本数/選び方
トライフィン(3本)のセッティングができるサーフボードがおすすめです。
シングルフィン
フィン数:1枚(中央に大きなフィン)
特徴:安定性が高く、直進性に優れています。クラシックなロングボードによく使われます。
ツインフィン
フィン数:2枚(左右に1枚ずつ)
特徴:スピードが出やすく、ルース(滑りやすい)な乗り心地が特徴です。安定性が低いので、初心者には向きません。フィッシュボードに多く採用されています。
トライフィン
フィン数:3枚(左右+中央後方)
特徴:安定性・操作性・バランスの取れた構成で、最初の1本に最適です!現代のサーフボードは、トライフィンのセッティングが最も主流となっています。
クアッドフィン
フィン数:4枚(左右に2枚ずつ)
特徴:スピードが出やすく、パワフルなライディンが可能です。パフォーマンス性を追求したい上級者向けになります。
2+1(ツープラスワン)
フィン数:大きなセンターフィン+小さなサイドフィン2枚
特徴:シングルの安定感+サイドの回転性が特徴で、ロングボードやミッドレングスで多く使われます。安定感が低くなるため、初心者には向きません。



フィンって、素材も色々あるんだよね?



万が一当たってしまっても怪我しづらい、やわらかい素材のフィンもあるよ!
自分の体格(身長・体重)に合ったサーフボードのサイズ、浮力の選び方


自分に合ったサーフボードのサイズと浮力(リッター数)を選ぶときは、次のポイントに注意しましょう。
・身長はボードの長さ選びの参考にしましょう
初心者に人は、自分の身長+20〜30cm以上のサーフボードがおすすめです。
・体重が重い人ほど、浮力(リッター数)が高いサーフボードが必要になります
浮力が高いサーフボードは、体が沈みにくく、パドルやテイクオフが楽になります。
そのため、サーフィンを始めたばかりの人は、浮力が高いサーフボードを選ぶのがおすすめです。
初心者の人向けに、体重別の適正浮力を表にまとめたので、参考にしてみてください。
(サーフボードの種類によって異なるので、あくまで参考値になります。)
体重 | 初心者におすすめの適正浮力 |
50kg | 35〜40L |
60kg | 40〜45L |
70kg | 40〜45L |
80kg | 50〜55L |
・浮力だけでなく、サーフボードの長さ、幅、厚みのバランスを考慮しましょう
ここまでに、サーフボードの長さや厚みについてご説明しましたが、幅広のサーフボードも初心者に向いています。
幅が広いサーフボードほど安定感が増すため、パドリングやテイクオフがしやすくなります。



最初の1本は「安定性重視」で選ぶことが大切です!



迷ったら、サーフショップのスタッフに自分の体重とレベルを伝えて、相談してみるのもアリだよ。
まとめ
サーフボード選びは、サーフィンの楽しさや上達スピードを大きく左右する大切なステップです。
初心者の方はまず「浮力が高く安定感のあるボード」を選ぶことが成功のカギになります。
自分の身長や体重に合った長さ・幅・厚み・浮力(リッター数)を意識して選びましょう!
またボードの形状(テールやレール)、フィンセッティングによっても、安定感が変わります。
はじめは、少し浮力多め・少し長めくらいを目安に、無理のないサイズからスタートするのがおすすめです。
自分に合ったボードを選ぶことが、サーフィンをより楽しく、長く続けるための第一歩になります。
サーフボード選びも楽しみながら、自分にぴったりの1本を見つけてみてください!